Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
神戸イベント 09/20(Sat)
 台風一過の神戸へ行ってきました。

今日は眩しいくらいの日差しです。現場は「北野★工房のまち」

 一階〜二階には様々なお店があります。

 閉校になった旧北野小学校を再整備した施設で、観光客の誘致や情報発信による地場産業の活性化、地域コミュニティー育成などをめざして平成10年7月にオープンされました。

 ここの三階にある講堂で行われるアニメ関係のイベントが現場です。弊社はこの日訪れたコスプレーヤーの撮影や、展示用のモニターなどを担当しました。

 来年の東京国際アニメフェアや北斗の拳などのPR映像が流れます。

 ケンシロウの原画や練馬アニメーション協議会のブース。

 このイベント期間中にアニソン歌手の宮内さんがライブを行います。連休の千里ビデオサービスはアニメ週間です。と思ったら、23日にはビーチサッカーの撮影もあります。試合は13チームで20試合。大変な連休になりそうです。

 
引き続き琵琶湖、ハイビジョン 09/19(Fri)
 先週に続き再び琵琶湖へ行ってきました。

 今回は照明機材も持ってのHD撮影です。

 ブリンプはsea&seaのVX-FX1です。

 2.8kWの発発をボンゴに積んで、バッテリー充電と照明用にしています。撮影地点まで60mの防水ケーブルを引いています。消費電力が1kWで約10Aの電量が流れるため、9.7Ω/kmの抵抗を持つケーブルでは60mの長さで0.582Ωとなり、10Aの電量では約6Vの低下でケーブル先端では負荷時に94Vになります。

 sea&seaのVX-FX1はZ1Jのフォーカス、アイリス、その他ほとんどの必要機能のマニュアル操作が可能です。

 台風13号が近畿南部を通過している最中ですが、被害が大きかったのは中央構造線よりも南で、琵琶湖では曇りのち雨といった状態。水の濁りも無くて撮影に没頭することが出来ました。

 補助光の500Wのハロゲン照明に6000°Kのダイクロイックフィルターをかけて色温度を調整しています。

 夕刻には台風も離れたのか、きれいな虹があらわれました。外側にも少し虹がかかった二重虹です。画角に入りきらず、パノラマ撮影で繋いでいます。

 虹は赤橙黄緑青藍紫の七色ですが、今回の虹は何故かそれが繰り返す不思議な虹です。

 明日は神戸でイベントの撮影です。台風一過のの秋晴れが期待できそうです。

 
鮎遡上 09/15(Mon)
 鮎の産卵が始まったので二日間琵琶湖へ行ってきました。

 水中担当は木原。笹邊はZ1Jで水面担当です。

 ビデオをブリンプにいれて設定中の木原。DV用といえども陸上では重量があります。

 ビンテンのビジョン3をジッツォの4段三脚に取り付けて遡上する鮎を撮影しています。

 9月も半ばになるとやはり水は冷たく、木原はドライスーツを着て潜っています。

 普段は下も川底が見えていて上と同じ色をしていますが、遡上が始まると堰の上と下の色が全く違います。

 堰の下は川底が見えなくなるほどの鮎で埋め尽くされています。

 上から見ても雄鮎の婚姻色がはっきりと見えます。

 撮影に夢中になると水の冷たさも平気な笹邊。堰を上る鮎を撮影中。皮下脂肪のおかげでトドと同じく流氷の海も平気?年寄りの冷や水と笑われそうですが、いたって元気に頑張っています。
 ステンレス製の水中三脚はかなり高価なため、今では全く使うことが無くなった木製三脚がこのときばかりは現役復帰です。ビンテンやジッツォのようにパイプに水が入る不安がない為、今は水中三脚としてリサイクルしています。

 産卵は今月いっぱいまでで、あと数回通うことになりそうです。

 
東京出張の道中 09/11(Thu)
 先の書き込みの道中です。新名神が開通したといっても、やはり東京までは500km。結構あります。しかしその分色々と面白いことも。

 これはよく寄る富士川サービスエリア。時期に行くと桜えびの丼もありますが、今回はしらす丼。あれも食べたい、これも食べたい人にお勧めはミニ丼セット。富士川楽座で富士山を眺めながらの昼食は最高。

 左からマグロ漬け丼、かきあげ丼、しらす丼。

 今回の収録現場で記念写真。
 左から阿部六郎さん、佐竹明夫さん、笹邊、島田果枝さん、照明の市川亜夫さん。島田先生とは十年ぶりくらいのご無沙汰です。中学生日記に出ておられた頃とほとんど変わっておられません。大御所が並ぶと笹邊が若く見えます。

 帰路の足柄SA。なんと本日は設備点検で停電中。

 自販機も止まっていて真っ暗です。

 たまにはこういうことに遭遇するのも面白いものです。

 建屋の外には発発が轟音を轟かせて回っていました。数えてみると約20台ほどありました。

 由比のパーキングで太平洋の潮風に吹かれて小休止。この後浜名湖SAでゆっくり夕食を摂って、大阪着は22時。東京〜大阪を8時間かけてゆっくり帰ってきました。仕事で大切なことは安全無事故ですね。

 
EDIROL R-44 現場デビュー 09/09(Tue)
 4CH録音の必要があり、先日購入したローランドのR-44を使うことにしました。

 現場は品川区の「きゅりあん」1泊2日のスケジュールです。

 収録ブースは映写室の中に構築し、キャメラは客席内に2台、映写室から1台の合計3台。

 VTRはDSR-45で、ガイド用の音声はDVCAMの32kHzの4CH音声で行い、編集時にR-44のSDカードに記録した16bit/48kHzの4CH音声に差し替えます。

 今回はR-44を録音デバイスとしてだけではなく、4in4Outのミキサー(レベル管理用)としても使用しています。コンパクトなサイズ故に出力はRCA PINであることは価格を考えてもいたし方ないことですが、VTRとの距離が短く、誘導などは全く問題ありません。

 入力はキャノン端子または標準プラグが使用できるコンボジャック。

 キャノン端子は各チャンネルにそれぞれ独立してファントム電源を供給できるようになっています。今回は1/2CHのマイクにそれぞれファントム電源を送り、3/4CHは音響さんからの2MIXライン入力にしています。入力感度はトリムによって+4dB〜-56dBまで可変できるため、普段の使用ではアッテネーターを使う必要はありません。また、ローカットやリミッターも内蔵し、リミッターはチャンネルリンクを設定できるようになっています。

 出力のRCA端子部。VTRのDSR-45が同じくRCAのため、市販のケーブルをそのまま使えて便利です。ただし出力は1系統だけですから、複数のVTRに接続する場合はADA乃至は片側パラのケーブルが必要です。今回はとても簡単で便利なJVCの市販ケーブルステレオパラケーブル2本を使用しています。

 R-44は基準信号用のオッシレーターを内蔵していないのでVTRの音声キャリブレーションは事前にR-44のSDカードに録音した1kHz4CH(-20dB)のトーンを使用しました。ファイル名をわかり易いように変更しています。

 基準信号を再生するとR-44のディスプレーで-20dBの信号が確認できます。

 VTRの各チャンネルのレベルを-20dBに調整してキャリブレーション完了です。

 シリコン系の記録メディアですから衝撃には強いのですが、やはり保護ケースは欲しいところ。純正のキャリングバッグも良く出来ていますが、EFPの現場では裸で使うことが多いのでジュラケースを用意しました。コーナンで1980円で購入した工具箱にウレタンを貼り付けて専用ケースにしています。本体、ACアダプター、ケーブル、などを収納しています。
 
 16GBのSDHCカード1枚で16bit/48kHzの4CH音声が11時間以上記録できるR-44は音声を重視した映像制作の現場にはもってこいのフィールドレコーダーだと思います。特にDV系のVTRでは映像にドロップアウトが生じると、同時に音声にも影響するため、音声のバックアップとしても有効なレコーダーだと思います。大きさ、価格、性能、すべてのバランスが良く、これからは常に現場へ持ち込むことになるでしょう。そして次はR-44を2台スレーブ接続した8CH録音でサラウンドでしょうか。

ローランドの製品サイト

 
中央公会堂 08/28(Thu)
 お盆から後、かなりバタバタしていたためにブログやこのレポートの更新が止まっていました。これはお馴染みの中央公会堂。先日テレビ東京のENGを発注いただいた制作会社からの別件で、公会堂での収録と中継でした。

 公会堂は昨年シンフォレストさんの依頼で「光のルネサンス」を撮って以来です。この立派な建物は大阪人の宝物ですね。

 今回は公会堂の中が仕事現場。今まで知らなかったのですが、舞台の額縁の上に居るのは「蘭陵王」だそうです。見るとかなり恐ろしい顔をしています。

 現場での楽しみはやはり食事。リハーサルの前に「中之島倶楽部」オムライスが有名ですが、この日は大正ロマン定食です。

 スタッフ弁当もいいけれど、クーラーが効いたレストランでテーブルに着いて食べられる現場は理想です。
クーラーといえば、いつの間にか就寝時のクーラーを使わなくなりました。箕面の朝夕はとても涼しくなっています。

 
高級すぎてドキドキ 08/13(Wed)
 昨日は東京キー局のENGで神戸まで行ってきました。行った先で見たものはスタインウェイのピアノ達。

 スタインウェイは人気があるんですね。G5程度の大きさの中古でも価格は600万です。

 年代によってロゴマークがかなり変わります。そして古いものほどフレームの刻印が素晴らしくなります。

 私の師匠が「物を買う時は売るときのことを考えて買え」と仰ってましたが、中古でも値崩れしないスタインウェイは長く使うのであればお買い得なんでしょうね。

 午後の打ち合わせの帰りに見たディラーで、高級と言えばフェラーリ。これも値崩れしないようですが、笹邊が憧れるスーパーカーはやっぱりランチアストラトス 。緑が鮮やかなアリタリアカラーです。



 
EDIROL R-44 08/07(Thu)
 ローランドの4CHフィールドレコーダーR-44が到着しました。プロモーションビデオを撮影したときから購入は決定していたのですが、大容量のSDHCカードが安くなった今が買い時ということで購入です。

 どういう使い方をするかはこれからの楽しみとして、まずは内臓マイクやガンマイクを接続して動作確認。

 何はともあれ、新しい機材は楽しいの一言。ワクワクします。

 様々なテストを行って、現場デビューは今月末あたりでしょうか。それまでは単独の効果音録りなどで使ってみます。

 
いただきもも 08/04(Mon)
 桃の美味しい時期になりました。取引先から頂いた桃です。

 事務所の中で箱を開けると桃の香りが部屋中に漂いました。

 食べ物も、映像も旬が一番です。暫くお昼のおやつは桃。いくら食べても飽きません。

 
撮影完了 07/31(Thu)
今日は先週から続いていた撮影の最終日でした。

 連日暑い日が続きましたが、暑いのは駐車場から建屋への搬入と搬出だけ。現場はクーラーがガンガンに効いていて(撮影時はもちろん止めるのですが)準備中や打ち合わせ、待ち時間は寒いくらいです,「外回りの人は大変だろうな」と恵まれすぎた撮影環境に感謝。
 屋外に有る喫煙所は流石に猛暑。ただし体が冷えているので、実は快適。

 この会社での恵まれた撮影環境もさることながら、禁煙環境も最高です。
 「リフレッシュエリア」・・・いい響きですね。最近多いヤニ臭い喫煙所とは全く違った恵まれた喫煙環境。早速千里ビデオサービスの喫煙所も「リフレッシュエリア」にしましょう。
 先週から続いていた撮影が完了し、今月はこれで一段落です。明日からは新しいプロジェクトの準備に入ります。数日デスクワークが続いた後は再び忙しくなりそうです。

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