Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
巨大キノコ!!  8/18
撮影で少し山里に行ってきました。
なんと身の丈40〜50センチもあろうか、超巨大キノコに遭遇しました。この日もデジカメは持ち合わせていなかったので携帯のカメラで撮ってきましたがほんとに大きかったです。下の写真(500mlペットボトルとの比較)で大きさを感じていただけると思いますが、びっくりしました。事務所に戻って調べてみると、どうやらカラカサタケらしいです。よく似たものにドクカラカサタケもあるそうで、要注意です。
それにしてもN-505iSのカメラ部、けっこう使える写真が撮れます。撮影サイズは1280×960です。
 
米子駅 8/16
ロケで鳥取大学へ行ってきました。
お盆も終わり往路の高速道路はスイスイと流れ、制限速度で走っても3時間半で現場入りできました。撮影は短時間で終わりましたが、Uターンラッシュを考え早々帰路につきました。大学のある米子には昔の町並みが残り、学生時代に訪れたときの面影をあちこちで見ることができました。当時は蒸気機関車も当たり前に走り、新見線のD51重連は見ものでした。もう30年も昔になりますが、そのころ周遊券だけで旅をするのが流行り、山陰は何度となく訪れました。真冬の旅も宿代節約のため駅舎や夜行列車で寝泊りして旅を続けたものです。そのころ駅泊まりした米子駅は大きく変わりとても近代的になっています。
駅前に作られた蒸気機関車の巨大モニュメントは当時を象徴するもので、とても懐かしい気持ちになりました。(今回はデジカメを携行していなかったのでドコモで撮影しました。N-505iS)
 
丹後半島 8/4
VPでお世話になっている会社のサマーイベントに同行して丹後半島に行って来ました。
台風の影響も去り、定宿がある浅茂川海岸は台風一過の夏空でした。会社のアドベンチャークラブの方々のサマーキャンプはモーターボート、ジェットスキー、バナナボート、ビーチバレー大会等ぎっしりのプログラムで盛り上がりました。このイベントのために浅茂に艇庫を所有されているそうです。
帰社した撮影クルーは一挙に一夏分の日焼けをしてかなり痛そうでした。
 
 
 
 
 
 
 
7月 8/1
7月はお陰様で忙しい状態で終えることが出来ました。
特にこの月はインターネット経由で受注した撮影が多数ありました。31日もSMIL用のストリーミング映像の収録でした。これはストリーミング用映像制作で解説している音声の重要性をご覧頂いたことによる受注です。
7月のホームページアクセス数は5000/月を越え、ご覧頂いたページ数も10000頁/月を遙かに越えています。日々進歩していくコンピューター技術の世界で、その進捗状況に対応すべく、弊社もMediaEncorderをVer.9に対応させ、高画質なストリーミングに対応しました。MediaEncorder9はSD16:9だけではなく、HDにも対応しています。近々高画質なストリーミングサンプルを「ファイバーコンテンツ」としてアップするつもりです。
 
デビルマン 7/26
歌舞練場から帰って待っていたのはDVDのオーサリングです。
ひらかたパークで行われるアトラクション用の映像ですが、26日にプレスプレビューのためギリギリの作業となります。
DVDはセンサーによる再生制御が行われるため、メニュー画面や再生形式にいろいろと指定があります。普段は素材をWindowsで編集、圧縮してオーサリングするところですが、今回の内容はDVD Studio PROが適しているためWindowsでm2vファイルとwavファイルに分けて出力し、Macintoshへファイルを転送してDVD Studio PROでオーサリングします。こういった仕事の場合、WindowsとMacintoshがシームレスに繋がったネットワークは非常に役立ちます。
アトラクションは夏休みの間毎日営業しています。
 
ひらかたパークのホームページ
 
 
祇園甲部歌舞練場 7/26
祇園の花見小路にある歌舞練場で着物の大会が行われました。
大会の仕込みが前夜祭と被るために、歌舞練場の仕込みを終えて京都全日空ホテルで収録となりました。歌舞練場の4キャメラスイッチャーだけならそれほど大変ではないのですが、ホテルもEFP+ENGとなるためCCU、スイッチャーなどは普段の倍量が必要になります。ケーブルも両会場で300mを用意しました。
大会当日は朝7時入りで始まり、やはりそれなりの緊張感に包まれましたが、ショータイムの芸妓さんや舞妓さんの舞台はとても美しく楽しい仕事でした。
ところがこの日の舞台で少しハプニングがありました。真夏日でムシムシしていたのですが昼頃から雲行きがあやしくなり、芸妓さんの踊りの真っ最中に祇園に落雷、なんと歌舞練場全体が停電してしまったのです。一瞬ヒヤッとしたのですが、音楽も照明もすべて消えていました。停電は約20秒ほどですぐに送電が復帰、収録システムも問題なく復帰しました。アナログ機のβカムは立ち上がりが速く、送電開始後すぐに録画開始し、舞台が復帰したときにはすでにテープが回っていて問題はありませんでした。デジタル機のDVカムはβカムに遅れること約10秒で復帰しました。
愕いたことは芸妓さん。停電の間は落雷時の形で止まっていて、明かりが入り、再び音楽が流れると何事もなかったかのように踊り始めたのです。普段から心構えが出来ているのでしょう。これには感心しました。もちろん弊社スタッフも何事もなかったように撮影を続けたのは当然です。
 
備長炭 
備長炭の取材で和歌山へ行って来ました。
ウバメガシが焼かれて備長炭になる炭焼きの取材です。この日の映像はニューヨークに出来たSUMIのギャラリーで上映されます。
撮影は釜出しと釜入れですが、全ての行程(1〜2週間)のうちで最も暑いところになります。夕方から釜の入り口が徐々に開けられ、内部の温度は1000度近くになります。撮影しているキャメラも輻射熱のため激しく温度上昇。近接撮影は氷水で冷やしたタオルをレンズ鏡筒、ファインダーに掛けて行いました。
人間の体の方は腕の産毛がチリチリと焦げていったりしますが、血流のお陰で熱がたまってしまうことはありません。しかし1分も火の近くにいると我慢できなくなります。
釜出しが終わって釜入れが始まったのは早朝の3時で、全ての撮影が終わったのは撮影が始まって26時間後の夜8時。
さすがにハード。そして、暑かった!!
2枚目の写真は釜の近くで見つけたタマムシです。タマムシを見たのはほぼ40年ぶりです。小学生時代を思い出し、懐かしい気分になりました。南部町には今なお豊かな自然が残っています。
 
NEW PC 7/2
笹邊のPC作りも最近はプロ級(?)と自負しています。
メーカー製の場合はBIOS等に制限があり、結局DOC/Vで組まざるを得ないというのが実際です。PCIバスを使ったノンリニア編集ではPCI LatencyTimerの設定やIRQの割り当てなど細かい設定が必要になりますが、メーカーのサポートが無いためにあくまでユーザーのスキルとセンスが要求され、かつユーザーの責任で実施します。このあたりがとても面白いところです。
実際に各パーツを集めて組むところはちょうどミニ四駆を作るようなもので、そのままでも何とか走るものの、やはりチューニングや裏技というものが多々あります。
いずれにしても日々猛烈に開発が進むPCの世界ではエンジンやレギュレーターのグレードアップが自由に行える点でメーカー製のPCに比べるとはるかに安上がりだと思います。
 
何度かシステムの構成を変更するとWindowsXP Professionalのアクティビベーションが回数オーバーになり、登録できなくなってしまいます。先日もシステムの再インストールをした時にアクティビベーションが出来ず、深夜にMicrosoftに電話をして新しいキーコードを再発行してもらいましたが、アクティビベーションについては24時間オペレーターが待機していて、リアルタイムに対応してくれます。このあたりはとても優れていると思います。すばらしい対応をしてくれたオペレーターさんにはもちろんねぎらいの言葉をかけました。
 
印刷 6/27
先日撮影したシアターOMさんのポスターが上がりました。
撮影は5時間ほどで終わり、後処理つまりデジタルワークに2日を費やしました。銀塩時代にはレタッチは製版屋さんが担当していたのですが、今はカメラマンの仕事になりつつあります。レタッチの結果が撮影の意図と異なることが多々あり、カメラマンがフィニッシュまで(デザインは別)関われるということはいいことではありますが、それなりに大変な作業になります。
マックが68K時代だったPhotoshop2.0に比べるとPhotoshopは7.0まで進化し、CPUもPPC/G3/G4、そして水冷のG5と道具は奇跡的な進歩を遂げました。機械の能力が上がって作業が速くなり、出来ることが増えたおかげでより多くのデジタルワークが要求されます。でもその裏ではマウスを10時間以上握り続けるというデスクワーク作業がありますが、このデジタルの後ろにあるアナログ作業こそもっとも重要なことなのです。
 
P.S.千里ビデオサービスの地下スタジオの片隅に今もPhotoshop2.0が載ったOLDマックのLC630やPPC化したセントリス、クワドラが眠っています。
 
夜な夜な 6/25
編集編集の連日です。
この前から中国語あり、英語あり、そして今日はハングル語でした。クライアントと徹夜になる作業が続き、さらには先日撮影した写真のデジタル処理などという仕事もあります。事務所ではウインドウズ4台、マック7台が常に起動したままで、なにかしら作業をしています(今月も電気代はうなぎのぼり・・・)
コンピューターを使ったノンリニア編集ではホストの状態によっては無駄な時間を費やすことが希にありますが、マザーボード、CPUのアップグレードからは落ちることも無くスムーズに編集が進みます。しかし温度だけはさすがに高く、CPUは常に50度以上になっていてちょっと不安。水冷も良さそうですが、もっぱらクーラーの冷気を筐体に送り込むことで対応しています。最近は本気でコンプレッサー内蔵のコンビニクーラーと一体化した強制冷却を考えています(ますます電気代が・・・)修理に出していた三次元DVEのメンテナンスが完了し、編集室に戻してから2週間になりますが未だ活躍する機会が訪れません。ついにノンリニアにその座を奪われてしまったのか!一体何のためのメンテ費用だったのか。ボリュームやコンデンサーも交換してもらったというに・・・。
今の時代、超デジタルと言われながら思いっきりアナログなデスクトップ作業から三次元CGやビデオ作品が生まれてきます。ホントわくわくしますね。

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