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平成2年度より国土交通省近畿地方整備局・大阪府・奈良県・日本道路公団・大阪府道路公社の5者で整備を進めてきた南阪奈道路が開通しました。
南阪奈道路の開通により、既に開通している大和高田バイパスと一体となって、奈良県中南和地域から近畿圏中心部や関西国際空港へのアクセスが飛躍的に向上します。この道路が開通する3月28日には桜が見頃になっていました。
桜の花
今回は式典、開通式の中継と収録で太子町にやってきました。仕込みは前日の27日に完了し、式典当日に事故が無いように努めます。
壇上に準備された席には関西の要人のお名前が並びます。
南阪奈の開通は大阪南部と奈良をつなぐ「平成の竹内街道」として大きな期待が寄せられていることを再認識しました。
工事報告等でパワーポイントが使われ、会場には28吋モニターが10台用意されました。本番はライブ映像とプレゼンテーションがこのモニターに中継されます。
客席後部にキャメラ台として設置されたイントレからスイッチャーまでのキャメラケーブルがお客様の導線を過ぎらないように、ポールキャットを使って2階へ飛ばしました。
実際にお客様が入場されるときの様子ですが、ケーブルは遙か頭上を通過しているため、導線には全く影響しません。これも安全対策の一環です。
今回のスイッチャーは客席に設置しましたが、お客様から見えないように白いパネルで覆って頂きました。
開場しお客様が入場されました。会場には道路の概要などのパネルが展示されています。
今回の客席音声はガンマイクを使用しましたが、会場の床からの振動を抑えるためクレードルサスペンションを使用してマイクスタンドに取り付けます。
音響オペレーターは音ランドの大谷さん。千里ビデオのリンク集にも掲載しています。
収録のライン音声は音ランドさんの卓からバランスで頂きます。
こちらは舞台袖に設置されたハートスさんの照明卓と音ランドさんのアンプです。
会場の電源容量に余裕が無いため、不足分を発発で補っているのはもちろんハートスさん。会場の外で元気良く回っていました。
式典本番。客席は満員になりました。式典終了後お客様全員バスで太子インターのセレモニー会場へ移動されます。
セレモニー会場
セレモニー会場には報道のキャメラがズラリとならんでいます。
地上波デジタルへの過渡期とあって、HDカム、βカム、βカムSX、DVカムなど多数のフォーマットが乱立していました。
警察本部のブラスバンド演奏でセレモニーが始まります。
間もなくテープカット、くす玉開放となります。
いよいよテープにハサミが入ります。奈良県、大阪府もこの道路の経済効果に期待がふくらむところです。
テープカットと同時にくす玉が開き、いよいよパレードの開始です。
大阪からスタートしたパレードがトンネルを抜け奈良県に入り、ふたたび大阪に戻ってセレモニーが終了します。
大阪、奈良南部には沢山の歴史的遺産があります。
写真は太子町の聖徳太子御廊ですが、大阪南部の交通アクセスが向上することでより多くの方々が手軽に歴史を体験できると期待されます。