2007年09月20日(木)
PremierePro シンクロール編集
 「PremierePro シンクロール編集」だ。検索されていたページは私のブロガリのページだった。
 シンクロール編集とはリニア編集時代からよく使ったスタイルで、同じタイムコード(映像が同じ時間軸上にあればタイムコードは揃っていなくてもよい)が記録された複数のテープを同時に走らせて行う。これがノンリニア編集になると複数の素材を同じタイムラインに貼り付けて複数レイヤーのピクチャーinピクチャーによって1モニターで行うことが出来る。下は現在行っている編集のモニター画像だ。左上がC-1、右上がC-2、左下がC-3、右下が現場スイッチングのPGM(プログラム)である。カノープスコーデックで圧縮されたタイムラインを動かすと4つの映像がストレスを感じることなくリアルタイムに動いてくれる。
 タリーランプ、リターンビデオ、インカムを用いることで9割は現場スイッチングで完パケになるが、プログラムと同時に回したアイソレーション素材を使うことで微妙なタイミングの修正、現場で見落としたリアクションの挿入などが可能になり、作品のグレードがアップする。ただし4素材の場合は2時間の完パケを仕上げるために8時間のキャプチャーと200GB以上のハードディスクが必要になる。
 現在私はPremiereProでシンクロール編集を行っているが、4つのビデオトラックと4つのオーディオトラックがタイムライン上にインポートされる。今回は3つのオーディオトラックは不使用に設定しているが、4CH以上のマルチトラックを使う場合はトラックダウンも行う。このPremiereppRroはPremiere6.5からアップグレードしたものだが、アップグレード価格は0が一つ多くてもよいほどの価値がある。
 Pentiumを作ったインテル、Windowsを作ったマイクロソフト、Premiereを作ったアドビ、これらの企業、開発者のおかげで数十万〜数百円の費用でポストプロダクションをデスクトップに構築出来るのが今のDTV業界である。恐ろしくもあるが、面白い時代でもある。

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| 映像制作・撮影技術 |
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