XLR "マルチケーブル" カラーブッシュ
「XLR "マルチケーブル" カラーブッシュ」という専門的な検索だった。先日私のJr.が作ったケーブルのページが検索されていた。
XLRマルチケーブルは多いものでは24chというものもあるが、私の会社では8chのBOXタイプのものを60m保有している。映像制作であればコレで十分だ。
しかし、ホールでの収録の場合、音響さんからライン音声をいただく場合はL/Rの2chが一般的だ。それにエアのL/Rの2chを加える。
今回作ったマルチケーブルは2chのもので30mを2本、10mを2本、ENG用として15mを1本、そして5mが1本の合計100mだ。
L/Rの2本を引く場合マルチケーブルを使用すれば作業は半分の時間で棲む。ただしコネクターに番記して接続を間違わないように注意しなくてはいけない。そのために使用するのがカラーブッシュだ。ノイトリックから何色も出ているが、よく使うのは緑、青、黄、灰、茶、白、赤だ。
今回は2chで民生のRCAと同様に白/赤を使用した。カラーブッシュは@70円である。ケーブル長と社名を印刷したテプラを貼って収縮チューブを被せれば捲れることも無い。もちろん現場での紛失、混入も防げる。
ENGの場合は普通フィールドミキサーから1本で引くが、マイクの回路を分ける場合は2chを分離して収録する。その場合もマルチケーブルは重宝する。また、対談に有線ピンマイクを複数使用する場合も4chマルチケーブルを作っておくと便利だ。そして勿論カラーブッシュで入り口〜出口を揃えておくことで接続ミスを防ぐことが出来る。
誰が作ったか判らないケーブル、安易に圧着されたケーブルは怖くて使えない。そこでマルチケーブルやキャノンケーブルを自分で作る場合だが、長期間安心して使うために半田付けには気を使う。シールドの網線が解れてショートしないように収縮チューブで被服し、HOT/COLDのリードよりも若干シールド(1番)を短くする。これはケーブルが引っ張られた時に青、白のリード線が引っ張られないためだ。そしてコネクターを組む時にも締め付け前にリード線に若干のたるみを持たせておくことも忘れてはならない。写真は分りやすいように外側の青い被服部分の太い収縮チューブを被せる前に撮影した。これらをキッチリと守れば市販されている出来合いのケーブルを使う気は無くなるだろう。
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2009年6月3日
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音声・録音・音響 |
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昨日はありがとうございましたm(__)m
先ほど非公開でコメントを書き込ませて
いただきましたので、見ていただけますでしょうか
よろしくお願い致します。
狙っていた甲斐がありました。期待していたとおりのVo、そして演奏でした。
CD楽しみにしています。