映像制作フィールドレポート・アーカイブ   LIST view  RSS
映像制作会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

■2009年07月01日(水)  現在進行中
現在進行中といっても様々な現場や編集を行いながら、合間合間に進めている作業のためになかなかはかどりません。しかし遅々としながらも一歩一歩進んではいます。
豆カムHDを竿の先に取り付けてビンテンで振るためのクレーンアームです。ソニーの三脚アタッチメントを使ってワンタッチで脱着出来るようにしました。

三脚を兼用できるようにすることよりも、滑らかなカメラワークが行えるためにビデオヘッドで振れることがベストだと思います。半水面ではミラーの木製三脚にマンフロットの#510が良いかと思います。

プロテックのアダプターはステンレスのM5ネジ2本で取り付けています。まだ公開できるレベルには達していませんが、アームはアウターとインナーの二重構造になっていて、アタッチメントの取り付け位置に関係なく前後するようになっています。このあたりは企業秘密・・・・なんてことはありません。完成した際にはコチラで詳細や撮影サンプルを公開させていただきます。材料はもちろんホームセンターで入手できるものが中心です。
現在の見込みでは7月中には完成予定というところです。VPの撮影に使用できるレベルを目指していますので、どうぞご期待下さい。

■2009年06月27日(土)  早起きして「見山の郷」へ
昨日で現場が一段落し、今日は早朝から妻と二人で「見山の郷」へ行ってきました。

デリカD:5を洗車して勝尾寺川を覗きながら見山の郷に着いたのは八時半。オープンの30分も前なのに大勢の人が並び始めていました。ネット、口コミの効果でしょうか。

新鮮な野菜や自家製豆腐、そして笹邊の最も気に入っている卵を買った後はモーニングサービスをいただきます。見山の郷周辺ではアジサイが綺麗に咲いていました。英気を養うにはピッタリの散歩コース「見山の郷」の紹介です。

建物の軒下には沢山のツバメの巣があります。そろそろツバメの子育ての時期ですね。千里ビデオサービスの軒下にもツバメの巣があり、今年は豆カムHDを仕込んでみようかと考えています。

■2009年06月26日(金)  現場一段落しました
おかげさまで今日現場が一段落しました。

続いていた現場の最終ラウンドは株主総会の中継録画です。昨日リハーサルを行い、今日が本番です。笹邊の仕事はライブカメラのスイッチャー。

送出用の素材はHDで撮影してきましたが、送出フォーマットは今年もSDでした。カメラはDXC-637を2台、ともに17倍レンズを装着しています。17倍のテレ端は160mmで、これは放送用の20倍と同じ寄りになります。×2のエクステンダーを使用しないSDの現場では当然レンズコストは計上しないためクライアントに歓迎されます。しかし「次はハイビジョンでやりたい」という意見も出てきたため、そろそろ自社保有のハイビジョンマルチカメラ中継システムも考慮する必要も出てきそうです。もちろんリターンビデオ、タリー、インカム、デジタルトライアキシャルが使えるHXC-300/HSC-300ということになります。中継システムのハイビジョン化のための補助は無いんでしょうか・・・・

収録の音声は音響さんからいただくライン2回路で、それだけで全く問題は無いのですが、失敗の許されない収録のために保険をかけます。例えば音声ラインの切断など、考えられるリスクを回避するためスピーカーからの音声を拾うマイクを設置します。

マイクはソニーのC-38B。これを選択した理由はSPLが大きいというだけのこと。大型スピーカーのすぐ傍、ウーハーとツィーターの間を緩めの指向性で狙っています。
ただし38Bの音はタムラTS-4000Sには繋いでいますが、使用はしません。万が一のトラブルに対する回避用です。

こちらはリハーサルの昼食タイム。お茶目なカメラマンはお馴染みのM君。豪華なお弁当にスタッフ一同大満足です。本番終了後に行った昼食が弁当よりも落ちては駄目と、「とん太」の姉妹店「とんとんびょうし」です。大海老とヒレカツの「ヒレ海老定食」美味しかったです。

食べ物の話が出たついでに笹邊の自宅の菜園の状況。ミニトマトが豊作です。もぎたてのミニトマト、独特の青臭い香りが食欲を刺激します。そしてゴーヤが咲き始めています。今年も夏ばて対策のゴーヤチャンプル(ゴーヤ+モヤシ+シーチキン)をいっぱい食べられそうです。
明日、明後日の土日は若いスタッフ待望の休日。笹邊も来週のために英気を養わせていただきます。

そして最後にお知らせ:先週撮った造幣局の抽選会の動画が今日から配信されています。どうぞご覧下さい。
http://www.mint.go.jp/coin/coin_topics/20090626_2.html

■2009年06月25日(木)  トランスフォーマー!
ここをクリックしてください。

いう事なし!凄!

進んでますね。

うまくいかなかった場合はYahoo!で「トランスフォーマー!」を検索してください。

知り合いの映像ディレクターの情報でした。

■2009年06月23日(火)  志摩スペイン村
笹邊が大阪で造幣局の編集をしている間、溝野、ジュニア班がスペイン村のロケに行っておりました。夏休みのオンエアです。
大阪を出発した22日の夜半は雨が降っていたようですが、22日、23日のスペイン村の撮影の時だけは天気は良かったようです。邑久が天気に強いというのは噂だけではないようです。

今回は未公開の衣装のため暈しを入れていますが、とても可愛らしい衣装です。夜は代理店さん、クライアントさんと御一緒に海の幸を堪能してきたそうです。木原は23日亀岡に出来たトンネル貫通式のスチル撮影。笹邊は急な録音が入り、造幣局の編集を進めながら市内へ録音にも出かける忙しさでした。こんな天気がいい日には「スペイン村へ行きたかった!」です。

そしてお土産は「ういろう」と、やっぱり「赤福」でした。いつもながら美味しゅうございました。

■2009年06月21日(日)  ライオンズクラブの30周年記念式典
リーガロイヤルで八尾菊花ライオンズクラブの3カメ現場です。
これまでのロケに比べてここはクーラーがガンガンに効いていて快適な現場でした。前日までの現場と違い、今日は全員スーツ姿で撮影しています。

カメラは溝野、邑久、木原でVEはジュニア。笹邊がスイッチャーを担当し、V出しは宮木さん。
現場はまだまだ続き、22〜23は志摩スペイン村のCMロケです。そして木原はトンネルの貫通式のスチル撮影で京都へ。笹邊は造幣局の編集でスタジオに居残りです。今週はこのあと株主総会の中継もありスタッフ全員休みなしで働いています。
7月には少し時間を作って信州へ温泉ツアーしたいものです。
信州といえば、八ヶ岳。笹邊が作っている「麦草ヒュッテ」のホームページが「北八ヶ岳」のキーワードでトップに上がりました。
麦草ヒュッテのドメインはmugikusa.com、 mugikusa.jp、 kitayatsugatake.com、 kitayatsugatake.jpとあり、マルチドメインの効果が出てきたようです。いずれのドメインも全て麦草ヒュッテのホームページへ行きます。

■2009年06月20日(土)  特機を多用したロケ
岡山ロケから帰った翌日の19日からは医療系VPで20日には総勢7名での撮影です。
監督との打合せで今回は移動ショットを多く取り入れました。写真はナースステーションに持ち込んだミニジブ。90度の方向にカメラを向けてトラックインに使用しています。

前日までの岡山ロケで日焼けした皮膚が火照っています。余りの黒さに「何処へ行ってきたの?」と監督。「東南アジアで田植えのロケ」・・・信じられてしまいました。

ナースステーションの中を外からAYUドリーで撮影します。移動距離は3mですが、手前にカウンターを入れ込んで移動感を出します。HD収録のモニターはD9H1を使用しています。

病室の撮影はハンディーで行い、その後廊下などの移動ショットは監督お気に入りのグライドカム。HDV+グライドカムなので笹邊が全て気楽に撮影しますが、HDCAM+ステディーカムだったらオペレーターさんをお願いしないと無理です。
2日間の病院ロケの後はライオンズクラブさんの30周年の式典を3カメ中継録画です。

■2009年06月19日(金)  造幣局抽選会
笹邊達が病院でのロケを行っている間、溝野、ジュニア班が造幣局で抽選会の撮影でした。

収録はネット配信用の2カメパラ撮りです。

BカメはIKEGAMI D45を使用しています。ビジョン10もボールが新品になっています。

予定していたHVR-Z5Jはこの日は別現場で、AカメはHVR-Z5Jです。1.2kWのHMIを入れているのでZ1Jでも感度は十分です。

AカメからBカメが撮る映像を見ることが出来るように小型の液晶を三脚に取り付けています。黒い三脚はマンフロット#505。笹邊がVision3を使ってしまったためにそうなってしまいました。そろそろHDVクラス用にもう一本ビンテンが欲しいところです。そういえばビンテンから新しくASシリーズが登場しました。現在Vision3ASとVision10ASのデモをお願いしているところです。

■2009年06月18日(木)  岡山ロケは天気が良くて焼けました
田植え機のロケで岡山へ笹邊、木原班が行ってきました。牛窓の近くにある圃場で高所作業車からも撮影します
高所作業車から田植え機の操作や植え付け具合などを俯瞰撮影します。

今回の高所作業車は12mしか上がらない小型ですが、それでも真直ぐ上に上げると素晴らしい眺望が楽しめます。

瀬戸内海と四国が良く見えます。


撮影はHVR-Z7JにRM-1000BPを取り付けて使用しています。

田植え機をローアングルで撮影するためにジッツオの4段三脚が泥水に浸かっています。かなり悲惨な状況です。

いつもそうですが、水田の撮影では三脚の伸縮部に泥が進入し、撮影後は洗車機でしっかりと水洗いし、事務所に戻ってから全てバラバラにして洗浄します。そして完全に乾燥させてから締め付け部をグリスアップします。
簡単な機構に思われますが、このジッツオのパーツ数は全部で100ほどあり、伸縮部だけでも25個×脚3本=75個になります。けっこう手間のかかるメンテナンスですが、それを怠ると再起不能になってしまいます。

今回はHVR-Z7Jの他に豆カムHDをハウジングに入れたオンボード撮影も行いました。泥の跳ね上がる場所でも水中ハウジングに入った豆カムHDなら無敵です。撮影画面は田植え機の上から豆カムのコントロール部の液晶で確認し、ズームなどのコントロールを行います。
3日間のロケ中、梅雨にも関わらず晴れまくっていたため笹邊達は真っ黒に日焼けしました。また大阪では溝野班が造幣局の抽選会のリハーサルを行っています。抽選会は金曜に本番があり、週明けはその編集に追われます。
暇と思っていた6月ですが、月間のスケジュールが全て埋まって嬉しい悲鳴を上げています。これも全て皆様のお陰と深く感謝。

■2009年06月14日(日)  モリアオガエルの産卵が始まっています
02.jpg 500×667 64K
モリアオガエルが産卵する季節になりました。千里ビデオサービスから程近い撮影場所に着いたのは夜中の9時頃。辺り全体がモリアオガエルの鳴き声がうるさいほどです。

モリアオガエル(森青蛙、Rhacophorus arboreus)は、両生綱無尾目アオガエル科アオガエル属に分類されるカエル。

Wikipediaによると
繁殖期になると、まずオスが産卵場所に集まり、鳴きながらメスを待つ。メスが産卵場所にやってくるとオスが背中にしがみつき、産卵行動が始まるが、卵塊の形成が進むに連れて1匹のメスに数匹のオスが群がる場合が多い。
産卵・受精が行われると同時に粘液が分泌されるが、この粘液を集まったオスメスが足でかき回し、受精卵を含んだ白い泡の塊を作る。直径10cm-15cmほどの泡の塊の中には黄白色の卵が300個-800個ほど産みつけられる。泡の中では複数のオスの精子が雌が産んだ未受精卵をめぐって激しい競争を繰り広げると考えられており、モリアオガエルの精巣の大きさが際立って大きいことの原因と推測されている。泡は表面が乾燥して紙のようなシートとなって黄白色の卵塊となり、孵化するまで卵を守る役割を果たす。












千里ビデオサービスの動画サーバーから配信しています



豆カムHDをポールの先に取り付けて写真よようなスタイルで撮影しています。音声は位相管式のショットガンマイク2本をスタンドに取り付けてEDIROLのR-44で同録しています。豆カムHDのおかげで難しそうなシーンもとても手軽に撮影できるようになりました。

YouTubeにアップしたHD版もあります。


下の写真は撮影中の豆カムHD(ワイドコンバーター付)です。

来週は農機具メーカーの新製品に豆カムHDを取り付けたり、高所作業車からの俯瞰撮影などを行い、その後は医療系のVPや諸々でほぼスケジュールはパンク状態です。嵐の前に少しだけ自然に触れて心のリフレッシュができたのではないかと思います。

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