2007年06月01日(金)
舞台収録 マイク
 「舞台収録 マイク」である。
 舞台収録というとノイマンのU87を思い浮かべるが、コストが高く、なかなか使えるものではない。これまでにU87を使ったのは和太鼓のプロモーションビデオを作った時と混声合唱の収録、そしてフルートの前衛的なソロ演奏の収録くらいである。写真はU87だが、音質のみで勝負する録音とは異なり、映像制作の音の場合は映像を支える音作りのできるマイクが有れば十分だともいえる。私の会社で使うマイクは下の写真のようなものが中心だ。

これはAKG(アカゲ)のC416


国産の名器C-38B(SONY)


これはアムクロンのバウンダリーマイクPCC

 ソニーのECM-23Fをクレードルサスペンションを介して天井のバトンに取り付けたものだ。舞台では物理的な振動がマイクに伝わらないような手段も講じなければならない。
 強い志向性が必要な場合はゼンハイザーの定番ガンマイクであるMKH-416になる。

 普段の舞台収録でははマイクの本数も少ないので下のようなサブを組んでいる。
しかしマイクの本数が増えて現場でミックスする必要がある場合は下のように多入力のミキサーを使用する。
 どちらの場合もキャメラマンにセリフが聞き取りやすいようにインカムやイヤフォンに舞台間際のマイクで拾ったクリアーな音を送る必要がある。
 様々なマイクを使って行う舞台の収録では映像と音像が一致した音作りが重要だ。音声技師は求める音をがしっかりイメージできる経験と技術が求められる。

 余談だが最近のノイマンはマイクの会社として知れ渡っているが、私にとってはレコード盤のカッティングヘッドのメーカーというイメージが強い。
 これは一世を風靡したSX-68でプレスマスターの親になる盤をカッティングしている様子だ。
 そしてこれがカッティングヘッドである。今ではレコードメーカーもレコード盤は作らなくなってしまった。

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| 音声・録音・音響 |
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