2008年10月29日(水)
RM-M7G
RM-M7Gだった。かなりというか、CCU-M7やDXC-M7時代のリモコンである。
私の会社ではDXC-637やDXC-D35WSL、DSR-570WSに付けて1CAM/EFP運用に使う。またラックマウントしたCCU-M5のコントロールにも使用する。
CCU-M5の場合は次の写真のようなスタイルになる。ラックに引き出しトレーをつけてVEが操作しやすいようにしたもので、モニターの配列とRM-M7Gの配列が一致している。
RM-M7Gを用いないでVEがCCU-M5のアイリス調整をする場合はアイリスVRが縦配置になり非常にやりにくい。
トレーに収まったRM-M7Gである。ソニーが凄いと感じるのは、DXC-M7と一緒に発売されたモデルがその後発売されたDXC-537、DXC-637、DXC-D30、DXC-D35など、後継機にも続けて使用できるところだ。CCU-M5もそうだし、その前のCCU-M7も同様に後継機にも続けて使える。メンテナンス(ボリュームやコンデンサーの交換)をきっちりすることで10年以上問題なく使用できている。DXC-M7でサポートされ、637では使用できなかったGAMMA調整もD35WSでは問題なく使用できることも嬉しい。
ただしこのRM-M7Gが使用できる一体型カムコーダーはDSR-570WSLが最終になってしまった。新しいDSR-450ではRM-B150やB750といったHDCAMと同じタイプを使用することになる。
デジベやベーカムで使っていたRM-P9は使用できない。
RM-M7Gが検索されるときにはけっこうヤフオクなどに出品されていることが多い。販売終了になった時に税抜価格95,000円だったものが今日なお5万円前後で取引されていることも驚きだが、またそれなりに納得も出来る。つまりCCU-M5やCCU-D50等でDXC-D35WS、D50WSをコントロールするにはRM-M7Gは必要不可欠のものであり、DSR-390やDSR-500WSL、DSR-570WSLなどの一体型でVEが付いたEFP運用するにもRM-M7は欠かせない。

現在私の会社ではRM-M7Gを5台と20mケーブル×2本、10mケーブル×2本、3mケーブル×5本を保有している。これらケーブルは今も現行で部品入手が可能だ。今しばらくRM-M7Gには働いてもらいたい。
RM-M7Gが載った最終のカタログはCCU-D50、CA-D50のカタログだと思う。息の長い製品である。

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