ECM-56P 録音
「ECM-56P 録音」だ。久しぶりに検索キーワードで書いてみよう。
ECM-56Pとはソニーのコンデンサーマイクが全盛の頃の製品で、同時期にはかなり多くのマイクロフォンがラインナップされていた。
ネット上ではC-38Bと同じユニット?などの噂があるが、BEのマークから判るようにECM-56Pはバックエレクトレット型である。そしてECM品番から判るようにC-38/C-350/C-74などと区別されている。また、ケーブルの先がキャノンではなく標準プラグが採用されたWCM-56Aもあったと記憶する。私が会社を作った時に購入したマイクはECM-56Pが4本、C-350を2本、ECM-672を2本、C-74を1本、ECM-23FUを4本、C-38Bが1本で、現在もECM-56P/ECM-23FU/C-74/C-38Bが稼動している。
WEBにECM-56Fの資料がある。56Pを今も使う理由はMax SPL(最大音圧レベル)が134dBと大きいからだ。ちなみにC-38Bは140dBというとてつもなく大きなMax SPLを誇る。そういう理由で56Pは太鼓やバンドのライブには欠かせないマイクである。
写真は小さなライブハウスで使用しているECM-56Pだ。この2本にPAからのラインを混ぜるだけでけっこう芯のあるライブ録音が可能だ。
大きなホールでは三点吊りにこの56Pを2本吊らせてもらってオーケストラなども録る。また、56Pを舞台の上手、下手に配置した場合は中抜けを防ぐために舞台の天井にC-38Bを吊らせてもらったりもする。
最近よく使うスタイルは56Pによるワンポイントステレオだ。舞台前に置いたり、ハイスタンドに取り付けて使用する。
ステレオアームは千里ビデオサービスオリジナルのBTSアームである。もちろんDIYで購入した水道用部品を多用している。ステレオアームについてはこのブログの以前の記事で紹介しているので参照いただきたい。
コンデンサーマイクも最近ではRODEから手ごろな価格のマイクが多数出ているので、ノイマンやゼンハイザー、アカゲなどの高価なマイクを使わなくても映像のサウンドトラックとしてなら十分実用になる製品がある。
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2009年4月5日
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音声・録音・音響 |
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