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パワーポイント等、コンピューター画像の送出が基本になる現場ではビデオ、ライブキャメラはアップコンバートして送出します。
神戸こくさいホールのステージ
ムービングライトによって演出されたステージの中央に240インチスクリーンが設置されています。
送出リハーサル
スクリーンからプロジェクターまでの距離は約25mあり、ムービングライトの照度とバランスさせるため10000ANSIのプロジェクターを使用します。

送出ブースは客席最後部に設置しました。

10000ANSIのプロジェクター
1000ANSIルーメンのプロジェクターは100Vではなく、200Vで動作します。
トランスを用いて昇圧するか、小屋から200V電源を提供してもらうことが必要です。

10000ANSIのプロジェクターは262,500円(税込み)/1日(別途搬入設置費、投影台、シャッター、スクリーンが必要です)のコストがかかります。

プロジェクターや送出ブースの場所など、事前に打ち合わせることが必要です。(打ち合わせはどんな場合も必要です。本番の日に突然電源や音声ラインを頼むなど言語道断というのが舞台の世界です。舞台に限らず全てそうですが・・・・)
右は事前の下見の様子です。
神戸国際会館の管理はもちろん神戸国際ステージサービスKISSさんです。明石海峡公園の淡路夢舞台国際会議場やピッコロシアター、ワールド記念ホール、松方ホールなど神戸で仕事をするときは必ずお世話になります。

下は今回の仕込み図です。スイッチャーはシームレス8入力のISS-8を使用しています。

こくさいホールの客席
仕込図
キャメラとプロジェクター
ライブキャメラは客席最後部と舞台側の2台で、客席最後部は望遠レンズ仕様としました。最後部からステージ上の人物のバストショットまでよることが出来ます。
音響、映像、照明のブース
送出ブースは奥(下手)から音響、映像、照明と並びます。音響のサウンドジャックプロダクションさん、照明のマットカンパニーさんもとても仕事のやりやすい方々です。
VE部分
映像ブースのVE(ビデオエンジニア)卓周辺の様子です。ライブキャメラの調整、収録VTRの管理を行います。
スイッチャー部分
送出、中継の中心部分となるスイッチャー周辺です。
6インチモニターはライブキャメラ1-2、送出ビデオをモニターします。

ISS-108にはアップコンバーターが8基装着され、各信号をシームレスに切り替えることが出来ます。

V出し部分
パワーポイントとビデオのコーナーです。ビデオはCANOPUSを搭載したDOS/V機とバックアップ機、PPTはバイオで出します。
送出ミキサー
送出ビデオの音声は映像側でアサインした後音響さんに渡します。
ミキサーはYAMAHA M
G12を使用しています。

仕込み1日、リハーサル1日、本番1日という長丁場の現場でしたがスタッフやシステム環境が良く、最後まで気持ちよく過ごすことが出来ました。