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オンデマンド印刷の流れ 千里ビデオサービスではパッケージ等の印刷に
自社内オンデマンド印刷環境を整えています


 オンデマンド印刷とは、英語のon demand(要求、必要に応じて)からきている言葉です。「必要な物を・必要な時に・必要なだけ」の事を言います。
 DTPが印刷工程に革新をもたらしたように、デジタル印刷機の新しい技術は急いで欲しい印刷物や、小数ロットでの印刷、また自社内で作ったデータをそのまま活用して印刷するなど、これまでの印刷工程ではなかなかできなかったことが簡単にできるようになってきます。
弊社では現在、KonicaMinoltaのLimosCF910とEFI社のFieryX2eを導入し、オンデマンド印刷体制を整えています。

 
歴史 千里ビデオサービスのオンデマンド環境は会社創設期の1990年が始まりです。当時オフィス向けに販売されはじめたカラーコピーに反射原稿を使ったスタイルです。自社内にカラーコピーを常備することでプリントショップの営業時間に左右されない24時間体制が自慢でした。版下はワープロや手描き、手塗り、手貼りが基本です。しかしワープロのおかげで写植を必要とせず、必要なときに必要な量だけプリントすることに対応出来ました。原稿の保存はデーターではなく、原稿そのものでした。

 
変遷 そうするうちにワープロがコンピューターに替わり、写真も入れた版下を自社内で制作できるDTPの嵐が到来。弊社も例に漏れずマッキントッシュを使ったDTP化が始まりました。プリンターもドットからインクジェット方式に替わり、遂に版下のデジタルデータ化も可能になりました。ちょうどこの頃EFI社から比較的廉価なカラーサーバーFieryが登場し、弊社はミノルタLimos900+Fiery+Macintoshによってデスクトップからプリントアウトまでの完全なシームレス化をはかりました。これは千里ビデオのDTP革命といえる出来事です。Limos900はフルカラーのプリントアウトだけではなくFieryScanにも対応し、A3サイズのCMYKスキャンも可能でした。そして今はLimosも2世代目の910に替わりFieryも内蔵型のX2eがメインシステムになっています。

 
結果 現在千里ビデオでは100部程度のフルカラー印刷にはPower Mac G4のDTP環境で対応しています。刷り上がりもレーザープリンターとは異なりオイルコート処理が施されたことで、より印刷インクに近い仕上がりを実現しています。当然ですが24時間いつでも出力可能な自社オンデマンド環境です。なお数千本のパッケージにはフルカラーオフセット印刷を用いています。

 撮影から編集、完成品納品までを自社オンラインシステムで完結することは敏速なだけではなく、クォリティーアップとコストダウンを生む原動力となっています。千里ビデオサービスのオンデマンドダビングシステムはこちらでご覧いただけます。
オンデマンド印刷によるパッケージのサンプルもご覧下さい。