SRP-V200Rでの検索だった。SRP-V200Rはソニーの小規模編集室用のミキサーで、カタログでは「小・中規模のVTR編集システムに適したオーディオミキサー。パラレルインターフェースを装備し、ビデオ編集機から制御可能。」 と表記されている。
私の会社では編集室用ではなく写真のようなケースに収めてフィールド用ミキサーとして使用している。
シグマやタムラに比べると大きいが4チャンネルの音声を収録する場合には重宝する。今回検索されたのはおそらくシステムファイブで中古が出ているからだと思う。大特価:\52,500(税込)だから格安だ。思わずもう一台予備に欲しいと思ってしまったが、現状1台あれば十分なので見送った。
私の会社でこのミキサーを使う場合はVTRだけではなく、ローランドのR-44も併用する。DVCAMでは映像にドロップアウトが生じると、音声にまでノイズが走るのでバックアップを兼ねて録っている。4チャンネルの出力があるとライン系2チャンネル、オーディエンス2チャンネルの合計4チャンネルを記録したり、同時通訳がある現場ではオリジナル、翻訳音声数チャンネルを各チャンネルに振り分けることが出来る。そして4チャンネルで足りない場合はHDDのMTRを用いるが、音楽もの以外ではまず4以上使うことは無い。ソニーの業務用ミキサーは現在SRP-X100を残すのみで全てラインナップから消えてしまった。寂しい限りだ。
ラインナップから消えたといえば、一時姿消していた防滴型ダイナミックマイクのF115がF115Bとして復活している。何処が変わったかは知らないが、私が買ったF115は1本2万8千だったと記憶する。現在F115Bの価格は2倍以上に跳ね上がっている。C-38Bは今も現行だが、これも価格は購入時の約2倍になっている。これほどまでに高くなったのはやはり人件費なのだろうか。それともラインに職人がいなくなったためだろうか。
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