【動画撮影 マイクロニッコール】での検索だった。マクロ続きだが、やはり35mm一眼レフ用レンズを動画に使おうと考えている人が多いようだ。実際にEOSやREDONEでもニッコールレンズは多用されているし、間もなく発売されるAF-105の英語版サイトではトップにAi Nikkor 135mm F2が掲載されている。(日本語サイトは最近更新された) 写真をクリックしていただくと大きな写真が開く。右端がAi NIKKOR。 私が気に入っているマイクロニッコールはMicro NIKKOR Auto 55mm F3.5で、絞り環はAi化しているので最新のデジタルでも開放測光が可能だ。以前にも書いた事があるが、宇宙へ行ったニッコールによく似ている。 マイクロニッコールだから近接性能はもちろん優秀だ。しかしマイクロニッコール全般に言えることは近距離だけではなく遠距離の撮影でも非常にシャープな描写をする。下の写真はVG10にこのMicro NIKKOR Auto 55mm F3.5を取り付けたもの。 映画用スーパー35mmに相当するVG10に付けた場合の対角画角は約24度でフルサイズの100mmレンズに相当する。また、フルサイズの約半分の撮像面積のおかげで口径食による周辺ボケの変形がなく、開放でも周辺まで均一なボケが得られることは画角を犠牲にした利点だと思う。 Micro NIKKOR Auto 55mm F3.5にで初めて採用されたものの、開放測光時の誤動作の原因になるということで廃止された撮影距離による絞りの自動補正機能がライブビュー時代のデジタル一眼動画のマクロ撮影で再びその素晴らしさが認識されてきたようだ。
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