2009年10月03日(土)
ビデオ レールドリー
ビデオ レールドリー」というキーワードでの検索。他にも「レール ドリー」「タイヤドリー」そして「モノレールドリー」など。そして「ミラーPROJIB」「ミニジブ 価格」が続いていた。
いずれも特機と呼ばれるもので、撮影用の特殊機械である。

写真は最も一般的なレールドリーだ。

平滑に見える床も三脚ドリーを転がして見ると想像以上に揺れる。大きな車輪のタイヤドリーでも無理な場合はやはりレールドリーが必要になる。ただし撮影部だけでレールを敷くのでは時間が掛かりすぎるし、専門的な技術も必要だ。
レールの水平を正確に出す作業をおこなっている。この人たちが特機部と呼ばれる。
レールは野外ロケでも敷く。
役所に公園の使用許可を申請(もちろん使用料も発生する)して敷いたレールドリーだ。

撮影中の写真。1枚の写真だが、ここには撮影部、照明部、特機部、録音部、俳優部が写っている。

これはレールと人が乗るクレーン。

特機というと大掛かりで大変なようだが、検索にあった「モノレールドリー」などはお手軽な特機である。
私の会社で作ったオリジナルのAYUドリーである。

これは検索に有った「ミラーPROJIB」の現場。

これも手軽な簡易特機になるが、効果は大きい。この時の撮影はJICAの国際協力の一環として作ったフランス語版の医療系VPである。

ミニジブではヘッドの操作が手動になるため高いアングルでのカメラワークは苦手だ。そういう場合にはミカミのリモコンヘッドを使用し、HDVカメラをリモートコマンダーで操作する。

そしてもっとダイナミックな動きが必要な場合はJIMMYジブになる。

操作は全てリモートで行う。オペレーターは友人のカーレーサーO氏のスポンサーだったN社長。


撮影では様々な特機を使用するが、演出上どういうカットが必要であるかによって適切な選択が必要である。特機を使う効果と、それに必要な時間など香盤計画も重要になる。

最後の写真はレールなどを敷かずに滑らかな移動ショットを実現するグライドカム。カメラ以外に多くの特機があってビデオが完成することを知ってもらえば幸いである。


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| 映像制作・撮影技術 |
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