マルチカメラ スイッチング
「マルチカメラ スイッチング」である。
最近スイッチング収録に関わるキーワードが多い。
そして検索があった後には必ずメールや電話がある。今回問い合わせがあって決まった仕事は大衆演劇の3カメスイッチングが一件と、国際会議のHD収録だ。立て続けに決まった。
今回の大衆演劇は以前に録ったハイビジョン中継車のものとは違って、SD収録である。そのため全て自社保有の機材で対応出来た。しかしハイビジョンはそういうわけには行かない。昨日必要なキャメラなどをレンタル会社に手配した。国際会議が3日間行われるため、費用は嵩む。早く業務用のハイビジョン中継システムが売り出されることを期待したい。
マルチカメラの話ではないが、ソニーではHDV関係の新製品を次々と発売、発表している。ローコストなHDVは歓迎だが、早くEFPが組める業務用のローコストなシステムを出して欲しいと願うのは私の会社だけではないはずだ。ただし、今年末に発売されるHVR-Z5Jは大いに期待できる。
(写真をクリックすると大きな画像で見ることが出来る) HVR-Z7JよりはHVR-Z1Jに良く似たデザインであり、Z1Jユーザーの私としては違和感が無い。そしてHVR-Z7JやS270で割愛されていたショットトランジションの「ソフトトランジション」が復活していることだ。詳しい情報はまだ無いが、HVR-Z5Jの民生タイプHDR-FX1000ではしっかりと書かれている。
そして画期的なものがリモートコマンダーだ。
LANCの規格にあるズームやフォーカスだけではなく、アイリスやホワイトなど、様々なパラメーターをコントロール出来る。
東大阪のゼクーではすでにLANCからアイリスやホワイトだけではなく、ガンマなどもコントロール出来るものを開発しているが、今回はソニー純正のカメコンの登場だ。さらにワイコンにはフィルターポケットやハレ切りも付いてちょっとしたマットボックスに仕上がっている。
そしてCMOSで最も気になる大きな明暗変化時のMPEGノイズ風のノイズだが、Z7JやS270もバージョンアップでかなり改善されたようであり、年末発売のZ5Jではもう少し改善されているかもしれない。
MPEGノイズ風ノイズについては
「CMOS採用ビデオカメラの導入をご検討いただいているお客様へ」
としてシステムファイブからもアナウンスされている。
若干不安も残るCMOS採用のZ5Jだが、Z1Jの後継機としてはZ5Jしかないだろうと判断し、予約を入れた。また私の会社ではZ5Jを撮影中にフラッシュを焚かれるような現場へ持っていくわけではないため、まず問題は無いと考えている。まあ、こういう後付の言い訳よりは、リモートコマンダーとプログレッシブの魅力に負けたといった方がよいかもしれない。
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2008年9月23日
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映像制作・撮影技術 |
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