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光ファイバー接続向け16:9高画質ストリーミング映像の撮影

千里ビデオの代表がWindowsパワーユーザーになって数年になりましたが、遂にマイクロソフトさんのコンテンツ制作の依頼が入りました。イベント送出用及びメディアプレーヤでのストリーミング配信に使うIT導入の成功事例のドキュメントタッチのVPです。
15分で300MB程のコンテンツですが、優れたコーデックによって画質はPCで再生するDVDに匹敵する高品位なものです。それ故に撮影機材や照明、絵作りにおいて細かな指示がありました。フィルターワークだけではなく、キャメラのディティールやガンマ、マトリックス調整等も求められ、それはドラマ収録に相当するものです。
技術スタッフにはマイクロソフトからスタッフジャンパーを支給されました。マイクロソフトのクルーとしての責任を自覚した行動が求められます。
今回使用したキャメラは16:9の撮影が出来、詳細なパラメーター調整が行えるパナソニックのDVCPro50のAJD-950Wです。レンズにはマットボックスを取り付け、ティフェンのフィルターを挿入します。最近笹邊は24Pを備えたAJ-SDX900を好んで使用しています。大変使いやすいキャメラです。
収録はキャメラに内蔵したDVCPROで行いますが、ベースのVE卓からリモートによってトーン調整等の画像管理を行います。左は照明技師の宮川さん、右はVEの山川さんです。宮川さんには多数の作品でお世話になっています。
PCの操作音や環境音などは竿に付けられたゼンハイザーで収録します。音声技術は宮井さんです。
蛍光灯とミックスするためHMIライトを使って照明をセットします。
技師の宮川さんと助手の健太君。どう見ても亜米利加映画に登場する工事現場のオヤジと若者です。
オープンロケの様子です。今回のキャメラマンは撮影所出身の道岡さんです。真剣にモニターを見る監督。
京都らしい風情を求めて撮影隊は清水界隈に移動。湯豆腐の奥丹清水店をお借りしての撮影になります。奥丹さんをお借りするに当たっては千里の友人でKBS京都でディレクターをしていた鈴木さんにご尽力頂きました。
照明を仕込んでいる間に奥丹清水店の庭を撮影しています。
奥丹さんの客室で庭を背景にインタビューの収録です。お借りした部屋を傷つけないために機材には必ず養生を施します。ライトスタンドにはお馴染みのテニスボールを取り付けています。
最後は鈴木さんお薦めの花見小路で撮影してクランクアップ。今回も多数の方々のご協力によって2日間のロケを無事終えることが出来ました。