2008年09月27日(土)
グリップエンドバランスウエイト〜カウンターバランス
 昨日のマイクブームポール用バランスウエイトの書き込みの後、色々調べていてこんなものを見つけた。

 NASAのエンジニア達が、 ロケット工学に基づく物理学的な検証を重ねて開発したシステム・・というゴルフクラブ用のカウンターバランスだ。また、釣具のリョービのサイトではキャスティング競技用のグリップ内バランスウェイトのページがあった。こういった考え方はテニスのラケットなどにもあり、様々なものにカウンターバランスが利用されていることがうかがい知れる。
 我々が最もお世話になっているカウンターバランスは、何といっても三脚のヘッドである。昔のユニバーサルやミラーなどのヘッドではカウンターバランスを持っていないので、撮影アングルに合わせて毎回ビデオキャメラの装着位置を前後させてバランスをとらなければならなかった。今日ではビンテン、サクラー、マンフロットetc.全ての製品がヘッド内にカウンタースプリングを内蔵してキャメラの重量を打ち消すようになっている。一度調整すればキャメラをどの上下どの角度に向けても完全バランスが取れるようになっている。
 昨日書いたように「マイク ブームポール バランスウエイト」などを検索するが何もヒットしないのはおそらく業界標準という考え方が強いからだろう。某巨大掲示板でも「Sennheiserの816 416が普及してるのは放送業界で標準的に使われているから。 他の商品でもいいものがあると思われるが 新商品を試すような冒険はだれもしてないのが放送業界の現状。」といった記述がある。
 はたして実際そうなのだろうか。私の知人が関わる放送技術研究所では従来の常識にとらわれない研究が日夜行われている。もちろんへんてこりんなものも開発されるようだが、それらの積み重ねが画期的な映像、中継を生み出してきたことは確かだ。私の会社のような零細企業がこういったことを引き合いに出すのはおこがましいが、ものづくり精神は持ち続けていたい。
 まもなくビジネスマッチング博がはじまる。今年も私の会社は会場中継と記録を担当する。様々な業種の企業が出展され、興味深いのものづくり精神に触れることができそうで楽しみだ。
 開催日程と場所は下記のとおり。
■平成20年10月16日(木)・17日(金)
■マイドームおおさか 1階展示場
■10/16 10:00 〜 17:00
■10/17 10:00 〜 16:00


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