2008年09月12日(金)
ミカミ ボールレベラー
 「ミカミ ボールレベラー」だった。なんと、検索されていたのはすべて私の書いた記事だった。
 写真はミカミ製のボールレベラーではない。ミカミ製のリモコン雲台を汎用のφ100mm三脚に取り付け可能なように加工したオリジナルパーツだ。ミカミからは小型CCTV関連から大型の「お天気カメラ」用リモコン雲台まで様々なものが発売されているが、すべてボルトで固定するようになっていて、我々が使うビデオ用三脚(100mmボールレベラー付き)に取りつけるためのアタッチメントは出ていない。つまり自分で作らなければならないのである。おそらくメーカーが作っても販売台数を考えればかなりのコストになってしまい「売れないものは作らないほうが得」ということだろうか。
ただ撮影技術会社としては、メーカーから販売されていないものであっても欲しいものは山ほどある。やはりD.I.Y.で対応していくほかないようだ。
「ミカミ ボールレベラー」というキーワードで検索された方が居られたわけだから、欲しい人は居るということだ。写真にあるボールレベラーの製作過程をブログに載せているので参考にしていただければよいだろう。
 最近はミニジブなどが一般化してきたが、高さを稼ぐと手が届かず思うような動きが出来ない。かといって小型のリモコン雲台では動きが唐突で、パン・チルトのそうとスタート、ソフトストップが出来ない。やはり映像制作としてリモコン雲台を使う場合は、最低でもミカミの小型リモコン雲台の連続速度可変は必要だ。というよりも長尺クレーンではリモコンヘッドのスコーピオヘッドなどは当たり前に必要な機材になっている。ミニジブにミカミのリモコン雲台を付けることで、ミニジブの表現力が何倍にも向上するのである。つまりリモコン雲台の100mmボールレベラーは必要不可欠の周辺機器といえる。

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