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発売年月1963年(昭和38年)11月 スプリングモーターによるフィルムの自動巻き上げ・自動巻き戻しを特徴とした機種で、名称は、露出計用のCdS受光部の形が電話機のダイアルに似ているところから名付けられたもの。スプリングモーター部を構成するグリップホールドによる片手操作が人気を呼んだ。
測光・露出制御はシャッタースピード優先式EE、ピント合わせはファインダー視野内に近・中・遠の距離をピクトグラフで表している距離指標に、レンズ繰り出しに連動して移動する指針を合わせるゾーンフォーカス式であった。レンズは、キヤノンSE28mmF2.8。4群5枚のゾナー型を採用。シャッターは精工舎(せいこうしゃ)製。精工舎は服部時計店(現・セイコーホールディングス株式会社)の製造・開発部門。 フィルムを装填した後に、スプリング巻き上げの操作で即撮影状態までフィルムを送る自動空送り機構の採用は、このダイアル35が第1号であった。 キヤノンミュージアムより引用
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