Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

福の神 1/7
今年も福の神がやってきました。
毎年恒例のシアターOMさんによる有り難い七福神の来訪です。神様たちは事前に宝舟から携帯電話で在社を確認の上参上くださいましたが例年の宝舟もディーゼル規制のため今年は宝御射から伽羅萬に乗り換えられたとか。
実はこの弁才天様、年末の忘年会ではセーラー服姿で「月に替わってお仕置き」されていたことがこのブログに載っています。ああ、有り難や、有り難や。
 
話は変わりますが、今年の正月はどこも休みが少なく、あまり遠出はされなかったようですね。そして正月の渋滞を避け、近郊への帰省は9〜11日の連休にされる人もいるようです。正月はゆっくり自宅で過ごし、帰省は連休にというのは新しい過ごし方かもしれません。千里ビデオの連休は12日入稿の番組編集で徹夜の連休になってしまいました。
 
 

仕事始め 1/4
昨年に続き今年も新年会の収録が仕事始めでした。
VPでお世話になっている会社の新年会を収録するのがここ数年の仕事始めになっています。全国から大勢の社員さんが本社のある大阪に会しての新年会は大盛況のうちにお開きとなりましたが、進行のテーマはやはり不況を乗り切ることです。5パーセントの勝ち組みになるためのお話はとても参考になるものでした。収録しながら納得し、自分の会社に当てはめてみたりと、経営者としての勉強をさせていただきました。
収録後は豪華な食事もいただき大満足ですが、やはり一番参加したかったのは現金掴み取りでした。
で、仕事は新年会の収録で終わったわけではなく、この後スタジオでバンドのレコーディングがありました。仕事始めが2現場というちょっときついところも有りますが、幸先のいいスタートとして喜んでいます。
 
 

2005年、年頭挨拶 2005.1.3
 新年あけましておめでとうございます。
皆様方には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。年頭にあたり、本年の抱負とこれからの業務展開について申し述べさせていただきます。
昨年は豪雨や台風による災害が多発し、また、新潟県中越地震により、多くの方が犠牲になりました。さらに年末に発生したスマトラ沖地震によるインド洋津波では「15万人に及ぶ尊い命が奪われ、今なお犠牲者は増え続けています。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方々に対して、心からお見舞い申し上げます。
 
 2004年は地上波デジタル放送が開始されデジタルAVを中心とした個人消費が伸び、構造不況と言われる中においても私達の業界はお陰さまで忙しい毎日を送ることが出来ました。しかし経済面では一時インフレに向かうかに見えたものの、未だデフレから抜け出すことは出来ていません。結果から申しますと昨年の忙しさは利益無き忙しさと言えるでしょう。どの業界においても従業員の生活を守るため、薄利であっても出来るだけ多く受注したというのが実際のところではないでしょうか。私どもの関わる業界のお客様においても制作費の削減は大きな使命とされていました。
 しかし映像制作が割愛されるかというとそうではありません。やはり企業VPは必要であり、プロモーションビデオ、ストリーミング配信など、以前にも増して需要が拡大しています。そこで私達はデジタル化された映像技術を駆使し、クォリティーは上げつつもコストを抑えた、リーズナブルな価格での映像技術を提供しなければなりません。
 
 BSデジタルに続き、地上波デジタルもハイビジョンで放送され、アンテナ受信だけではなく、CATVもデジタルハイビジョンが放送され、日々ハイビジョンが身近な存在になってきています。一昨年JVCが発売したDVテープを利用したMPEG記録による720PHDはそれ自身は伸びなかったものの、幸い他メーカーを大きく刺激し、SONYは昨年1080iHDの民生機を発売するに至りました。ハイビジョンはHDCAMと相場になっていましたが、今月末にはSONYからDVCAMテープを使った1080i対応のHVR-Z1Jが発売されます。弊社では皆様方に「身近なハイビジョン」を提供するためHVR-Z1Jを昨年すでに発注済みです。またHD編集においてもCANOPUSからHDリアルタイム編集システムに続いてHDV規格対応のビデオ編集システムも発売されました。さらにネットワークの高速化に伴い、インターネットでの動画配信も飛躍的に高品質になってきました。現在弊社では2MbpsでSD品質のストリーミング配信を行っておりますが、WindowsMediaPlayerがHD品質に対応したことで、HDエンコーディングも導入いたしました。光ファイバーによる高速ネットワークと高速CPUによって間もなくHDでストリーミング配信が実現するものと思います。NTTも光ファイバー・ADSLを中心としたブロードバンドアクセスサービスが1600万契約を超え、本格的な普及期を迎えています。中でも本年は光ファイバーの増加数がADSLを上回ると想定され、さらには、有線と無線の融合したサービスが進もうとしています。コンピューターがテレビと同じ、もしくはそれ以上の画質でストリーミング映像を受信できるまで、そう時間はかからないと思われます。2005年、私達映像制作に携わるものは、皆様方にリーズナブルな価格で高品質なプログラムを提供できるようになるでしょう。
 
 こういう風に業界を眺めるとまるでバラ色の未来が約束されるように思われますが、まだまだ多くの課題を残しています。昨年のインド洋津波による今後の疫病対策や、また地震、津波の予知システムの構築など、これからはますますグローバルなネットワークが必要とされる時代になるでしょう。そしてすでにグローバルなネットワークは従来の常識を超える速さで、世の中を変えています。今後は個人の利益を超えた協力、世界協調が求められることになると思います。企業は法人としての自己責任を自覚し、業務に従事するスタッフの生活を支えて行かなければなりません。今年そして将来も、企業は社業を継続する力を育て、維持し、常に自分達の足元をしっかりと見据えて確実な未来を築いて行くことが必要です。
 
 私達が、事業を進めていく上では「お客様中心」が基本です。お客様から信頼頂ける企業となるために、今後もお客様に喜ばれる技術を提供してゆく所存です。皆様には、今後も千里ビデオサービスをお引き立て賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 

今年一年を振り返って 12/31
今年はインターネットの年でした。
大手企業からの直接発注が相次ぎ、お蔭様で千里ビデオサービスのキャパシティー拡大の一年になったと思います。インターネットだけではなく、社内ネットワークの充実も大きな威力を発揮したと言えるでしょう。インターネットで受けたデータをMACで加工し、LANで繋がったWINDOWSでノンリニア編集するということが日常的になりました。さらにペーパーレスで業務が進んで行くことも大きな進化です。MAC導入時からAppleFAXを使って直接MACからFAXを送受信していましたが、現在ではWindowsも同じネットワークでファイル共有出来る環境になり、さらに音楽データを社内サーバーに置いたことで選曲も非常に楽になりました。ShreWayIPを用いて世界中どこからでも千里ビデオサービスのサーバーとファイルを共有したり、ファイルの送受信が出来る環境を構築してきましたが、今年はさらにファイヤーウォールなどセキュリティー面を充実させました。ホームページのあるWWWサーバーについてはSEO対策が少しずつ効果を現し始めました。ただホームページを公開しているのではなく、映像制作に関係する様々なキーワードから千里ビデオサービスを探してもらえるような工夫をしました。全体に見てインターネットが今年ほど反映された年はなかったと思います。
実際の仕事では16:9の撮影が多くなり、ストリーミングもSDグレードまで上がりました。今までのストリーミングが「動画が見える」ものであったことに対し、今年は2Mbpsのストリーミングにより、画質面で色調、ディティール、フィルターワークが求められる撮影を多数行いました。
 
お客様の要求が私達のスキルアップになり、そして得たスキルがまた新たな仕事をもたらしてくれます。猛烈な速さで進むデジタル技術の嵐の中で己の道を見失うことなく、確実に一歩、さらに一歩と進んで行けるのは全てクライアントの要求のお陰と感謝し、今後も皆様方のご要望にお応え出来るように精進する決意を固め、この一年を締めくくりたいと思います。
 

初雪 12/29
暖冬で初雪は年が明けてからかと思っていましたが、今日やってきました。明け方の雨がいつしか雪に変わり、新御堂筋から望む箕面の山も雪化粧です。
このブロクで昨年「きっぱりと冬が来た!」として12/20に書き込んでいました。冬が暖かすぎて先日も「阪神大震災の前の夏は異常に暑かったし地震がおこるんちゃうか」と言っていた矢先のインド洋の大津波です。突然の大災害、逃れるすべはないのでしょうか。


 

忘年会 12/28
忘年会に行ってきました。
行ったと言っても、かなり忙しかったために差し入れを届けたようなものですが、面白かったのでつい腰を落としてしまいました。前川さんとのツーショットに大喜びの舞台監督Hさん、ネットでの公開をお約束いたしましたのでココで公開します。前川さんのセーラームーンはとてもよかった!今回の差し入れはSUBWAYのパーティートレイ。出来たてのサンドイッチはおかげで好評でした。

 

若手を育てる 12/28
5CAMライブ収録現場です。
例年のライブコンサートですが、今年からSRが「音らんど」さんに替わりました。なじみの「かっちゃん」がいてつい盛り上がってしまった現場でした。
今回の収録で工夫したことはAIRマイクのセッティングです。ステージ前の観客の声やステージに乱入するエキサイトした雰囲気を録音するため、音響卓からのステレオミックスのLINEとAIRマイクを合わせてます。しかし無造作にAIRとLINEを合わせるとLINEに対してAIRは若干遅ディレイが発生し、特にドラムのアタックなどがダブるので気をつけなければなりません。
PA(Public Addressing)を直訳すると「大衆に叫ぶ」ということで駅の構内放送や学校放送など、音楽に限らず音を拡声するのに対してSR(Sound Reinforcement)は直訳すると「音の補強材」ということで主に音楽演奏の補助としての拡声を意味している(ちょっと直訳過ぎかも)ように、録音もAIRマイクを主に、LINEを補助的な要素にミックスしました。マイクセッティングは企業秘密?ですが、事務所に帰ってタンノイでプレビューし自分の音作りに納得出来ました。このライブではいつもより1台ドラム担当キャメラを増やしたため、キーボードやドラムのハンディーキャメラが入った5CAM-EFPはエキサイトしたステージの空気を十分に伝える内容なっていました。
ライブではスイッチャーからキャメラに対しては殆ど指示はなく、リターンビデオとタリーランプの点灯で絵取りはキャメラマンの感性で進みます。NewFaceのKO-A君もベテランキャメラマンに臆することなく自分の絵を作ってくれました。
先日の現場で堤監督と「お互い若手を育てる歳になってきたね」と話した矢先、つくづくそう感じた笹邊でした。
 
 

箱レンズ 12/24
スタジオやスポーツ以外、よほど大きなホールでないかぎりは55倍、70倍といった箱レンズを使うことはめったにありません。
今回は1200人の式典で会場内はテーブルでぎっしり詰まりました。その上で正面アップが要求されましたが、客席中央部にキャメラを配置することができません。そのために二階のギャラリーからピンスポとならんで55倍のレンズを使用し望遠撮影をしました。
機材はケーブル長と信頼性からBVP-70isを2台、トライアキシャルでセットアップ。スイッチャーはエビンVS−4000。55倍キャメラは普段から野球、競馬等で押し引きレンズになれたHキャメラマンを登用。前日リハーサルの甲斐合って、2時間の本番もスムーズに終えることが出来ました。
 

嬉しい出来事 12/19
今日はクリスマスイベントの4CAM収録でした。
早朝からの仕込みリハの後、本番は17:30からの2時間。綿密なリハのおかげでキャメラワーク、スイッチングもスムーズに終了できました。
嬉しい出来事というのは、千里ビデオのホームページがGoogleディレクトリーに登録されたことです。
事務所に帰ってアクセスログを見るとGoogleディレクトリーからのアクセスが数件あり、もしかしてと千里ビデオを検索するとしっかりと登録されていました。ヤフーの登録サイトと同じく、サーファーが実際に見た上で登録する審査方式だそうです。
一足早いクリスマスプレゼントに大感謝!Googleさん、ありがとう。

 

撮影終了 12/17
今回で4作目になるマイクロソフトさんの収録完了しました
IT導入事例の様々なエピソードが聞けてとても楽しい現場です。今回は病院のIT活用事例の撮影でした。開発の苦労話や活用することによる効果など、多くのことが勉強出来ます。撮影をしながら自分自身のITスキルアップになるというとても美味しい仕事で、今回は監督お気に入りのIkegami DV7Wを使用しました。トーンやディティールが細かく調整出来、プロミストフィルターとの併用で監督の好む調子にうまく合わせることが出来ます。VEのH君とは久しぶりの現場でしたが、いい仕事をしてくれました。古くから知っているだけに技術レベルの躍進ぶりはとても頼もしく思いました。
今回の作品もマイクロソフトさんのサイトからストリーミング配信されます。
 

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