2012年02月05日(日)
HDR-CX560V/NEX-VG20/10、そしてLUMIX GH2対応のリグ
HDR-CX560Vが続いてしますがお許しいただきたい。実はこの小さなHDカメラで撮影しなければならない案件が出てきた。
求められているのは小さなカメラとしての撮影ではなく、大きなカメラと変わらないカメラワーク。それは無理というもので、いくらアクティブモードの防振機構があってもデジはデジである。
カメラ機材費は民生カメラのレンタル代に合わせて1万円以下としても、人件費は大きなカメラと変わらない金額がいただけるわけで技術会社としてはやはり何とかしてご要望にお応えしなければならない。そこでこんなものを作ってみた。
現在進行中のデジリグはHDR-CX560VやNEX-VG10/20に対応する。
今後の計画としてグリップとハンドル、液晶ルーペ、背面モニターなどを取り付けて完成する。名付けてVGRIGでどうだろうか。
リグ付きショルダースタイル、リグ付き三脚運用、リグ無し単体運用は瞬時に切り替え可能になっている。

Future VGRIG STYLE
今週中には完成する予定で進めている。

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2012年01月28日(土)
技術会社のハンディーカムHDR-CX560V
ハンディーカムで最初に買ったものは10年ほど前のこと。TRV900という3CCDのカメラで、知り合いの技術会社から譲り受けたのが最初。特にどう使うというわけではなかったが、小さなボディーにしては3CCDということもあって良く撮れた。ロケハン用途がほとんどだったが、小柄なボディーと使える画質からオンボードカメラや簡易な水中撮影などには重宝した。
TRV900は一度ヘッド交換して時折ロケハンに持ち出していたが、さすがに4:3SDということで現在はお蔵入りである。まあよく仕事をしてくれたカメラだった。そして次に買ったハンディーカムは昨年のこと。
スチルの空撮の際に動画も撮れればうれしいという監督の要望に応えるためにアクティブモードの防振が効くHDR-CX560V。結果は大変良かった。静止画で予定していた部分のかなりが動画に変更になった。限られた予算で空撮動画を撮影することが出来た。そのHDR-CX560VのSVSスペシャルが次の写真。


改造こそ行っていないが、何箇所かに工夫を行っている。
まずは三脚のクイックリリースのためのスライドプレート。マンフロット577スライディングプレートアダプターの装着。そのままではHDR-CX560Vのカメラコントロールダイアルの操作に干渉するためにプレートのカメラ取り付けネジの位置を前方に変更している。

オリジナルのウインドジャマーと汎用アクササリーシューの取り付け。風きり音の低減と小型のカメラライトの取り付けでHDR-CX560Vの撮影範囲が広がった。そして最近行った加工というか、改良箇所はカメラコントロールダイアル。

このダイアルを調整することで絞りや去ったースピード、フォーカス、ホワイトバランス、シャッター速度など様々なパートが任意に設定できる。しかしそのダイアルが余りにも軽すぎる。機能を切り替えようとセンターのボタンを押した際に設定値が変わってしまったり、注意しないと撮影中不意に動いてしまったりする。また設定値を変更しようと回したときに思っている以上に回りすぎて+0.2EVのつもりが数EVも変わってしまったり・・・・
これではカメラコントロールダイアルというよりはCamera Runaway Dial(カメラ暴走ダイヤル)だ。
改善を要望しようにも、すでに生産完了モデルということで、現在の機種はカメラコントロールダイアルが割愛されたHDR-CX590Vになってしまった。カメラコントロールダイアルが付いた機種は上位機種の HDR-CX700Vや3月発売のHDR-CX720Vなどになってしまった。
仕方ないのでいつもの調子でDIM(Do it mya self.)でダイアルにフリクション機構を追加した。現在は露出補正で0.2EV、0.5EV、0.7EV、1EVなどの細かな設定が簡単に設定できるようになった。自分で言うのもなんだが、この加工はHDX-XD560Vにとっては画期的だと思う。この機能を追加したことでHDR-CX560Vは安心して使えるようになった。機構の心臓部は黒いパーマセルで覆っているため、外からは見ることは出来ない。いわば企業秘密?なので・・・(笑)
もちろんテープで固定しても良いのだが、それでは撮影中の微調整が出来ないし、音が出るような加工ではマイクが調整音を記録してしまう。こういった問題を全てクリアしたとってもスペシャルなフリクションコントロールである。もし本気でHDR-CX560Vを加工したいという方がいらっしゃればメールでお答えということに。

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2012年01月20日(金)
進化するCINEX-5N
キネックス5Nがやたら面白い。やはり60Pと24Pの魅力に引き込まれている。

今日ニコノスニッコール80mmF4のフォーカスノブにツマミをつけた。

ツマミといってもただのギアだ。椿本チエインの製品で日本橋のジャンク屋で手に入れたものだ。名神高速の長岡京付近を走っていると大きな看板に椿本チエインと書かれている。しかし作っているのはチェーンでありチエインではない。HPでもチェーンである。つまり社名だけがチエインということだ。
WIKIによると
1917年(大正6年)12月 - 大阪市大淀区(現・北区)で創業。
1941年(昭和16年)1月 - 「株式会社椿本チヱィン製作所」として会社設立。
ということでチヱィンがチエインになったようだ。
関連会社もチエインを使っている。歴史、伝統がある社名を時代に合わせてか安易に漢字からカタカナにしたり、慣れ親しんだ名称をCIなどと言って頭文字だけにする会社もあるが、私は椿本チエインの字面、響きが好きだ。
余談になったが、このツマミを取り付けることでニコノスニッコールの操作性がすこぶる良くなった。またアイリスにクリックが無いところも動画的向けで気に入っている。
ツマミを回すとこんな風に光学系だけが前後して鏡筒は回転や伸縮をしない。構造はインナーフォーカスではなく、全玉繰り出し式である。

4コマGIFアニメでダイヤルは少ししか回っていないように見えるが、実際は無限から至近距離まで2回転と90度回転する。

もう一つNEX-5Nを使いやすくした周辺機器を紹介しよう。


NEX−5用のサードパーティー製折りたたみ式液晶フードだ。NEX-5でも同じものを使っているが、NEX-5、NEX-5Nに装着してもすぐに下部の引っ掛かりが外れてしまう。つまりそのままでは使いにくい言うか、全く使えないといってもいいだろう。ただし加工は綺麗で作りもしっかりしている。
NEX-5でもそうだが、下部を10mmのパーマセルテープで固定している。NEX-5Nを使ったCINEX-5Nでは上部もパーマセルで固定して、さらにフードを開きやすいようにパーマセルでベロを付けてみた。
外れる心配が無いのでこのベロを引っ張ることで簡単にフードは開く。また、ローアングルで液晶を起こすときはフードの下部にある爪部分を引っ掛けて起こすことが出来る。

GIFアニメはローアングルのポジションだが、液晶の上部を引っ張りだして下に向けるとハイアングル対応になる。


可動式の液晶パネルが付いたデジカメはCybershot DSC-505からDSC-707、DSC-828、そしてDSC-R1と使ってきた可動式液晶モニターはこのNEX-5Nなどにも引き継がれている。このスタイルは八ッセルブラッドに慣れ親しんだ私にとっては最も使いやすいスタイルでだと思う。
そのままではうまく付かないが、工夫できる人にはお薦めの液晶フードである。フードを折りたたんだときは完全に液晶をカバーしてくれるところも良いと思う。
もう一度言っておくが、そのままではNEX-5やNEX-5Nにそのままではすぐに外れてしまう。改造や加工が好きな人なら重宝するのではないだろうか。
SONYのロゴが入った液晶保護パネルとセットでよく似たものが売られているが、評判は良くないようだ。
とにかく加工や改造が嫌な人には絶対にお薦めは出来ない。

1/21追記
CINEX-5を作るのに使った蛇腹フードについて問い合わせがあったので紹介させていただこう。
製品はマミヤのもので【Mamiya 蛇腹レンズフード G-2】という名称。58mmの取り付けリングが付属しているので49mmや52mmのステップアップリングを使うことでニッコールやNEX用のレンズにも使用できる。


更新のついでにNIKONOS用レンズのNEX-eマウントのアダプターを紹介。焦点工房さんが扱っているが、Amazonや楽天には見当たらず、ヤフオクの方にあった。オークションになっているが全て出品価格での即決になっているので競り合うことも無い。

レンズなども出ているが、水中専用のものは陸上では近接撮影しか出来ないので要注意だ。
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2012年01月19日(木)
ニコノスニッコールレンズにはニコンのキャップ
こんなものを見つけた。ニコン純正の58mmレンズキャップだ。
これまで使っていたニッコールの純正キャップは34.5mm/40.5mm/52mm/62mm/72mm/77mm/82mm/95mm/122mmというところで、ニコノス用の35mmと80mmには純正の樹脂製フードに切られているアタッチメントサイズの52mmを使用していた。ところが、先日加工したCINEX-5Nは蛇腹フードの58mm径で取り付けるため、ニコノス用ニッコールの前縁に切られている58mmを使用する。つまり純正フードを使うことがない。ただしレンズを交換した際に被せる58mmのキャップが無い。
ニッコールに58mmのレンズなんか無いと思っていた。マルミあたりのキャップを買おうと思ってアマゾンを調べてみた。なんと、ニコンの純正レンズキャップ58mm LC-58(スプリング式)というのが有るではないか。
いったいどのレンズのキャップなのか?見当も付かないが、早速アマゾンで3個注文した。お急ぎ便送料無料だから嬉しい。そして朝注文したものが夕方にヤマトの宅急便で到着した。驚きの速さだ。KYOKL AMAZONである。


早速ニコノスニッコールに取り付けてみた。
カメラはソニーだがレンズはニッコール。やはりNikonのロゴが入ったキャップが嬉しい。
ところでこの58mmのキャップだが、調べてみるとAFS 50mm F1.4G用のキャップだそうだ。つまりフルサイズの標準レンズ用だった。灯台下暗しということである。

そしてニコノスニッコールも少しアップグレードした。
35mmF2.5 と80mmF4にそれぞれNEX-eマウントアダプターを取り付けた。ニコノスマウントは防水構造のためOリングが入っていて、マウントアダプターをNEX-5Nに付けた状態での着脱はカメラボディーのマウントに負荷がかかってそのうち遊びが出てきそうな感じがする。それにニコノス純正のレンズリアキャップの着脱もかなり重い。そこでニコノスニッコールそれぞれをNEX-eマウント化したわけで、これなら普通のEマウントレンズと同様にニコノスニッコールが使える。
ニコノスニッコールのダイヤル式フォーカスやアイリスにも慣れてきて、NIKONEX-5NやCINEX-5Nのスタイルがどんどんと指に馴染んできた。
CINEX-5NのレンズとしてAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDも良いことが分かった。時間が出来れば色々と運用テストを行いたいと思うが、今月中はバタバタと忙しい状況が続くので、どうやら来月になりそうな感じである。
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2012年01月18日(水)
NEX変換マウント
またNEX用の変換マウントを購入した。やはりアダプターはKIPONの製品を選んだ。
ショップはおなじみの「焦点工房」で、担当の陸孜豪(リクシゴウ)さんはいつも丁寧で、電話での対応も安心できる。今一番気になるのはNIKON 1用のB4マウントアダプターだ。理想的には1吋HDカメラ用のレンズだが、2/3吋のレンズでも何とか使えそうだ。レンズによってはイメージサークルがたりないことになるが、エクステンダーを入れればNEXでもカバーできたので、1吋のNIKON 1なら周辺減光程度で雰囲気かもと期待する。
陸さんの話ではこうだった。
KIPON製NIKON 1用のTVレンズB4マウントアダプターはもうちょっと時間かかると思います。
ということだった。また、
日本語があまり堪能ではありませんが、「良いものを安く」をモットーに販売を続けており、みなさまから高い評価をいただいております。
ということだが、十分に意思の疎通は出来ている。
以下に焦点工房さんが扱っているKIPON製のNEXマウントアダプターをピックアップしてみた。
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2012年01月15日(日)
世界最小のデジタルシネカメラ CINEX-5N
まるで食玩のような感じのデジタルシネカメラだ。世界最小のデジタルシネカメラかもしれない・・・

これでも1920×1080のフルHDで24Pが撮影できる。手元にあったマミヤの蛇腹フードを加工してマンフロットのプレートを取り付けた。ニコノス用の35mm/F2.5と80mm/F4はアタッチメントサイズがニコン標準の52mmではなく58mmになっているため蛇腹フードのサイズにピッタリだ。
ニコノスは水中カメラだが、35mmと80mmについては水陸両用ということでNEXに使っても無限までフォーカスが合う。



80mmを装着してみたが、蛇腹フードのおかげで、なんとなくそれらしく見える。4×4のティフェンは入らず、NDフィルターはラッテンやフジの75mm角のゼラチンを使うことになる。
ところでこのカメラに名前を付けてみた。
CINEX-5Nキネックス5Nと読むほうがカッコ良さそうだ。
以前に書いたFieldReportにNEX-5にニコノスレンズを付けた記事がある。NEX-5は24Pが撮れないためキネックス5ではなくNIKONEX-5ということになる(笑)

レンズの構成図はニコンカメラの小(古)ネタのお世話になった。その中に「ニコノスのレンズ」という記事があり大きな画像も掲載されていた。

http://nikonfan.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_f932.html


台座は東急ハンズで買ったアルミの無垢材の三脚用のW3/8のネジを切て、それにW1/4のアダプターを埋め込んだ。
蛇腹フードにNEX-5Nを取り付けて三脚座はカメラではなく蛇腹フードに付けたところが最大の工夫。ニコノス用レンズはフォーカスと絞りの調整が鏡筒のリングではなく、左右のダイヤル式ノブで行う機構になっているので、鏡筒の先端からマウント部分まで普通のレンズのように動いたり伸縮しないようになっている。つまりレンズ先端の58mmネジでカメラを支えてもヘリコイドに無理がかかって重くなることが無い。ニコノス用に陸上専用レンズ「 LW Nikkor 28mm F2.8 」というのがあるが、ダイヤル式のフォーカスではなく、普通のヘリコイドになっているために今回のスタイルではヘリコイドに負荷がかかって使うことができない。
ニコノスのレンズについては「ニッコール千夜一夜物語」の第八夜 W Nikkor 35mm F2.5(水陸両用)」に掲載されている。


もちろんこれで仕事をしようなどとは考えないが、要望があれば本気で使えるように思う。
NEX-5とNEX-5Nを比べて最も大きな進化は動画性能だ。その一つにフルマニュアル露出が可能になったこと。NEX-5ではオートで露出補正のみの動画撮影だったが、NEX-5Nではシャッター速度、絞り、感度を固定できるようになった。さらに動画撮影時の画角が静止画撮影と同じになり、録画の際に変化しない。これはNEX-VG20と同じだ。

次に行う加工はHDMI分配器と5.5インチのモニターを取り付ける金具だ。イメージは出来上がっているのであとはコーナンPROへ行くだけである。
で、こんな24Pカメラを仕上げる目的は・・・・・
それについては今のところはトップシークレットということに。
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2012年01月14日(土)
シェールロイド可愛い
シェールロイド Cher Lloyd 1993年7月28日生まれ。
まだ19歳だそうだ。YouTubeにWant U BackのPVがメイキングと合わせてアップされていた。とても可愛い。


こちらはメイキング映像。とても楽しそうな現場だ。

撮影はRED ONEでモニターの表示を見るとやはり24fpsになっていた。モニターはTVLogicが使われているようだ。
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2012年01月10日(火)
Amazon SHOPを始めてみた
お気付きの方も居られると思うが、ブログにパーツを置いてみた。


先日会社のサイトがアマゾンの審査を通過したとの連絡が来たので、
サイトのコンテンツとしてフレーム内に埋め込んでいる。
アマゾンの規約を見ると単独だけではなくインナーフレームやフレームでもOKということだ。
これが商売になるようなものとは思わないし期待も出来ないが、とにかく何でもある。そして速いものなら注文した日の夕方には配達されるから驚きだ。ASUKLではなく、KYOKLといったところだ。
アマゾンジャパンは9月27日、カスタマーサービスの強化の一環として、2012年3月を目途に、宮城県仙台市に新たなカスタマーサービスセンターを開設すると発表した。これにより、最大1,000名の雇用機会を創出する予定。

amazon.co.jpでは取り扱う商品群を拡大しているほか、無料配送サービスを含め、当日お急ぎ便、お急ぎ便、お届け日時指定便、定期おトク便など、配送方法の選択肢の多様化も進めている。

こうしたサービス拡張を踏まえ、今回、新たなカスタマーサービスセンターが開設されることとなった。新センターはamazon.co.jpの顧客の電話およびメールによる問い合わせに対し、365日24時間体制で対応する。
見上げたものだ。どうしても景気の低迷でマイナス思考になりがちな日本で外国資本の会社が頑張っている。アマゾンという会社、学ぶべきことを沢山持っている。見習うべきはアマゾンという風に感じている。

ショップの話にもどすが、できる限りマニアックに掲載したいと思う。また可能な限り紹介文も書き加えてみよう。
しかし明日は東京の制作会社さんからの撮影でM君たちは明後日までVPの撮影。私は明日録音で明後日はインタビューのためにプロンプターを積んで伊勢まで行く。 まあ、アフィリよりは本業である。伊勢に行ったら御伊勢参りをして商売繁盛を祈願してこよう。
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今宵は満月、初満月の出
昨日の月は満月。2012年の初満月ということになる。
昇ってきた時の色がとても印象的だった。そんなわけで東側のベランダからNEX-5Nで動画と静止画を撮ってみた。

Nikkor*ED 400mm 1:5.6/SONY NEX-5N
EDの400mmなのだが、インナーフォーカスではないために冷えるとヘリコイドが重い。
「月読みの光に来ませ
        あしひきの山きへなりて遠からなくに」

昨夜放送された『たけしの教科書に載らない日本人の謎』で日本語のかなについて色々と語られていた。
そのせいか、ふとこんな和歌を思ひ出した。昨夜の放送では技術協力に社名だけではなく会社のロゴも入っていた。感謝。
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2012年01月06日(金)
実験映像
音がもたらす生理的効果の「実験映像」ということでYouTubeに動画をアップした。


年明けの雪の日に京都の鞍馬から花背峠を経て芹生峠を走った映像だが、残念ながら芹生峠は深雪で2WDの非力なファミリアでは限界だった。止む無く往路の花背峠を鞍馬に戻って鞍馬温泉で初風呂を楽しんだ。

これが愛車ファミリアRS(1.5Lレブリミット7500rpm)
アップした映像は20〜30km/hで走っているのだが、音を加えることで体感速度が2倍ほどになる。プライベートな撮影なので自前で編集したが、仕事では音効さんに頑張ってもらう分野だ。このYouTubeを編集していて映像と音は切っても切れない間柄だということを改めて再認識した。

やんちゃな子供達へおじちゃんからのメッセージ。
映像はバーチャルだということを理解して、良い子の皆さんは絶対真似をしないように。おじちゃんはこれまでに雪道や凍結路を何万キロも走破していて、この撮影では若いお兄ちゃんを指導しながら撮ったんだよ。
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2012年01月03日(火)
冬休み工作V/NEX-5Nの音声同録モニター
NEX-5Nはあの小さなボディーで60P/60i/24Pが撮影できるようになったことで、560Vと同様に仕事で使うための仕様が必要になる。
収録時の音声モニターだ。NEX-5Nの外部マイクを装着したときにHDMIの小型モニターCLM-V55を経由することで音声のモニターができることに気づいた。HDMIのデジタル信号がアナログ音声に変換され、音量はCLM-V55で行える。内臓スピーカーではハウリングを起こしてしまうので、再生時とはちがってヘッドフォンやイヤフォンでのモニターになる。

NEX-5Nにはアクセサリーシューが付いていないのでL型ブラケットなどを使用する必要があったが、ちょうど手元に豆カムHDの照明セット用に作って縦型ブラケットがあったのでそれを流用した。その際にマンフロットのクイックプレートが取り付けやすいように1/4吋タップを使って数箇所ネ穴を増設した。

ニコンF用のマイクロニッコール55mmF3.5を装着したスタイルはなかなかのものだと思う。
音声はHDMIからアナログに変換されるので若干ディレーを生じるが、直接音と区別がしやすいので苦になることはないようだ。

CLM-V55はNEXやHDVなどのモニターとしても重宝するが、一眼レフのHDMIでも使用できる。便利な機能としてピーキングやピクセル等倍の表示も可能だ。また信号は60Pにも対応しているのでNEXなどにはもってこいだ。撮影のために遮光フードは外しているが、とても便利な遮光フードが付属する。
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2012年01月02日(月)
冬休みの工作U/HDR-CX560Vの内臓マイクに着脱式ウインドジャマー
先にアップしたYouTubeでわかるようにHDR-CX560Vのポテンシャルの高さには驚く。このカメラを空撮で使った時に気になったのは内臓マイクの風切り音だ。NEX-5Nでもそうだが、CX560Vでも吹かれには弱い。こういったカメラでジャマーが着いたのはNEX-VG10が初めてではないだろうか。もちろん後継機のVG20にもジャマーは標準装備された。
そこで正月休みを利用してまたもや「冬休みのオヤジ工作」である。

材料はいつも使っているフェイクファーのハギレと、同じくクーラーのエアフィルターのハギレだ。

今回は着脱式ということでホームセンターのカー用品売り場にある硬質マジックテープを使用した。裏面に粘着テープが付いているが、やはり縫い付けなければいずれは外れてしまう。プロのようにはいかないが、二重にかがって固定した。ジャマーを作る場合、フェイクファーとマイクの間に入れる緩衝材は音質に大きく影響するので材料選びには実際にガンマイクを持参してヘッドフォンで確認させていただくか、二重にして耳で直接聴くなどすればよいだろう。

カメラの内臓マイクの周囲にマジックテープを貼り付ける。アクセサリーシューのスライドが開くようにマジックテープをカットしなければならない。カー用品のマジックテープに使われている粘着テープは非常に強力で、会社でも様々なものに使用している。振動が激しい場所に使われることを考慮した優秀な製品である。

もうひとつの注意点はフェイクファーの毛がレンズにかからないように工夫すること。私はソニーの37mm→52mmのステップアップリングを装着してニコンの広角レンズ用のフードを取り付けた。560Vの最広角でアクティブモードをONにしてもケラレは生じないことを確認しているフードだ。

テストの結果も大変よく、今日の強風でも吹かれること無く2CHステレオ、5.1chサラウンドも安心して録音できた。

内臓マイクで吹かれること無く録音できるようになると予算の乏しい仕事では560Vも選択肢となり得る。ただし三脚だけはある程度しっかりしたものを選ばなくてはならない。私の場合は少し古いがマンフロットの#505を選ぶ。カウンタースプリングは1kgが最適だった。HVR-X1JやHVR-Z5JではもっぱらビンテンV3を使用するので、ほとんどスチルの望遠レンズ用になっていた#505だったが、560Vのおかげで再び出番ができたようだ。
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2012年01月01日(日)
謹考新年
年が明けて2012年になった。当然会社のホームページも更新しなければならない。
だが今年はいつもとはかなり違う。賀状のことでも悩んできたが、3.11の東日本大震災発生からまだ9ヶ月しか経っていない。震災では大勢の方が亡くなられ、身内の方々にとってはまだ喪中ということになる。
素直に「あけましておめでとう」「謹賀新年」というにはどこか違和感があるのだ。
そして色々と考えた結論として、2012年の新年を「謹んで考える」ということで私流の造語にしてみた。



ある人にとっては謹んで思うということで謹思新年、またある人には謹偲新年でもあろう。いずれにせよ私にとって2012年は考える年ということがしっくりする。
「人間は考える葦である」に喩えられる葦のように時代の流れに逆らわず、かといって流されるわけでもなく地に足を付けて、考えながら生きていくということではないだろうか。
「柔よく剛を制す」と昔むかしに柔道で教えられたが、柔軟かつ思慮深く生きることを2012年のテーマにしたいと思った。

そうしていると、私たちの大先輩の方から以下のメッセージを頂いた。
「同じ様に考えてまして、年賀状も、携わっているサイトのトップページも今年は「迎春」にしました。  
希望に溢れる春を迎えよう・・なら良いのかなと・・・。」

元旦にもう一度考えた結論がこれ。先輩やスタッフの意見なども反映させた結果である。



2012年が皆様にとって良い年であることをご祈念いたします。

2012年1月1日

ホームページ・ブログ管理 笹邊幸人



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2011年12月31日(土)
使える民生カムコーダーHDR-CX560V
仕事の大半はHDCAMやHDVといった放送用・業務用カムコーダー、それに中継用スタンドアローンタイプのカメラがほとんどだが、民生用の製品も色々と使う。例えばNEXシリーズの一眼スチル兼ムービーカメラや写真用のEOS5Dmk2やEOS7Dなど。
その中で一際輝いているのがハンディーカムのHDR-CX560Vだ。

極めてチープ(こういった言い方は失礼とは思うが、他に思い浮かばない)なハンディーカムだ。しかし安いと入ってもフルHDの60Pや24Pなどが撮れるうえに写真の撮影も可能である。この至れり尽くせりのところが一層チープ感を増しているとも思えるが・・・・
まあそういうことはおいておくとして、このHDR-CX560Vの何が凄いかといえば、その防振効果の威力だ。NEX-VG10/20でも18-200mmレンズでアクティブモードはサポートしているものの、動作はワイド端(最広角)の場合のみで、ズーム全域ではアクティブモードにはならない。ところがHDR-CX560Vではどの焦点距離にあってもアクティブモードが有効で、おもわずステディー装着なのかと勘違いするほどだ。
下のYouTubeは御堂筋イルミネーションをダッシュボードに置いたHDR-CX560Vで撮影したもので、最広角よりは少し寄ったサイズで撮影している。実はこのHDR-CX560Vに付いている14倍レンズはかなり広角になっていて、ワイドコンバーターの必要もない。
※写真の液晶モニターにカラーバーが表示されているが、このカムコーダーにカラーバーの表示機能は付いていない。USB経由でメモリーにARIB COLOR BARを書き込んだものである。HDMIから出力して液晶モニターの調整などに用いている)


撮影は1080×60Pでシャッター速度は1/60に固定、フォーカスはオート及びマニュアルの使い分け。ホワイトバランスは太陽光プリセットをWBシフトで−4に設定。AEシフトは+0.7EVで行った。そして手ぶれ補正はもちろんアクティブモードON。YouTubeを見ていただいて分かるように、とても小型の民生カムコーダーとは思えない映像が撮れたと思う。というよりも放送業務用ではジャイロなど、よほどのことをやらなければここまで安定した映像にはならないと思う。それほど今の民生機は進んでいるといえる。
このカメラはスチル予算の空撮で、ディレクターの希望に沿うために購入したものだが、到底ウエスカムには敵わないが、ヘリコスリーよりははるかに安定した動画が撮れた。また00:15〜00:21のフォーカスインでも合焦時のズーミングも少なく使いやすい。

もちろんこういったカメラだけでは仕事は出来ない。メインはHDCAMやHDVとなり、来年はXDCAMEXでの撮影も行う。しかしHDRやNEXといった民生機をうまく使うことで、というよりもHDRで、NEXでなければ撮れない撮影もあるということだ。HDCAMでなければ、HDVでなければ、P2でなければなどと同じように、HDRのアクティブモードでなければ撮れない世界があるはずだ。そういったことを理解して、クライアントに提案できればよいと思う。当然人件費は従来と変わらないし、周辺機器については普通の撮影よりも加算される。しかしオーバースペックな撮影機材を使う必要はない。

このHDR-CX560Vだが、私が購入して二週間ほどして生産完了となって量販店からは姿を消し、ソニーストアでも入荷未定となっている。560Vにファインダーとゼブラ表示が付いたHDR-CX700Vは今もソニーストアで売っているが価格は当然高くなる。
そんな状態だがアマゾンには今もまだ在庫があるようだ。もう一台はアマゾンで買うしかないだろう。
2011年12月31日 | 記事へ | コメント(0) |
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冬休みの工作はNEX−5Nの外部マイク用ソフタイ型ウインドジャマーの製作
ようやく冬休みに入った。まずは頭の中にイメージできていたNEX-5Nの外部マイクECM-SST1の風対策のウインドジャマーの製作だ。

今年の締めくくりの工作として、メーカー製レベルのものになったと悦に入っている。というか、何処で売っているのかと聞かれそうな出来栄えにとても満足している。

ECM-SST1にはオリジナルのウレタン製風防が付いているが、やはりこれだけでは風に吹かれてしまう。

左がオリジナルの風防で、右が今回用意した粗目のスポンジ。板状のものをマイクに合わせてコップ形に加工した。これがウインドジャマーの内部に空間をつくる。オリジナルのウレタンスポンジでも良いが、ジャマーと併用するとどうしても高域が落ちてしまう。
粗目のスポンジはクーラーのフィルター用でホームセンターなどで入手できる。他のウインドジャマーでも使用しているが、音質的には高域の落ちも無く耐久性、耐候にも優れている。

上記のコップ方に加工したスポンジを覆うのがいつも使っているフェイクファーだ。これは船場の生地屋などで容易に手に入り、価格も非常に安価だ。

型を出して切り出したフェイクファーをうまくスポンジが包めるように糸で縫う。面倒くさそうだが、実はとても楽しい。

縫い終わったフェイクファーを表に返してスポンジを入れればほぼ完成だ。注意点としてはフェイクファーの抜け毛がレンズ交換の際にカメラ内部に入らないようにすることだ。掃除機とガムテープを使って余分な毛を全て抜いて脱落毛の予防をしなければならない。マイクとレンズの距離が近いため、今回使用したロングファーではレンズ操作の際にファーに指が接触してしまうので毛足を1/2程に刈り込んだ。

出来上がったジャマーの内部にスポンジが入っているのが見える。

また、下部(レンズ側)についてはファーを特に短く刈り込んである。そしてその部分の防風効果が落ちないように別珍生地を縫い付けておいた。これによってレンズから発生する雑音を抑える効果を期待したい。NEX-VG10/20のマイクの場合もレンズ操作の際に指がファーに接触しないように同様の処理が行われている。

NEX-5Nに取り付けた上体を真横から見た写真。レンズとジャマーの間に十分な隙間が確保されている。

ウインドジャマーはシュアーのSM63Lの風防などと同様の調味料缶がピッタリだった。

さて肝心の防風効果だが、今年の暮れは風が穏やか過ぎて屋外でのテストは出来なかったため、屋内で様々な風を当ててテストしてみた。。
NEX-5Nでは録画中の音声モニター出力はデジタルのみしか出ていないので、DA変換してヘッドフォン使って同時モニターした。その結果、エアコンの噴出し口では全く吹かれはなかった。また撮影用の扇風機の前でも大丈夫だった。しかし送風用の強力ブロワー(モデルの顔に強風を当てて髪の毛をそよがせるもの)の噴出し口ではさすがに吹かれてしまった。もちろんそういう場合はライコートでも無理で、やはり籠ジャマーでなければ吹かれは防げない。この程度の防風性能が出れば屋外で音生きの撮影でも十分使えるということになった。

何故NEX-5Nのマイクにジャマー?と思われるが、NEX-5→5Nへの進化は旧のNEX-5の動画撮影がオートのみだったものが、5Nでフルマニュアル露出が可能になった。感度やシャッター速度、アイリスを固定して撮影できる。もちろんレンズは交換式でサードパーティー製の各種アタッチメントも充実している。さらにAVCHDでの記録が以下のモードに対応した。
1920 x 1080(60p, 28M, PS) 約28Mbps
1920 x 1080(60i, 24M, FX) 約24Mbps
1920 x 1080(60i, 17M, FH) 約17Mbps
1920 x 1080(24p, 24M, FX) 約24Mbps
1920 x 1080(24p, 17M, FH) 約17Mbps
これを使わずしてどうするかということだ。NEX-5Nは本気で動画が撮影できるカムコーダーになったというわけである。
2011年12月31日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / NEX・HDV・HDCAM / 周辺機材 |
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