とんでもない運転手のテクニックはなんと、大通りの大逆走!
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インドは英国統治下だったことから今も色んなことが英国式です。車も日本と同じく左側通行ですが、アトの運転主君は何を思ったのか、いきなり道路を逆走したのです。これがいちばん近道というわけで、クラクション(手動式)をファンファン鳴らしながらどんどん進んでゆきます。「逆送してる方が鳴らすのは間違ってるやろ!」 とにかく車線などお構いなしに交通が流れていきます。 英国統治下でのハイデラバード藩王国のことについては世界飛び地領土研究会のハイデラバード藩王国を見るととても わかりやすいと思います。「ヤジ研」ケロさんに感謝! |
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全然周りを気にせず、ひたすら我が道を行くアト。大通りも平気で逆走してゆきます。後で知ったのですが、ハイデラバードはインド中で最も運転マナーが悪いということだそうです。よくまあ事故が起こらないものだ思います。人も車も動物も勝手に道路を使っています。この 時以後H氏は滞在中一度も車の助手席に乗ることはありませんでした。私はスタントカーレース気分で、けっこうスリルを楽しんでいましたが。 ただし決して事故が無いというわけではありません。地元の人の話では、過積載に定員過剰のため、起こった時は血だらけになるということ。そしてさらにひき逃げも多いそうです。う〜ん、気をつけよう! |
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何とか無事に目的地のショッパーズストップに到着することが出来ました。ホテルのガードマンさんにここを教えて貰いましたが、衣料品関係や日用品は豊富に揃っています。そして最上階は食堂になっています。日本で言えばジャスコのような感じです。 ネットでググってみると http://www.shoppersstop.com/ がすぐに出てきました。インド国内で16店舗を展開しています。 |
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右はH氏が注文した昼食。 ますますチヂミに似たドゥーサなのか、ナンなのか?は全く抵抗無く食べることが出来ました。 価格は88ルピーと格段に安い設定です。 |
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これは私が注文した米飯の昼食です。ご飯の中にはよく煮込まれた鶏肉が入っています。右の白いソースはヨーグルト風味で香草が入っています。 | ||||||||||||
ご飯粒は見ての通り長いインディカ米です。日本の米のような粘り気はなく、米そのものの味は良くありません。インディカ米は90年代初頭の米不足のときに緊急輸入されましたが、やはり日本人には中国産や米国産のジャポニカ系が向いているようです。 米不足の後、しばらく店頭にインディカ米が並んでいましたが見向きもされず価格は暴落し、小鳥の餌の粟、稗などよりも安く売られていました。なんとなく抵抗はありましたが、小鳥の餌にインディカ米を買った記憶があります。 |
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昼食の後ホテルまでブラブラと歩きましたが、いたるところにアトが居ます。小さなアトは大きなインドで重要な交通機関になっています。 さらに交差点ではこのアトやバイクたちの素晴らしい?パフォーマンスを見ることが出来ます。少しでも隙間があれば割り込む!割り込みは早い者勝ち!日本なら3車線のところがハイデラバードでは5〜6車線に使われます。さらに横断歩道が無い上に信号も少ないために歩行者までが入り乱れます。ここには交通マナーやルールなんて全く存在しないと思ったほうが身のためです。とにかく凄い。 | ||||||||||||
ホテルのすぐそばの空き地がごみ捨て場 になっています。そこでは牛君がごみアサリをしていました。ハイデラバードは都会なのか、田舎なのか、はっきり言ってわかりません。 | ||||||||||||
2人で歩いているとすぐにアトが近づいてきて声をかけてきます。何台ものアトが客の奪い合いを始めるのですが、運転手達は皆フランクというか、とても気さくな感じで人懐っこい連中です。 | ||||||||||||
写真のようにアトをピカピカにしてカーステレオをガンガン鳴らしながら寄ってくる運転手もいます。仕事が少ない中で、ちょっとでも売上を増やそうという営業努力なのですね。見上げたものです。 News!この可愛い三輪アトが日本でも発売されていました!! 富山県のタカオカ自動車工芸さんがJYUTAという名前で2004年4月から販売されています。販売価格は大型プラズマビジョン程度!! 興味のある方は是非JYUTAのページを覗いてみてください。 |
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警察官も気さくに声をかけてきます。 観光客が少ないおかげでしょうか。 | ||||||||||||
屋根のパトライトは青色でした。これはトヨタ製の四駆ですが、スズキジムニーのロングボディー仕様も時々見かけました。 | ||||||||||||
タクシーは小型のFF車が非常に多く、メーカーは一大企業グループのTATA製です。 | ||||||||||||
なんとなくトヨタのマークにも似ていて、タタという語感からトヨタのパッチものっぽく聞こえますが、Tataとは人の名前で、タタグループのチェアマンはRatanTata氏です。 | ||||||||||||
これはインドの国民車「アンバサダー」です。 東欧で走っていたトラバントのような感じですが、もっと立派で重量級です。私が子供の頃に走っていたダットサンやヒルマンにも似ています。 |
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横から見たスタイルも何処となく昭和30年代のような感じです。 | ||||||||||||
1940-50年代に英国で製造されていたMorris Oxfordというモデルもとにした車でHindustan MotorsがISUZUのエンジンを載せて製造を始めた車です。 | ||||||||||||
AMBASSADORについては神戸在住のオーナーta-yanさんが詳しく書かれていますので興味のある方は是非!そして我が箕面にもAMBASSADORのオーナーがいらっしゃいました。 アンバサダーもノスタルジックで魅力的なのですが、小型車好きの私は大きなアンバサダーやTATAのFFよりも三輪のアトが大好きです。 |
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これはスズキ。 現地生産だそうです。 |
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これはHYUNDAIのSHARAYU。 | ||||||||||||
ホテルの玄関にはいつも タクシーの運転手がたむろしています。 とても陽気な人達ですが、一旦ハンドルを握ると性格は一変?日本の暴走族も敵わぬ無謀ドライバーに変身します。ハンドルを握ると性格が変わるというのは洋の東西を問わずといったところでしょうか。 | ||||||||||||
夕食は今回撮影に行くプラントの関係者Satyanarayana氏 が薦める中華レストランへ。 | ||||||||||||
二階にあがると店の入り口に大きな生け簀があり、キャットフィッシュ(なまず)や金魚が泳いでいました。 | ||||||||||||
Satyanarayana氏。 大学に通う娘さんが日本に行ってアーキテクチャーを学びたいそうです。 「アーキテクト」は元来「建築」の意味ですが、アーキテクチャーはコンピュータや電子機器のハードウェアやソフトウェアの基本的な考え方や構成という意味です。さすがIT都市ハイデラバードですね。 でもいまだITらしいITを私は見ていません。どこがIT都市やねん! |
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H氏のとなりはSatyanarayana氏と同じ関係者のCharman氏。どことなく加トチャンに似ている。時々怪しい行動をするので私は ついSharmanと呼んでいました。 | ||||||||||||
ソフトヌードルは揚麺です。麺の上に八宝菜がかけられています。太めの皿うどんというところ。添えられたチキンも柔らかく、とても美味しくいただきました。 | ||||||||||||
Satyanarayana氏と私。アルコールが回って少し眠そうです。 | ||||||||||||
これはソンフSaunf(ビンディ語) はっか風のスーッとする食べ物で食後に口へ放り込みます。これはシュガーコーテッドソンフということで、砂糖が塗されていますが、中身は「ウイキョウ」の実です。日本ではフェンネルという香辛料で、スーパーにも売られているようです。 |
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拡大すると種子に砂糖が塗されているのが判ると思います。 | ||||||||||||
いよいよ空港の税関へ行く時刻になりましたが、空港では太鼓の大きな音が響いていました。 宗教関係のえらい人が来られたようで、空港の入り口は大騒ぎでした。BB TIRTHAを検索すると何か出てくるかも知れません。 |
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賑やかな人々が 去った後、空港には再び静寂が訪れます。 Satyanarayana氏が手にもっているのはアンドラプラディシュ州知事のお墨付き。一時間ほど待たされた後に機材は無事返還されました。 写真機材の入ったサム蘇ナイトをパンツが入っていると言って持ち込んだ手前、税関では写真を撮れませんでした。もちろん撮影禁止にもなっていますが。 書類には100ルピーの証紙が張られています。 氏のおかげで無事機材回収が出来ました。 |
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機材も還り一安心。 明日からの行程のために今日はホテルでぐっすりと眠るだけです。ここにきてようやく熟睡できる状態になりました。 ハイデラバードのテレビも日本と変わらぬデジタル処理が施されています。いろんな番組が流れていますが、映画の国だけあって見栄えのいい番組も多数あります。さらに局のサイトを見ると最新のデジタル機やベーターカムもあります。このあたりは日本と比べ遜色は感じません。 |
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テレビはMTV風の番組です。そして印度版MTVもやっています。そして私はテレビを つけたままいつのまにか朝を迎えてしまいました。いよいよ300Kmのドライブに向かいます。 |
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