パナソニック “P2 カム” AG-HPX305 を発表
ニュースが飛び込んできた。
DVCPROHD及びAVC-Intra搭載でP2カードに10ビット、4:2:2サンプリングのHD映像を記録できる。価格は131万2500円。撮像素子は3CCDではなく3MOSである。
現在ショルダータイプの業務用HD標準スタイルといえばHDVのHVR-Z270とJVCのHD-100〜250、そして次に発売予定のSxS対応のGY-HM700Uとなるが、AG-HPX305は非常に気になるモデルだ。
JVCのHD-100で不評だったワイド端5.5mmの16倍レンズに対し、AG-HPX305ではワイド端4.5mmの17倍レンズが標準装備されている。
価格は実売105〜110万程度。つまりXDCAM EX3と同じ価格帯である
写真しか見ていないが、スタイルは非常に良い。
昔業務用のベーターカムと放送用のベーターカム一体型を比べた場合、確実に放送用に軍配が上がった。やはり価格はデザインの差にも現れると思った。
今回発表されたAG-HPX305はHDC-1600やBVW-400A/D600を思い起こさせた。ソニー製品と比べてしまって、設計者には申し訳ないが、優れたデザインだと思う。
メーカー発表のPDFがアップされていたのでリンクしておく。
http://panasonic.biz/sav/news/090211/20090212HPX305.pdf
一目見て担ぎやすそうなスタイルが気に入った。そして驚異的な価格設定。心から下水流さんを賞賛したい。
電子機器専門メーカー達に対して総合家電メーカーとして業界で若干出遅れてきた感じのするパナソニックだが、ここにきてブランドの底力を発揮したと思えるAG-HPX305である。
プレス用の高解像度の写真がパナソニックのサイトにアップされている。是非ご覧いただきたい。
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2009年2月13日
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映像制作・撮影技術 |
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1/3に割り切った事がレンズ込みの低価格化と上位機種との棲み分けになっているのでしょうね。
他社がこの価格帯では、カメラのスタイルを崩している中で、天晴れ!と言うべきではないでしょうか。
今一番気になる機材ですね。
何よりもショルダースタイルでこの価格ですから、利用するシーンはいくらでもあるでしょう。発売が待ち遠しいですよ。