2007年07月02日(月)
ドリー 車イス
 「ドリー 車イス」というキーワードである。
 写真は歌手の金田たつえさんの撮影の際にドリーショットとして車椅子を使用している撮影だ。このロケは「湯の町椿」のプロモーション用で撮影は城崎温泉で行った。写真は彼女の事務所の社長が撮ってくれたものだ。  「湯の町椿」の前の作品はステディーカムを使って私の地元である箕面で移動ショットを撮影した。ステディーカムにベーターカムを搭載しての撮影は専門のオペレーターでない私にとってはかなりキツイ撮影で、普段使用しない筋肉を使ったため、数日背中に筋肉痛が残ったように記憶する。それが理由と言うわけではないが、車椅子を使った移動ショットはステディーカムの負担を考えると天国である。ただし揺れを抑える機能はない。車輪の空気圧の最適化や、防振レンズの併用が望ましい。
 ところが撮影に使用するキャメラが小型化したことで、ステディーカムやグライドカムというスタビライザー(防振装置)までが小型化し、さらにコストも大幅にダウンしたために車椅子とスタビライザーの併用が効果を上げている。
 上の写真はHDVキャメラのHVR-Z1Jをグライドカムに搭載している状態である。このスタイルで車椅子に乗って助手が押す。
 この写真はインテルのVPを制作するために奈良県にある病院で撮影した時の様子だ。滑らかなドリーショットの撮影では普通レールを敷いて行う。そしてレールの見切りを避けるために必要に応じてレールドリーにクレーンを乗せることを考えるが、車椅子+グライドカムを用いれば極めて手軽で短時間の撮影になる。VPでは1シーンのために数時間を費やす余裕など無い。「ドリー 車イス」というキーワードで検索した人物もそういうスタイルを探されていたのだろう。車椅子+防振装置をオススメする。上の写真を撮った現場の映像がインテルのサイトで公開されている。

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