カムコーダーのレインカバーは意外と高い。1万〜3万が相場といえる。 中国製というと抵抗もあったが、互換バッテリーや周辺機器など、安くてよい物もある。最近ではパナソニックのLIMIX純正バッテリーも中国製だし、ソニーの放送カメラHDCAMの三脚アタッチメントも実は中国製である。 中国で競泳用水着を作っている会社が作ったらしいカムコーダー用のレインカバーを買った。結論から言えば「国産よりいいと思う」だ。 先日の台風のような状況で撮影することはまず無いが、叩きつける雨を想定して事前のテストを行った。カメラの代わりにカットスポンジを詰めて、浴室でのシャワー攻撃だ。 結果から言うと縫い目部分の浸水は要対策だった。露出部分のファスナーは防水ファスナーの効果があって滲み込む程度。生地の放水は問題ない。撥水は新しいだけに良くはじくが耐久性は判らない。雨具と同じく古くなると撥水効果は無くなると思う。やはりレインガード等でメンテナンスしなければならないだろう。 一番問題になる縫い目部分の浸水だが、私は登山用品の防水テープを用いた。日清紡ケミカル株式会社のシーリングテープは直売も行っている。日清紡ケミカルは大阪市中央区にある会社だ。 レインカバーなどはエマージェンシーグッズというわけではないが、やはり「想定外」想定した製品にしてもらいたいところだ。なお、この件については一応改善をお願いしておいた。 購入するとEMSで中国から送られてくる。振込みは日本の銀行なので安心だ。到着まで一週間ほど。 他にもデジタル一眼レフ用のレインカバーや大型カムコーダー用もある。 買ってよかったので紹介させていただいた。とはいえ、やはりオークションでの購入であり、自身での防水対策の追加などを含めて、十分検討した上で「自己責任」で購入していただかなければならない。またブリンプなどと同様、漏水によって機材がダメージを受けてもメーカーは責任を取ってはくれない。 「使ってよかった」と言いたい所だが、雨天での撮影が無い。さらに連日秋晴れが続いている。そういうわけで今回は「買ってよかった」ということになった。 入札が少ないので開始時の価格で落札できた。 実際にショートズームを装着したHDW-750に被せてみた写真はこれ↓(クリックで拡大) ショートズームでもなんとかカバーできる。 レンズ部分は二重構造でフォーカス操作し易い。左手挿入部は筒状になっている。 右手のグリップ部分はギャザー縫いになっていて内部が広く操作しやすい。 降雨も含めてまだテストのみだが、けっこう細かなところまで気を使っているように感じる。というか、昔の日本製に見られた作り手のこだわりを垣間見ることができた。最近の中国は価格競争だけで勝負してくる国でないことは確かだ。 私が良く見るCCTVの放送を見ていても技術力の高さが良くわかる。カメラや機器は概ね日本製だが、この状況もいつひっくり返るかわからない。頑張れ日本の工業製品、電子製品と言いたい。
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