2005年07月11日(月)
サイバーショット P100
 私が使用しているデジタルカメラの中でサイバーショットP100は非常に気に入っている。デジタルカメラは25万画素のRICHO DC-3に始まり、140万画素CANON PowerShot A50、そしてサイバーショットはP30、F505、P100、F707、F828となる。またOLYMPUS C-4040Zなども使用する。一眼レフはEOSやNIKON D70などを使うがやはりサイバーショットが気に入っている。
 デジタルカメラが仕事に使えると判断させたのはPowerShot A50だ。芝居の公演用フライヤーとポスターの撮影でコストダウンを理由に使用した。当時100万画素を超える機種が少ない中でA50は解像度、発色もよく「これならA3ポスターも何とかなる」と判断してスタジオに持ち込んだ。照明はストロボではなくビデオと同様のタングステン(ハロゲン)系で行った。それまでポスターはNIKON F3Pを使っていたのだが、後処理を考えると撮影からデジタルで行う方が良いことも一因だが、フィルムと違いホワイトバランスが自由になること、撮影画面をTVモニターで確認出来ることが大きな要因であった。結果は予想を上回るもので、これ以降私の写真関係の仕事はデジタルカメラ化していった。
 現在最もよく使うデジカメはサイバーショットF828でバックアップはF707となっている。しかし常に身に付けているのはサイバーショットP100になる。現在は720万画素のP150/P200が主流になっているが今なお現行品としてソニーのサイトには掲載されている。小さいボディーながら沈胴式のツァイス製光学3倍ズームを装備し、起動も速くレスポンスも優れている。またフルマニュアル撮影にも対応し、より高い要求にも応えられる。ホームページでの現場レポはほとんどこのP100で撮影しているし、インドロケではVロケの合間に数々の写真を撮影してきた。この時にはF707も携行していたのだが、ワイドコンバージョンレンズを使用するとき意外はほとんどP100をメインに使用していた。なぜこれほどまでに液晶ファインダーのデジカメを好むようになったのには理由がある。それはビデオキャメラと非常に良く似た機構のため、一眼レフタイプのデジカメには無い良さがあるからだ。
 従来の銀塩フィルム式一眼レフの場合はレンジファインダー式カメラに比べてファインダーの精度が高く、実際に撮影レンズを通して結像した画像を見ることがのだが、デジカメ時代になるとその優位性が全く無くなってしまった。廉価版のデジカメでも撮影レンズを通して撮像素子であるCCD(CMOS)に実際に結像した画像を液晶やTVモニターで確認出来るのだが、一眼レフデジカメの場合は液晶モニターでピント合わせができる「ライブビューモード」を搭載したCANON EOS D20aを除けば全て虚像を見て撮影しているように思えてしまう。大きなバッファを備えた連写機能を除けば、私にとって一眼レフデジカメは余り魅力がない。ただRAWデータで撮影しなければならない場合は必然的にNIKON D70を選ぶわけだが、その必要が無い場合はやはりサイバーショットを採用する。
 ソニーから一眼レフタイプのサイバーショットが出るという噂も聞くが、CCDの埃問題も考慮した前群交換式レンズを備えた4色CCDで、ハイビジョンキャメラと同じ高精彩液晶を備えた、連続高速RAWデータ記録可能なサイバーショットF929(夢)なるデジタルカメラの発売を期待したい。操作性は限りなくハッセルブラッドに近いものとして・・・・。

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