ハムイーター
ハムイーターだ。以前に書いた記事「ハムイーター 中継」がヒットしていた。せっかくなのでもう少し詳しく書こう。私の会社で使っているものはHE-89というモデルだ。見ていただければ判るようにただの箱のようなものに入力と出力のBNCコネクターが付いている。内部はトランスだと聞くがばらした事が無いので定かではないが、重量は1,7kgと結構思い。BP−90型のバッテリー並である。電源は不要である。
中継現場で信号を受ける場合や送る場合にこのハムイーターをはさむだけで呪いのようにハムが取れる。いわば中継の必需品である。私の会社には現在2個あり、足りない場合はレンタル会社から借りている。中継が少ない会社場合はレンタルで十分ことたりるが、中継が多い場合はでも最低1個は保有したい常備アイテムだ。
ノイズの原因は概ね電位差によるものである。下図がハムイーターの特性だ。NTSCでは1MHz80本と言われる。図の10MHzで−0,60dBとなっているように、殆ど減衰がない。ハイビジョン用のHE−99ではそれ以上に優れた特性を持っている。
ハムの改善率だが、50Hzで33dBである。6dBで半分だからハムは1/30以下になるになるということだ。エネループが売れる理由にネーミングの力が大きいと聞くが、ハムイーターも優れたネーミングである。
以前現場であるスタッフがハムイーターのマークを見て言っていたことが面白い。
「魚のようなイラストになってますが、口からハムの乗った信号を食べて、ハムを吸収して消化してるわけですよね」・・・・・
たしかに、言われてみればそうだ。ということは・・・・
ハムイーターは代理店でも扱っているが、アサカの東京営業所や大阪営業所でも購入できる。定価は¥58,000だが実売はもう少し安い。
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2009年1月6日
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映像制作・撮影技術 |
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