2007年03月13日(火)
ゲンロック 調整 VE
 「ゲンロック 調整 VE」というキーワードで検索されていた。近頃はデジタル化が進み、簡易な編集システムや収録用スイッチングシステムではジェンロック(ゲンロック)の調整も不要になりつつある。私もパソコンやキャメラが混在する中継ではフレームシンクロナイザーを全チャンネル内蔵したスイッチャーを多用している。音声に対して映像が1フレーム遅れるという欠点はあるが、映像に合わせて音声にデジタルディレィをかけることで対応できる。とにかく便利だ。
 しかし、SDIなどのデジタル化が進んでも、現場にはまだまだアナログスイッチャーは多い。そういうシステムの位相調整が今回のキーワード「ゲンロック 調整 VE」に関係する。つまりコンポジットビデオのSCHの調整だ。SCHはケーブルの長さや機器の状態によって異なり、入力された映像の同期信号部分をスイッチャーの同期信号に付け替えなければならない。だがVE(ビデオエンジニア)にとってSCHの調整は出来て当たり前、出来なければVEとはいえない。そしてもっと大事なVEの仕事は複数のキャメラの色合いの統一であり、ホワイトバランスを変えずに、望む色域のみの色相、彩度、明度の調整、一肌のディティール調整、そしてトーンカーブの調整などを行わなければならない。つまりジェンロックなどのシステム構築は最低条件であり、それよりも制作意図を深く理解し、映像を技術面でサポートすることである。

2007年3月13日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 |
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