2007年01月06日(土)
ブラウン管式のモニター
 「ブラウン管式のモニター」だった。
 液晶全盛だが、やはりSDはブラウン管の方がきれいだ。画素がなく、信号通りの走査線を描いてくれるからだろうか。ハイビジョンでは液晶がきれいなのだが、まだまだSDがなくならない。上の写真はSONYのBVM-9045QDでノンリニア編集のオペレーター用モニターに使用している。また、14インチはPanasonicのTM-1410BTaを4:3/16:9のスイッチャブルに改造して使用している。
 正式なマスモニではないが、マスモニに準じた品位の映像を見せてくれる。一度ブラウン管を交換し、ワイド対応にしたお陰で今後も現役を務めてくれる。当分ブラウン管式モニターはやめられないが、家庭での視聴が液晶に変わってきたため、スタジオでは液晶の民生機で確認しながらの編集となる。
 

2007年1月6日 | 記事へ | コメント(5) |
| 映像制作・撮影技術 |
ブラウン管を愛用してくださりありがとうございます。
コンピュウター用や放送局モニタ用から撤退し,いよいよ娯楽家庭用テレビのディスプレイとしても店じまい同然のわが古巣なんです。
かつて,放送局モニタとして使っていただいていた機器メーカーさんに呼ばれて「均一な白になっていない,(白板を指して)白とはあのようなものだ」と叱られたことがありました。
R,G,B 3原色の単色はきれいに出せても(これもかなり苦労のいる技ですし,100%に近いというだけですが),白色は並大抵のことではありませんでした。
上級職の試験で本社の面接があったとき「なぜ白色にムラができるのか」と質問されたのを覚えています。ちょうどコントラストの改善のために,蛍光体ドットの隙間を黒色で埋める“ブラックマトリクス”を導入したばかりで,設計も製造も苦労していた時期でした。
昨日も,量販店で“液晶”を見ていましたが,ほんとうにきれいですね。でも,各メーカーによって,色やコントラストが違っています。同じブランドで,値段の高い方が画質が悪かったりして・・。ディスプレイそのものより,やはり回路技術(絵造り)のウエイトが大きいですね。この辺もブラウン管と違うところでしょう。
>ちかまさん
SDは量販店で見てもブラウン管の方がきれいですよ。
ただし、25インチを超えるとプラズマもそうですが、なんとなく放射能が出ているような気がして、ちょっと怖いです。
それはさておき、平面ブラウン管のモニターはSD作品をクライアントに見せるには最高ですね。「ハイビジョンで撮ったの?」なんて聞かれることもあります。
「均一な白」ってそうですね。でもそれよりも気になるのは「均一な灰色」です。モニターを調整していて、白と黒を合わせてもガンマがそろいません。これは液晶モニターでもそうです。パソコンでデュアルモニターにしていて思います。同じメーカーのシリアルナンバーが連続した機種でもそろいません。回路がいくらデジタル化しても、最終の光に変換するところがアナログというか、物理現象だからでしょうか。
>昨日も,量販店で“液晶”を見ていましたが,ほんとうにきれいですね
量販店のHDでの展示はきれいですが、SDではやっぱりブラウン管ですよ。

それと、ZAQの非表示の件ですが、時々起こりますね。
あと、非表示になっていたコメントですが、
>コメントが表示されない,と書いたばかりですが,それを投稿したら表示されましたね。
>これって,ZAQ のサーバでときどき経験します。
>まるで,井戸の手押しポンプのように(お若い SENRI さんには通じないかな)
>“向かい水”をすると,表示されます。
私は戦争が終わって10年経っていない時に生まれました。
小学校5年生まで井戸水を飲んでいて、家の井戸には「川本ポンプ」の手押し式が付いていました。(友達の家はナショナルの電気式でしたけれど)
実家が農家で、池や川の水を田圃に送る“水かき”では必ず“向かい水”をしました。吸水口のバルブが経たると“向かい水”がすぐに抜けてしまって父が苦労したのを憶えています。
今気付いたんですが、ちかまさんは横書きではカンマを使われていますね。これって昔小学校で習いました。
私も最近まで日本語も横書きでは,.を使っていました。
ところが気にして印刷物を見ると、。が使われていて困ってしまいました。“”と「」の使い分けも困っています。
「他人に聞けない疑問」です。
ちかま の年代では,国民学校+小学校なので,横書きについては習わなかったように思います。
義務教育が済むと工業学校でしたから,それ以来仕事もすべて横書きです。
それで,いつのころからか「,と 。」になりました。
JIS Z 8301「規格表の様式」では,「,と 。」になっているから,National Technical Report への投稿や,その後の 工業会規格 の立案担当になったときから確実に「,と 。」に慣れてしまったと思います。
「公用文作成の要領」(昭和27年4月4日 内閣閣甲第16号依命通知)を抜粋した三省堂の「必携用字用語辞典」などにも「,と 。」となっています。
しかし,共同通信社の「新聞用字用語集」では「、と 。」ですし,毎日新聞などもそうですが,一般にこれを使われる方が多いですね。
なお,アマチュア無線家向けの「CQ誌」は,「,と .」を使用している珍しい例です。
ちかまさん、コメントありがとうございます。
>共同通信社の「新聞用字用語集」では「、と 。」ですし,毎日新聞などもそうですが,一般にこれを使われる方が多いですね。
「、と 。」でも間違っていないようなので安心しました。
CQ誌はもう30年以上見ていないので、今度書店で覗いて見ます。
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(株)千里ビデオサービス
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