2010年01月10日(日)
AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G EDの湾曲
ニコンのAF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G EDを検討するためレビューを探していた。特に歪曲収差がどうなのかが気になる。
見つけたサイトはhttp://www.photoreview.com.au/Nikon/reviews/cameraaccessories/afs-nikkor-1424mm-f28g-ed-lens.aspx
オーストラリアのサイトだが、実写が載っていた。

14mm setting at f/2.8.


24mm setting at f/2.8.
24mm時の歪曲収差は見事だが、14oでの樽型湾曲は酷い。曲がりすぎである。
そこでもう一つ調べてみた。AF-S Nikkor 24-70mm f/2.8G EDだ。同じくPhotoreviewの画像だ。


24mm setting at f/2.8.


70mm setting at f/2.8.

このレンズもワイド端の画像は酷すぎる。ともに20万以上する高級レンズなのだが・・・・
これまでにニコンの広角ズームは学生時代に28-45oF4.5をニコンFやF2で使ってきた。そしてF3Pでは25-50oF4、35-70oF3.5を使ってきた。全てフィルム時代のものだが、これほどまでに湾曲することは無かった。25-50oF4、35-70oF3.5はともにアタッチメントサイズ72Φのマニュアルフォーカスのもだが、現在もD700で使用している。
レビューの結果を見る限りは進化というよりも退化しているとさえ見受けてしまう。
ふと思ったのだが、デジタル一眼レフが流行したのには高倍率ズームがあるからのようだが、デジタル現像の際に歪曲収差や倍率色収差が補正できるためにメーカーは解像度に的を絞ってレンズ設計しているのだろうか?あくまで私の想像だが、全く外れているとは言えないと思う。しかしこの湾曲はムービー撮影では致命的だ。デジタル一眼レフの動画形式はMPEG-4やAVIだが、編集時に歪曲収差の補正をするには無理がある。やはり結像時点で歪曲収差が残らないようにしてもらいたい。
それにしてもよく曲がるレンズたちである。


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