2006年08月10日(木)
Panasonic SW 350
 「Panasonic SW 350」だった。
 正しい品番はAW-SW350である。素晴らしいスイッチャーだ。量子化10bit、13.5MHzサンプリングのフレームシンクロナイザーをVIDEO IN 1〜5の各チャンネルに搭載したモデルで、旧機種SW300とは外見は似ているが内容は全く別物である。しかし価格は据置かれSW300と同額で発売された。
 このスイッチャーを設計したS氏とは20年近く前に知り合ったが、常に前向きの優れた設計者である。キャメラの設計やTBCなどに携わってこられたが、このスイッチャーは氏のお薦めで購入した。
「SW300の問題は全て解決しました!FSを5枚内蔵したのでダイレクトにカットが使えるようになりました。コンポジットのFSですから、FSを使わないゲンロックモードと比べても極端な画質低下はありません。100万以上で売りたいんですが、営業からSW300と同額でないと売れないということで、価格は据え置かれました!」氏の言葉を信じたが間違っていなかった。使ってみてその素晴らしさに驚いた。BNC1本によるコンポジット接続での画質は他のFS内臓機種とは全く違う。当時講師をしていた某専門学校にも購入させたが、自身を持って進めることができた。
 検索されたページのケーブルウエストのイベントレポでは機材のシフトの関係で初日をSW300、2日目をSW350で行ったため、画質の差は一目瞭然だった。もう一つの現場はATCで昨年行われたケーブルテレビショーだったが、ここでも350はその性能を遺憾なく発揮した。
 太鼓判を押せる機材というものはなかなか無いものだが、この可愛らしいスイッチャーは私からも太鼓判を押せる素晴らしい機材である。

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| 映像制作・撮影技術 |
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