2006年08月07日(月)
16mmフィルム DVD
 「16mmフィルム DVD」という検索。テレシネ変換を案内している「フィルム&フィルムズ」のページがヒットしていた。
 8月6日の「原爆の日」にちなんで数日前から様々な歴史的映像がTVで流れていた。世の中には埋もれた映像資産が数多くある。先日倉庫を整理していたら名神が開通して間もない頃のレギュラー8のフィルムなどが出てきた。映写機にかけてみると薄っすらと雪を被った関が原付近を今は懐かしい車がノロノロと走っていた。こういったものが世の中に沢山埋もれていて、いつかは消えてゆくのだろう。
 古い映像資産は今のうちにデジタル化するのもよい。しかしデジタル化とい言っても何が長期保存に向いているのだろうか。DVDが永久はおろか、半永久的なメディアでないことはもはや常識である。日本工業規格では2005年8月に提出された「電子化文書の長期保存方法」と題する規格原案が現在審議中である。その規格原案では、CDやDVDなどの記録媒体を3年に1度点検し、一定の劣化が検出された場合は即座に新しい媒体にデータを移行することとしている。やはりデジタルメディアに変換後、定期的なバックアップが必要なのである。
 写真は私の手元にあるスーパー8の撮影機NikonR8とR10だが、このキャメラに入れるフィルムも残すところタングステンタイプのエクタクロームのみとなり、外式のコダクロームは姿を消した。もしも古い記録映画が銀塩ではなく、今のようにデジタル化されたののであればおそらく1/10も現存しなかっただろう。デジタルデータの保存はフィルムや印刷物のようなアナログデータに比べて品質は高いながらも、残し続けることは極めて難しいことだと思う。

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| 映像制作・撮影技術 |
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