2005年12月04日(日)
カノープス 中継現場
 

カノープス 中継現場」その他カノープス、CANOPUS関連のキーワードが目立つ。
 「J:COMドリームライブステージ」、「ケーブルテレビフェスタ」や「ケーブルテレビショー」など、ほとんどカノープスを使用して映像送出を行っている。今回のケーブルテレビショーでもTBSチャンネルのコーナーで出演したアメリカザリガニのトークショーやカートゥーンネットワーク、Shopチャンネル、QVC、ファミリー劇場、アニマックス等など、すべてきっかけを外すことなく送出ができた。
 VTR時代は映像が安定するために数秒のプリロールタイムが必要で、映像本編の前後には必ず捨てカットを置いた。オペレーターも最低VTRとスイッチャーの2名で行ったが、ノンリニアではVTRスタートをスイッチングを同期させることでワンマンオペレートが可能になった。可能になったというよりも、複数オペレーターによって生じるタイムラグも生じないため送出ミスも無くなる。ディレクターとオペレーターのみで構築できる究極の送出システムといえるだろう。
 従来のAVIファイルによる送出ではDVコーデックで送出するとDV→VIDEO変換の際に6フレームほどの遅れが生じるためにやはりプリロールしなければならなかった。そのためベーターカム等のビデオテープの方が使いやすいこともあった。しかし、CANOPUSのDVStormではハードウエアデコードを行っているためDV→VIDEO変換でのタイムラグはナノ秒レベルとして完璧なリアルタイム送出になる。デコードのタイムラグよりは人間の神経系のタイムラグの方がはるかに大きい。
 さらにCanopusが優れていることは、DVD素材をタイムラインに取り込むことが出来る点である。今回も当日になって持ち込まれたDVDがあり、VDVをPC内で直接扱うことで高画質送出が出来た。DVDを認識しない場合を考えて数種類のDVDプレーヤーを用意しアナログキャプチャーにも対応したが、やはり認識できないDVD-Rがあり、実際にアナログキャプチャーも行った。この点ではアナログキャプチャー出来るDVStormは優秀なボードである。
 優れもののDVStormだがやはりコンピュータだ。ハングアップして送出できない事態が起こらないとも限らない。私の場合はDVStormとマザーボード、CPU、メモリーなど、十分な検証を行い、Windowsにプリンストールされているゲームやメール機能など余分なアプリケーションは削除し、送出専用機として最適化したマシーンにカスタマイズして対応している。当然だがバックアップ機もセットアップし万全を期している。ちなみにスペックはWindows2000/Professional/SP4/Pentium4/3.0GHz/PC3200-2GB/およびWindowsXP/Professional/SP2/Pentium4/3.2GHz/PC3200-2.5GB/という状態で、いずれもヨドバシ梅田で購入したパーツによって構築している。
 ケーブルテレビショーでは180インチリアスクリーンに背面から6500ANSIのプロジェクターで送出したが、照明に負けることのない明るい画面を提供することが出来た。また今回は「カノープス」「SONY」「IKEGAMI」「PANASONIC」などケーブルテレビ局向けの放送機器メーカーからの出展もあり、新製品や参考出品機に直接触れることが出来たことは非常によかった。またソニーのHDV担当者が会社の「HVR-Z1J」のページを知っていて「ホームページではお世話になっています」といわれたことは嬉しかった。
 当然だがメインステージの大型スクリーンがDVStormによって送出されていることを知ったカノープスの担当者は非常に喜んでいた。
今日から私は青森ロケに出かけるが、帰阪して落ち着けばケーブルテレビショーの現場レポをアップしたい。
 ここにケーブルテレビショーでの仕込図をアップしておく。

2005年12月4日 | 記事へ | コメント(3) |
| 映像制作・撮影技術 |
こんにちは、初めまして。
コハルと申します。
いつも拝見させて頂いています・・・が、機械の事がすごくて
いつも混乱しながら読んでいます(笑)
私は、機械音痴なくせに機械関係が好きなので、いつも見てしまうんですけど・・・
でもいつも分からず・・・

いつも載せてある画像には、毎回ゾクゾクします。
何ともしれない、ドキドキ感もあり・・・
でも読んでる途中で、分からなくなり・・・・

でもまた遊びにきます。
すみません。私こそ意味が分からないですね。
失礼しました。
こんにちは。
コハルさんはたしか映写技師さんですよね。
Vシネマ系の仕事はやっていないのであまり役立つことはないでしょうが、見ていただけて光栄です。
私の会社の取引先にも映写会社があって技師さんがいます。
劇場付の映写技師ではなく、学校やイベントでの映写が中心です。
ただ最近は35mmではなく、プロジェクターによるビデオ映写が主になってきているそうです。
時代が変わってきましたね。技師さんもデジタルへの対応が大変だと思います。
先日「男たちの大和」の出演者インタビューをして映画の予告、プロモーションなどを預かりましたが撮影もフィルムではなく、ビデオを回していました。本編の撮影も変わってきたようです。

最近忙しくなってピースの消費量が増えています。それとコーヒーも。コーヒーにタバコはよく似合います。
こんばんは。
私は映写技師って言っても、かなりのペーペーですよ。
キャリアとしても、数年ですから・・・。
しかももう辞めて3ヶ月経ちますし・・・

また遊びにきますね
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク
 

PHOTOHITOブログパーツ


ニックネーム:SENRI
都道府県:関西・大阪府
映像制作/撮影技術会社
(株)千里ビデオサービス
代表取締役&
北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
色々出ます

»くわしく見る

バイオグラフィー