2005年12月13日(火)
オンエア中 リターン 映像
 勉強家からのアクセスだろう。
 リターン映像とはテレビキャメラのファインダーにそのキャメラが撮影している映像ではなく外部から別な映像を返す(送る)ことだ。1台のキャメラで撮影している場合には基本的に必要ないのだが、複数のキャメラを使ったスイッチングシステムの場合には絶対なくてはならない。「ノークレーム、ノーリターン」ではなく「ノーリターン、ラージプロブレム」である。もしTVスタジオやNGKなどの収録を見たことがある人ならファインダーの映像がチカチカとひっきりなしに切り替わっていることに気づくだろう。これはキャメラマンが自分の撮影している映像と、現在収録(オンエア)しているプログラム信号を自分で切り替えているためだ。
 放送の場合はスイッチングされたプログラムビデオだけではなく、CMや字幕の入ったオンエア映像も確認しなければならない。小型キャメラも放送用の場合はリターン1、2が有り、プログラム、オンエアを選んで見ることが出来る。
 先ほど「1台のキャメラで撮影している場合には基本的に必要ない」と書いたが、中継の場合は1キャメラであってのオンエアを確認しなければならない。また衛星放送の場合はオンエアリターンが1秒近く遅れて帰ってくる。赤道上の衛星までの距離×2と、電波に乗るまでのデジタル回路の影響が原因だ。
 リターンビデオについてはホームページでわかりやすく解説しているので興味のある人はご覧いただくとよいだろう。
下の写真の場合は左手の手元にリターンビデオの切り替えスイッチがある。


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| 映像制作・撮影技術 |
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