2006年02月04日(土)
トラックイン ズームイン
 「トラックイン ズームイン」がキーワードのアクセスだ。TR-INと省略するが、キャメラが移動して被写体に近づく撮影方法である。逆にTR-B(トラックバック)は被写体から離れる撮影方法で、ブログで言うトラックバックとは意味が違う。
 トラックインに対してズームインという技法はレンズの焦点距離を可変できるズームレンズにより被写体を寄せることだ。逆はズームアウトになる。トラックイン、ズームインとも一見似たように思われがちだが、トラックインの場合は画角は変化せずに、キャメラの動きによって被写体の大きさが変化する。ズームインが凝視の効果があるのに対し、トラックインは人間の視覚に準じた効果が得られる。
 映画ではレールやクレーンを使うことは常識だが、ビデオでは予算の制約からこういった特機の利用は限られてしまう。しかし私の会社ではHDV方式のハイビジョンキャメラを使用することで機材費を抑えて、浮いた予算で特機を使用することを勧めている。昔の業務用DVフォーマットに比べるとHDV方式のハイビジョンキャメラはダウンコンバートしても従来の業務用キャメラに匹敵する映像を記録できるようになった。機材費の抑制による画質低下も気にならないどころか、HDVのおかげで従来の予算ではなし得なかったキャメラワークが実現可能になった。
 画面サイズがワイドになったことで、画面全体の情報量が増え、映画と同じ技法が必要になり、今後ますますレールやクレーンなどの需要が増えるのではないだろうか。

2006年2月4日 | 記事へ | コメント(2) |
| 映像制作・撮影技術 |
こんばんは。
たまに見た事あります。
映画の撮影シーンとかで・・・
へ〜。
ハイビジョンになると、
映画と同じ技法になるんですね。
面白いな〜
こんにちは。
ビデオもワイド画面&高解像度になるとロングショットが生きてきます。
キャメラワークが演出する以上にキャストの演技が重要に成りますね。ズーミングはかなり限定され、トラックイン、トラックバックが基本になるでしょう。今会社では小型ハイビジョンキャメラに適した簡易レールを開発中です。
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