Ai Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8S
スチルネタが続いてしまって申し訳ない。
【Ai Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8S】に関する検索がもの凄く多い。ヒットしているのは会社のサイトと写真共有サイト、そしてこのブログである。
調べてみるとオークションにAi Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8Sが出品されていた。30年ほど前に発売されたレンズにもかかわらず高額で取引されているのはさすがにニコンFマウントの威力だ。新型マウントを採用したために従来マウントのレンズが使えなくなってしまった某社とはユーザーに対する考え方が違っている。会社にはC社のEF70-200mm F2.8L USMもあるが、舞台撮影ではやはりマニュアルフォーカスのAi Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8SやAi Nikkor ED 200mm F2S、Ai Nikkor ED 300mm F2.8Sを選ぶことになる。AFも便利だが、ファインダーの視度を最良に調整しておけばフレームのどの位置でもフォーカスを合わせられるマニュアルフォーカスの方が都合がいい場合が多い。もちろん撮影はデジタルで行う。
性能面で言うと、いくらEDとはいえこの古いレンズよりはAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II が遥かに優れている。また一層の長玉である400mmクラスではAF-S NIKKOR 200-400mm f/4G ED VR II が圧倒的な高画質を得られる。一つ前のAF-S VR Zoom-Nikkor ED 200-400mm F4G(IF)だがAi AF VR Zoom-Nikkor ED 80-400mm F4.5-5.6D、AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)+TC20Eを比較したサイトがある。
200-400mmF4は短焦点レンズを上回る性能であることは間違いない。温故知新も大切だが、最新の技術を結集したAF-S NIKKOR 200-400mm f/4G ED VR II は是非とも欲しいところ。決して安いレンズではないが、ビデオで使う2/3吋HDレンズの半額以下ということで狙えないわけではない。ただしもう暫くはAi Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8Sに稼いでもらわなくてはならない。古いレンズで気になる倍率色収差や湾曲収差も現像ソフトで除去できる。過去の優秀なレンズが今なお現役を続けられることもデジタルカメラの素晴らしさである。
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