Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

33倍レンズ 2/15
HDV撮影の翌日は33倍レンズでの中継です。
大阪の巨大ホテルでのイベントは某テレビキャスターの講演会ですが、1000席用意された座席も瞬く間に満席になり、座席の追加が行われたほどです。客席中列でも講師の表情は肉眼では読みとれません。そのためステージに用意された300インチスクリーンに33倍レンズ+エクステンダーのキャメラから送出されるバストショットの映像は圧巻で、講師の表情が最後列のお客様にも手に取るように判りました。レクチャー台からキャメラまでの距離は約40mあり、客席の状況から中継キャメラは最後部からの撮影になりました。エクステンダーを入れて実質700mm(35mm換算3000ミリ以上)の望遠レンズにもかかわらず、キヤノンの自信作だけあってシャープな結像を見せてくれます。
ただし人が近くを通っただけでも揺れてしまうため、キャメラワークは一切不可能です。写真はリハーサル中に撮影したもので、パン棒にズームサーボがついていますが、本番はパン棒からはずしてズームワークのみを可能にして本番に挑みました。揺れのない安定した画像はクライアントさんに高い評価をいただきスタッフ全員大満足の一日でした。


 

HDV初仕事 2/12
HVR-ZJでの音楽系プロモーションの撮影です。
仕上げがDVDということでSD作品になりますが、将来の利用を考え収録はHDVに決定しました。編集はVHS対応を考慮してレターボックスにダウンコンバートし、編集で上方へシフトして字幕を入れます。
照明部も入るので画質は期待できそうです。PVではSDでもHDでも画面の美しさはキャメラの性能以上に照明部によるところが大きくなります。
 
この日の様子をこちらに掲載しています 。
 

 

インターネットが再び躍進するかも 2/9
電子産業の主役がパソコンだった1990年代。その後IT産業が大躍進しつつもネットバブルは2000年春に崩壊。現在デジタルデフレと言われ、情報家電、デジタル家電が飛躍的な売上を上げつつも、安売り合戦のために利益は低迷しています。
 しかし今年になってから少しずつ上方へ向かう兆しが見えてきた気がします。
あくまで個人的な憶測ですが、一般社会へのインターネットの浸透が成熟してきたのではないでしょうか。弊社サーバーのアクセスログを解析すると、ここ数年常にアクセスが増え続け、昨年の平均アクセスが150/日だったものが今年に入って連日400近い数字を出しています。インターネット接続数の増加と言うよりも、ネットの使い方が上手くなったのではないかと想像します。
 実際弊社への問い合わせも「タウンページを見て」というものは激減し、ほとんどが「ホームページを見て」の問い合わせに変わって来ました。接続速度の高速化と低価格化が行き渡ってきたことからネット利用に関係する事業展開が必要だと思います。
 ニッポン放送の筆頭株主に踊り出たライブドアの堀江社長、狙いはフジテレビなんでしょうか。
 

ネットワークダウン 2/2
千里ビデオのネットワークが一時ダウンしました。どうやらルーターとハブの間で障害が発生したようで、インターネットだけではなくファイル共有にも障害が出ました。
現在千里ビデオでは2つのIPアドレスを使用していますが、サーバーと繋がったIPについては障害は無くルーター経由のIPだけに発生し、ハブを入れ替えることで解決は出来ました。しかし交換前のハブも単独では問題なく、原因がはっきりしません。結果オーライということで問題は無いのですが、どうも納得できない気分です。
 ところがネットワーク障害は立て続けに起こるもので、千里ビデオのPOPサーバーがファイヤーウォールの障害のため数時間メールの送受信が出来なくなってしまいました。WWWサーバーは問題なかったのですが、メールが全く使えずという状態が続きました。こちらの方も夕刻には復旧しましたが、ファイヤーウォールの障害のため、外から送られたメールが受信できていない可能性が考えられます。
 インターネットが普及したらしたでいろんな障害が発生し、WEBMASTERというのも大変な仕事だと思いました。プロバイダーや大企業のSEさん、ご苦労様です。
 
 

寒波到来 2/2
今日も全国的に雪模様でした。そして北摂は全線アイスバーン。
昨日南港でのイベントの打ち合わせに出かけましたが、午前中は新御堂筋が凍結のため上下線とも通行止めになっていました。東京から来られた制作会社の方も昼時の猛吹雪には驚いておられました。
昨日からの冷え込みのため、今朝6時頃から振り出した雪も解けることがなくすぐに凍結路面を形成し、朝の通勤時間帯は千里ビデオサービスの前の道路(緩やかな傾斜)では立ち往生する車が続出しました。千里ビデオの撮影車は昨年12月3日にスタッドレス(BSのREVO1)に履き替えていたため4WDとの組み合わせでアイスバーンの登坂も軽々とクリアし、スケジュールを乱すことも無く目的地に到着できました。しかし自分の運転する車が寒冷地仕様になっていても周囲がそうではないためにブレーキをかける場合は後続車に気を配らなければなりません。また冬タイヤの車と夏タイヤの車が混在する道路では、夏タイヤの車以上に冬タイヤの車はブレーキングに注意が必要になり、さらに4WDの場合は制動距離が2WDよりも短いためいっそうの気配りが求められます。
大事なことは「急ブレーキを踏まなくてよい車間距離」と言えるでしょう。
明日もまだ寒気が残るようです。気を引き締めなくてはなりません。


 

HDV到着 2/1
予約注文していたHDVキャメラレコーダーのHVR-Z1Jが到着しました。
昨年民生機が発売されてその業務版の発売が待たれていたDVテープを使ったハイビジョン1080iのHVR-Z1Jが到着しました。仕事ではHDCAMを使うのですが、水中映像や大型ハイビジョンの入れない場所にはこのサイズのキャメラに期待が寄せられます。従来から番組でも状況によって民生ベースの業務用DVCAMであるPD-150/PD-170が使われてきました。これからはハイビジョン番組にも超小型のHVR-Z1Jが利用されることが多くなるでしょう。
PDクラスのスクイーズワイドをアップコンバートしたものと違って、1080iのHVR-Z1Jは十分に鑑賞できるハイビジョンとして放送されると思います。すでにソニーのHDテレビのコマーシャルにはこのキャメラで撮影した映像も使われているようです。
 
到着したパッケージにはオマケでスタッフジャンパーとレインカバーが付いていましたが笹邊が着るにはちょっと小さめ?というかかなり小さく、派手なバックプリントに気後れしたので、必然的に若いスタッフのものとなりました。
このキャメラに期待していたことは
1.PDやVXと違ってズームが完全な手動でアイリスも細かく調整可能である。
2.ホワイトバランスが放送用と同じくA/B/Presetが選べる。
3.PAL記録が出来る。
4.音声入力がキャノンで入りLINEレベル、MICレベルが選べ48Vファントム電源の供給が出来る。
5.音声リミッターのONorOFFがチャンネルごとに選べる。
6.カールツァイスの光学12倍TスターHDレンズが装着されている。
レンズのフランジバックはチャートを使って確認しましたが、中ボケも少なくHDレンズとして使えるようです。
ローライフレックスやハッセルブラッドで使っているプラナーやディスタゴン、ゾナー、テレテッサーやサイバーショットのバリオゾナーでツァイスの良さを知っているだけにこの点で笹邊は非常に期待しています。またNDフィルターがCCとは関係なく挿入できるのでフォーカスの浅い絵作りにも期待できます。この他業務機としての機能が数多く加えられ、タイムコードも放送規格に準じたものになっています。
 
気になるのは耐久性ですが、フレームがダイキャストになっていて、メカもPDで実証済みのためにそれほど不安はありません。
ただし新しい機械だけにしばらくは笹邊の玩具として使い込むことになると思います。
何はともあれ、新しいキャメラはワクワク感でいっぱいです。
HVR-Z1Jを紹介するページを公開しています。

 

ロケ先にて 1/28
ロケ先のバイオから更新します。
今日の現場は全部で11チェーンのクルーが動いています。東京から6チェーンが来て、千里ビデオからは5チェーンです。現場は同じ会議場内での別々のセミナーで、1キャメラ〜3キャメラと様々です。私が担当した部屋は2キャメラアイソレーションで行いました。PinPのビデオ編集の他、後日スマイル加工され講演者の動画とパワーポイントが同期するシンクロページになります。
写真は仕込み時のエレベーター内に並べられたキャメラ郡(DSR-570WS×2台、DXC-D35+DSR1、HL-45、DXC-637)です。この他別フロアにHC-43なども持ち込みました。普段BVV-5と一体型で使用している池上IのHL-45も今日はBVP-70用のCA-50と組み合わせてスタンドアローンで使用しています。あまり知られていませんが、池上のキャメラにSONYのアダプターを付けても(3枚目の写真)問題なく動作します。国際標準のベーカムならではの応用です。お影でレンタルを使わずに高感度スタンドアローンを用意することが出来ました。
明日は同時通訳を含めて3カ国語の収録があり、4CH音声の収録になりますがサンプリングは48KHzで行う必要があるためDVCAMの32kHz4CH音声は使えません。ちょっとした工夫が必要になります。夜事務所に帰ってミキサーとVTRを用意して明日に備えます。

 

企業からのアクセス 1/27
今年に入りアクセス数が大幅に伸びています。
インターネットの接続数が増えたためなのか、ここ数日300/日の日が増えてきました。またページビューも総合計で23,409あり、一人あたり平均4,8ページとなっています。
平日のアクセスが土曜、日曜よりも多く、アクセス時間帯も始業時間から始まり、昼間の11時、14時にピークがあります。また公表は出来ませんが、アクセスIPも一般接続プロバイダーのne.jpドメイン以外にfw+co.jpやproxy+co.jpも多く見受けられます。おそらく社内LANからインターネットへのアクセスが増えてきたことによるものと思われます。想像ではありますが、現在まで社内LANをインターネットに繋いでいなかった企業も必要性からファイヤーウォールを建ててインターネットに接続したからではないでしょうか。
 
現在、様々な業務を行う上でインターネットは不可欠な存在です。そういった需要に応えられるホームページを作らなくてはとアクセス解析を眺めながら感じました。
今月もインターネットで検索していただいたお客様からの発注で2日間で8チェーンのクルーを出す仕事があります。WEBはより多く且つ正しい情報の提供が求められるのだと改めて思いました。


 

HD撮影 1/20-23
HDW−730での収録が終わりました。
連日ホテルに戻ったのは26時で毎朝6:00起床というハードな香盤。最終日の23日は午前中で終了し14時に帰社。20日に三和スタジオでナレ撮りした24日納品の米国用VPの編集を仕上げるため数時間の仮眠で、今夜は地獄になりそうです。
 
HDCAMも随分手頃になりましたが、それにも増してHDVの価格は凄いと思います。21日に発売になったHVR−Z1Jは先発の民生HDVの業務用としてリメイクされたものですがDVCAMも撮れて軽自動車よりも安い価格です。
信じられない価格設定のHDキャメラを発売したソニーは売上増にも関わらず計上利益をマイナス500億円に下方修正しました。富士通が日立への部門売却を発表するなど、デフレの嵐はいまだ日本に停滞したまま。
 
安値に喜ぶ主婦や子供達の生活を支えるお父さんの会社が安値に苦しむ今日この頃です。


 

正月気分も終わり 1/12
正月気分も抜け仕事モード全開の今日この頃です。
ホームページのアクセス数も全開状態に戻ってきました。
ここ数日アクセスが多くなっていて、やはりインド洋津波の影響か「ハイデラバード」「インド 四駆」「インド ハイデラバード インド洋津波」「インド ハイデラバード インド洋」「インド ハイデラバード タクシー ホテル」「ハイデラバード タクシー」「インド ハイデラバード manohar」「インド ハイデラバード」などの検索語句が目立ちます。また「スマトラ お見舞い 年頭挨拶」「年頭挨拶 2005 中越地震」「2005年 年頭挨拶」「新潟県中越地震 年頭挨拶」など、1/3日にアップした年頭挨拶もすでに検索されていて、検索エンジンのスピードに驚きます。昨年導入した二次元コードにも「QRコードの使い方」「QRコード 読みとり」などの検索がありました。
そして本業の撮影技術ですが、こちらも「ストリーミング 撮影 大阪」「ストリーミング サービス 大阪」「映像制作の流れ」「ストリーミング 大阪」「DVD 映像制作見積」「撮影 仕事 現場」「制作技術会社」「撮影 費用 映像」「ストリーミング 変換」などで検索されています。
検索エンジンがパワーアップするにつれて自社サイトが沢山検索されることはとても嬉しいことで、これを励みに現在ストリーミング技術に関するコンテンツ約10ページを執筆中です。ただし、編集が多忙なため、今しばらくはアップできそうにありません。
今年はFTTHがADSLの契約数を超えそうな話を聞きます。ストリーミングの年になるかと期待しますがどうでしょうか。


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