Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
ライオンズクラブ 6/20
ライオンズクラブ記念式典の3キャメラ+ENGによる中継と収録でした。
場所はリーガロイヤル。この日のために2週間前に同じ機材を持ち込んでのリハーサルを行いましたが、その甲斐あって本番はキャメラワーク、スイッチングもスムーズで気持ちよく本番を終えることが出来ました。
費用はかかっても本番を完璧にしたいと考える制作会社、そしてクライアントのライオンズクラブの姿勢に感謝。
http://www.lionsclubs.org/JA/index.shtml




アクセス 6/14
最近弊社WEBへのアクセスが多くなってきました。
5月以降ほぼ連日200アクセス近い数でページビューは平均3ページほど。多い方は150ページにもなります。6月も日々200近い数字が出ています。撮影技術会社のホームページとしては多い方になってきました。カウンターも80000を超え、大勢の方にご覧頂いているんだなあと思います。カウンターは同じIPからの連続アクセスはカウントしない設定になっていて、リロードでは上がらないためほぼ正確なアクセス数だと思います。
アクセスが多くなった要因にGoogle対策が考えられます。半年ほど前に入手したGooglebotにピックアップされやすくするためのファイルとソースコードを追加したことによるものでしょう。Googleのサイト検索site:svs.ne.jpでみると300件以上がピックアップされます。結果が反映されると嬉しくなりますね。




デジカメ撮影 6/12
シアターOMさんの次回東京公演用A2ポスターの撮影です。
今回もサイバーショットでのデジカメ撮影となりました。5人を個々に撮影し、最終一枚の写真にします。こういった場合は銀塩よりもデジカメの方が都合がいいことになります。現場でのプレビューはメモリースティックが直接読めるVAIOを使います。メモリースティックはHDにコピーしかつCD-Rにバックアップした後フォーマットします。この日使用したメモリースティックは312MBですが、撮影したデータは約600MBです。現場でコピー、バックアップが出来ると言うことでとても助かります。
デジカメで注意しなくてはならないことはやはりフォーカスとブレです。一眼レフタイプのデジカメと異なり、フォーカスは液晶モニターで取ります。そのためフォーカスチャートとルーペは必須となります。またストロボを使わないためスローシャッターになることが多く、被写体ブレ、カメラブレには最新の注意を払います。
撮影の様子はいずれ現場にて公開したいと思います。
ついでに・・・・
先日ヨドバシでサイバーショットP-100を買いました。ジャパネットのCMを見てアクセスの速さから思わず通販しそうになりましたが、ゴールドカードのポイントが貯まっていたので本体とサイバーショットステーションをヨドバシで購入。ジャパネットさんには申し訳ないが、素晴らしく購入欲を刺激するCMでした。ケースは純正よりもフジのデジカメ用がぴったりだったのでフジ純正を選びました。510万画素+ツアイスの画質はコンパクトデジカメとは思えない高品位画像でした。
ヨドバシのポイントはとても嬉しいですね。PCを買うとデジカメが付いてくる!





HD開通 6/7
待望のハイビジョンが開通しました。
BSのと地上波デジタルの1125iがすべて視聴できるようになり、放送の美しさを再認識しています。
こうなるとオリンピックが待ち遠しいですね。
しかしこんなに沢山のチャンネルをいったい皆さんは何時みているんでしょうか?


京都16:9ロケ 6/3〜4
マイクロソフトの高画質ストリーミングコンテンツの撮影で京都に行ってきました。
今回の撮影にあたって事前にメディアサーバーにある他の作例を見せていただきました。いずれの作品も画像管理が行き届き諧調も豊かで圧縮も少なく、DVDに近いものでした。トーンについてはフィルムライクなものが求められキャメラも指定されました。
従来のストリーミングでは考えられないクォリティーの高さで、ついに「本物のブロードバンド」時代が来たという認識で心が揺さぶられました。
京都の風情を伝える場所としてKBS京都、京都チャンネルでディレクターをしていた鈴木さん(代表の友人で自主制作映画なども創っています)がコーディネートしてくれた奥丹清水店が選ばれました。ロケの2日間とも天候に恵まれ、奥丹の庭は京都らしさを十二分に伝えてくれました。
4:3とは違って16:9の画面は映画と同じキャメラワーク、フレーミングが求められます。画角が広く、解像度の高い画面は情報量が多く、4:3ではパンするところですが、16:9ではフィックスでより安定した情報を伝えてくれます。人物ショットの場合も背景が語ってくるので、ズームインではサイズが変化して気持ちの悪い絵になります。やはり映画と同じくトラックインが定石になります。
つまり16:9ではフィルムと同じでカット毎に深い考察が要求されます。地上波デジタルの720pHDやBSデジタルの1125iHDが一般化することで若いTVキャメラマン達もフィルムの手法をマスターしなくてはならないでしょう。
今回の撮影ではキャメラマンに撮影所出身の道岡さんをお願いしましたが、正しい人選であったと思います。




最速プレスコット 5/28
現場が早めに終わったので帰りにヨドバシ梅田でCPUを買ってしまいました。
チップセットが875になったので、思い切ってプレスコット対応のP4/3.2Eを購入。早速CPUを入れ替え、BIOSを設定して3.6GHzで起動。とにかく早い!。G5にも劣らぬパフォーマンスです。まだまだいろいろな問題も出てくるでしょうが、手に入れてしまった速さからは逃れられそうにありません。プレスコットの発熱が多いことは噂どうりでしたが、オーバークロックに対してはとても安定していました。まさにレブリミットを超えて走るチューンドカーのような状態です。
車とCPUは速いほどいいですね。
↓(6/4追記)
875チップセット搭載のボードに内臓しているRAIDポートを使い160GB×2のストライピングによる320GBの高速HDを内蔵しました。これでこのPCのHD容量は320GB(RAID)+160GB×5+40GB(ATA133)のシステムディスクで合計1160GBとなり遂にTB(テラバイト)マシーンに進化しました。
6月はマイクロソフトさんのストリーミングコンテンツの撮影で始まりました。16:9の光接続向けの高画質コンテンツです。MSのイベント会場のプラズマなどでもごらんいただけるかと思います。明日もそのロケで京都に向かいます。






ようやくベッドで眠れます。 5/27
先週から取り組んでいたプロジェクトの納品が完了しました。
撮影はほぼ1日で終わったのですが、その後ずっと編集室に缶詰でした。DのMさんもスタジオの床に毛布を敷いての生活でした。この一週間の睡眠時間は合計しても12時間程の仮眠です。
というのも、今回の作品は中国で上映されるのですが、日程が決まっているために納期から逆算するとどうしてもタイトなスケジュールになってしまいました。しかしどんなにハードでも手を抜かないスタッフには感謝感謝。今回の作品にはイルカ調査に同行したときに撮影した東シナ海のイルカ達も入っています。それも本日無事納品を終え、次は国内向けの作品に取りかかります。お納めして試写したときに「千里さんにお願いしなかったら仕上がらなかった」と喜んで頂きました。作品を納品してお客様に満足いただけることがなによりの喜びです。
でも正直「今夜はぐっすりと眠れる」といったところ。みなさんお疲れさまでした。明日は早朝から中継録画の現場があります。体を休めなくては。


最速のマザーボード 5/20
先日からノンリニア編集ER-1に不具合が出ていたので、対策としてマザーボードを入れ替えました。ASUSTECHの875チップセット搭載の最速ボードでプレスコット対応です。ATA-133×2の他にシリアルATA、そしてプロミスのRAIDもオンボードでビルトインされています。今まで使っていた865チップセットのボードに比べるとバスクロックも速く安定性が向上しています。5レイヤーのビデオトラックがサクサク動くのはバスの速さから来るようです。CPUは3GHzのままですが体感速度は格段に向上しました。




VAIOで録画 5/16
15〜16は収録でした。
システムはいつもとさほど変わりませんが、録音が重視されるので三点吊り用にコンデンサーマイク、他にもセンター用、客席用等も持ち込みました。今回新しい試みとしてVAIOを録画機に使用ました。60GBのHDを外付けし、約4時間の録画が可能です。デージーチェーンで繋ぐことで連続録画時間は10時間以上も可能です。HDレコーダーのMP2に比べると画質は格段に良く、なによりもキャプチャーなしに編集できるので助かります。編集はHDのみをUSB2でデスクトップ機に接続して行います。ただPCが録画中にハングアップしない保証は無いので必ずバックアップは必要でしょう。もうしばらくは様々な状況で検証する必要があります。
写真はリハーサルの模様です。




プロに任せる意味 5/14
昨日もネット経由で依頼された仕事で、ストリーミング配信とパッケージビデオ用の3キャメラによる撮影でした。大阪の超高層ホテルで行われた新製品発表会の模様をオンデマンド配信するため、スイッチングアウトと各キャメラごとにVTRを回すアイソレーション収録という万全を期した体制です。実は今回の仕事は収録までで、編集、エンコーディング、シンクロ加工、配信は全てクライアントサイドで行われます。
以前は専門的であったSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)が、最近では誰にでも簡単に出来るようになってきました。SMILとは一言でいうと「マルチメディアオブジェクトとハイパーリンクを結び付ける」ことで、動画の時間進捗によってHTMLファイルが自動的に展開してゆきます。
今ではストリーミングファイルの作成方法やSMIL加工の手順をしめした攻略本や解説サイトが多数あり、ネット速度の高速化が進んだおかげで誰もが簡単にストリーミングを楽しむことが出来るようになりました。専門技術の一般化としてとても歓迎される進歩です。現に撮影、編集、エンコーディングなどはDVとパソコンにバンドルされたソフトウエアでも十分に出来てしまいます。民生DVの性能が向上し番組でもDVが使われることもありますが、説得力のあるプログラムを配信するにはそれなりの技術、機材が必要です。仕事として使える素材を作ることが私たち撮影技術会社本来の仕事になります。ビデオは画質や音質だけではありません。撮影技術と言われるように、実際の撮影においてはソフトウエアでは出来ないことばかりです。
「プロに任せる意味」がここにあります。同時に「プロとして任される責任」もあります。技術会社として技術向上への切磋琢磨が求められます。
 
SMILに興味をもたれた方は覗いてみてください。
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