2005年08月16日(火)
ホワイトバランス 波形モニター
 撮影業務においてEFPはENGと違い、正確な信号管理が必要になる。ENGはその名の通り電子的ニュース取材であり、キャメラのオートホワイトバランスとオートブラックバランスによって色調を決定する。しかしEFP(Electronic Field Production)はドラマやVPを制作するシステムで、白バランス、黒バランスだけではなく、ガンマやフレアー、マトリクス等の調整を行い、また肌色の輪郭補正をコントロールするスキンディティールの調整も必要になる。要するによりよい映像の収録に必要なシステムを現場に投入することが必要になる。
 技術もキャメラマンだけではなくビデオエンジニアも同行する。実際にはキャメラ、撮影助手、ビデオエンジニア、音声技師、照明技師、照明助手、特機オペレーター等で組むことになる。映画本編とまではいかないが、かなりの大所帯だ。
 このときにビデオエンジニアが使用する機材が波形モニターで、実際にはベクトルスコープ、マスターモニターなどと併用して映像信号の管理を行う。
 ビデオエンジニアは技術職になるが、色調、明暗日など、照明技術と一緒に演出面まで考えて仕事をしなければならない。映像制作における重要な役割を受け持っている。

2005年8月16日 | 記事へ | コメント(3) |
| 映像制作・撮影技術 |
初めまして。
芸術関係の学校で恥ずかしながら講師をしているVESPAといいます。制作中心で技術に疎く波形モニターでホワイトバランスの確認方法を知りません。お教えいただけるとありがたいのですが。
よろしくおねがいします。
こんにちは。
波形だけでホワイト、ブラックバランスの確認はIREモードではなく、FLATモード(Filter OFF)でキャリアが最小になればOKです。ホワイトは100IRE付近の振幅が最小になり、ブラックは0IRE付近が最小になる状態です。ちなみにグレーはその中間付近です。
ホワイトチャートがあるとベクトルスコープがとりやすいのですが、実写映像では波形モニターの方がわかりやすいと思います。
ただし波形だけでは肌色の色相は確認出来ません。
こんな回答でよろしいでしょうか。
早速に対応していただきまして感謝します。
夏休みの間にマスターしたいと思います。
ありがとうございました。
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