Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
メイシアター 09/30(Sat)


吹田市文化会館メイシアターで劇団スタジオQさんの「犬のきもち、人の気持ち」の収録です。今回の芝居はQ旗揚げ20周年記念の公演になります。収録は3CAMスイッチングによるパラ収録です。


スイッチングはキャメラマンへのガイド用で、キャメラ毎にVTRが回るアイソレーションです。スイッチャーを使用する理由はリターンビデオを送り、タリーランプを点灯させることで、キャメラマンにオンラインとキッカケを伝えるためです。これが無ければ的確なカット割が出来ません。


パラで回す場合はVTRのタイムコードを一致させることで編集は容易になります。


芝居の音収録の基本はAIRですが、SEやMは音響さんの卓からラインで頂きます。写真はモンスターサウンドのこえぴぃ?さんです。かっこよく見えますが、実ははやっぱりカッコイイです。本人曰くゆるゆるのこえぴぃです。


スタジオQさん、20周年は実は千里ビデオサービスの20周年でもあります。そして佐竹明夫先生とも20周年です。
先生と笹邊の共通点=愛煙家→病気で入院してもタバコは止められない人たちです。ただし喫煙マナーは心がけていますよ。

 
HD動画配信の実験 09/29(Fri)


ハイビジョンでの動画配信の実験を始めました。フルサイズの1920×1080ではパソコンのモニターに表示しきれないので1280×720がベストかと思いますが、ネットの速度を考えると3500kbpsあたりが良いと考え、1024×576にしました。現在水槽の映像をWindowsMediaで配信しています。
このプログラムは日本の淡水魚のタナゴやドジョウの入った8分弱の水槽の映像です。ファイルサイズは220MBですが、セレロン等搭載の非力なWindows機でも再生できるコンテンツです。
また、640×360のサイズでも配信しています。こちらは1500kbpsで80MBです。いずれの動画もインターネットに100Mbpsで繋がった千里ビデオサービスのwww2サーバーからhttpで配信しています。
興味をお持ちいただいた方はどうぞご覧ください。
 
タナゴの水槽SD版   タナゴの水槽HD版
※環境によってスタートするまでに少し時間を要する場合があります。

今日、明日は芝居の撮影で3CAM/EFPです。そして1日からはMキャメラマンが国体の中継に入ります。10月も様々な撮影で忙しくしていますが、Keyword Blogは出先からも更新しようと思います。

 
秋晴れ 09/23(Sat)

エキスポランドで行われたイベントでオフィシャルWEB用の写真を撮影しています。普段のイベントへは若いカメラマンを行かせていますが、今日は総参加者数1500名という大イベントということもあり、笹邊は補佐で加わりました。今日の現場では笹邊も趣味に、もとい、楽しみながら仕事をさせていただきました。


午後三時からはステージイベントになり、大勢の人で盛り上がりました。最後はアニソンの女王 MIQ(三玖)さんのミニライブで会場はノリノリです。


MIQさんの歌声はアニソンだけではなく「♪みんなの集まる梅田にはー」でおなじみのヨドバシの歌も歌っておられます。この日もヨドバシの歌と元歌のゴスペル「Glory Hallelujah」を英語で歌われました。素晴らしい歌声に聞き入った笹邊は、一瞬仕事を忘れそうになってしまいました。

 
HDVへ変換 09/22(Fri)


来月は国体中継と大型映像の中継があるため、神戸で国体のスタッフ説明会に出席した後、尼崎のアルカイックホールを下見してきました。アルカイックは紫のドラマー:宮永英一さんを撮影して以来です。ホールは機材搬入の状況が変わっていました。嬉しかったのは電動リフトが付いたことです。以前は高い搬入口に大変苦労しましたが、今回はとても助かります。


写真は神戸の消火栓です。


そしてその後はDVCPRO HDのテープ11本を引き取り、HDVへのコピーです。実はHD⇒HDVのコピーが大変な作業です。HDVからHDCAMやDVCPRO HDへのコピーは極めて簡単な作業なのですが、その逆は未だにハードウエアが発売されないため、どこの業者も苦労しています。


作業はDVCPRO HDの信号をHDVのMPEG2/TSへ変換してからHDVへ書き出すため1時間分のDVCPRO HDの変換に4時間を要します。これを月曜までに仕上げなければなりません。そして23日は万博公園のコスパライベントの撮影が入っています。思い切りタイトですが、ここは乗り切らねば。
 
間もなく稲刈り 09/20(Wed)

笹邊が住む箕面や茨木など、北摂地域も間もなく稲刈りシーズンです。また早稲を作られている農家では稲刈りも終わり、笹邊の家ではすでに新米を炊いています。写真は茨木市佐保の田圃ですが、実るほど頭を垂れる稲穂状態です。


この地域の水田は山から流れる清水を用水にしているため、田圃の中にもサワガニやモロコがいるくらいです。そしてその水のお陰で美味しいお米が獲れます。


茨木市佐保にはユニバーサル園芸社があり、ガーデニングの材料はいつもココで購入しています。ユニバーサル園芸社は市内のオフィス向けの貸し植木をされていて、同社の社名が入った車を見かけられた方も多いと思います。上の写真はそこで飼われているミニブタの「フーちゃん」です。他にもウサギなども飼われています。


フーちゃんはとても優しい眼をしたメス豚です。


今日は彼岸の入り。お隣から出来立てのおはぎをいただきました。甘党の笹邊はおはぎが大好物です。今夜はおはぎを肴に抹茶でもやりますか、下戸。

 
福井へロケハン 09/18(Mon)

福井県の熊川宿へロケハンに行ってきました。

昔、若狭の鯖を主とする多くの魚介類が、近江や京へ運ばれました。中継点となった「鯖街道熊川宿」を十年ほど前から整備し、古い家並を生かした宿場が再現されています。


蔵や酒屋の白壁がきれいです。


街中を流れる用水は豊かで清らかです。近江今津から峠を越えて来ましたが、分水嶺を越えているので、水は日本海に流れます。


近江八幡も良いロケ地でしたが、熊川宿も魅力的なロケ地です。


帰りがけに見た夕空は幻想的な色を見せてくれました。

 
昨日の滋賀ロケで 09/15(Fri)


昨日は某メーカーさんの新製品を撮影していました。次期モデルですから当然社外秘。


撮影も今回はHVR-Z1Jです。とにかく大活躍のHDVです。仕上がりは従来このメーカーさん指定のベーカムと遜色ありません。


製品の画像は出せませんが、これなどいかがでしょう。ススキに寄生する「ナンバンギセル」です。花期は過ぎていますがまだまだ綺麗です。


琵琶湖周辺にはサギのコロニーがあちこちにあります。稲刈りが終わった田んぼではカエルやバッタが飛び回り、それらをエサとする沢山のサギがやってきます。


撮影は日没近くまで続き、気温は20度を割ります。夕暮れに深まる秋を感じました。


さて、今回最大の写真!
りっぱなオニグモです。体長3.5cmほど。足を伸ばした大きさは直径5cmくらいありました。毛むくじゃらの勇姿はまるで熊のようです。田んぼのロケは様々な楽しみがあって大好きです。

 
99/11〜9/13の四国です 09/13(Wed)

四国での写真です。今回は海部川支流の県立自然公園「轟の瀧」の撮影です。


明石海峡大橋を超え、一路四国へ向かいます。写真は新しく出来た大観覧車から撮影した明石海峡の夜景です。一周11分で600円ですが、値打ちはあると思います。
 
轟の瀧は海部郡海陽町にあり、以前は海部町と呼ばれていました。今回知ったのですが、由岐町や日和佐町も今は統合されて美波町だそうです。笹邊が高校生の頃、由岐町や牟岐町には毎年訪れて夜空を見上げたものです。当時天体写真にはまっていた笹邊と友人たちは高橋製作所の10cm反射望遠鏡や双眼鏡、カメラなどを持ち、由紀の「坂の浜」にある洞窟を秘密基地にしていました。・・・懐かしい!


来年には由岐に新しい55号線が開通するそうです。


轟の瀧へ向かう途中の最後の集落には、なんとなんと百貨店があります!残念ながら百貨店は定休日らしく、笹邊は横の自販機で煙草やドリンクを調達しました。

 
渓流を行く途中に何箇所か吊橋が架かっていましたが、どれもかなり古びていて、渡るには少し覚悟が必要です。特に腐食した支柱は恐怖感を強めてくれます。


橋から望む渓谷は自然そのものです。

 
平日で天候が悪く、釣り人の姿はあまり見かけませんでしたが、ここは渓流釣りで有名だそうです。また魚が生息しやすいように立派な魚道が作られています。


瀧の所在地は徳島になりますが、海陽町のとなりは高知県です。


いよいよ轟の瀧へ向かいます。

 
海部川は名水として知られ、山全体が豊富な水を蓄えています。それほどの標高ではないのにサルオガセがありました。サルオガセは地衣類で、普通標高1800m以上の亜高山帯の針葉樹林によく見られますが、気温が低く霧が多い北海道の道東地方にも沢山生息しています。それがこの四国で、それも石鎚山のような高山でもないところにあって驚きました。

 
轟の瀧では女性の水行が禁止され、竜神様が祭られています。女性が滝壺に入ると竜神様の生贄になってしまうのでしょうか?


轟の瀧は遊歩道からは飛沫ばかりで本瀧は見えません。


滝壺に入って進むと立派な瀧が目前に迫ります。瀧周辺はマイナスイオンがいっぱいなんでしょうね。肌がスベスベします。

これが本瀧です。


体もカメラもびしょ濡れですが、水は飲めるほどに清らかです。

 
このあたりは美しい地衣類がいっぱいです。

 
足元は地衣類だけではなく、すでに秋がしのび寄っていました。


フウロの仲間でしょうか?名前はわかりませんが綺麗な花です。

 
川にブリンプを入れてみましたが、透明度は抜群です。


ヨシノボリを撮影しましたが、あまりの透明感で「自然の川」で撮影したように見えません。まるで水槽で撮影した写真のようです。実は水槽で・・・・、そんなことはありません。これが海部川の素晴らしさです。


サイバーショットのメモリーとバッテリーがなくなったのでデータはバイオにコピーし、バッテリーは車のインバーターで充電します。


撮影も済み時間が空いたため、笹邊は太平洋で泳いでいます。海部川に比べると海水は10度以上も温度が高く、温泉気分で磯潜りを楽しむことが出来ます。

 
悪天候で海は濁っていますが、魚は普段通りです。

 
綺麗な魚に混じって大物もいました。遠かったのでシャープには写りませんでしたが、これはコブダイの一種でしょうか。眼鏡越しには70cm以上に見えましたから、屈折を差し引いても50cmはあるでしょう。
※水中眼鏡をかけると約1.4倍の大きさに見えます。

 
今回一番面白かったのは「さぬきうどんが食べられる」ローソンです。大阪にはありませんね。
今回の四国での様子は現地からブログでも書いています。
明石海峡徳島のローソンで帰路で船旅をなどです。どうぞご覧ください。

 
昨日の現場で 09/10(Sun)

ベースを組むスペースが狭い場所なので新しいセッティングで対応しました。

小さなラックにSEG-2550A、CCU-M5、RM-M7G、DSR-45×2、DSR-40、TAMURAのTS-4000S、それにPVM-6041Q×4とPVM-9041Q、ベクトル波形のセットというフルバージョンを詰め込みました。




速記者用に小型スピーカーを用意して、TS-4000Sから音声を送っています。


キャメはDXC-637を2台、三脚はVintenヴィジョン10と11です。キャメラマンは宮木と邑久。収録テープはDVCAM/124分/6本になりました。バックアップの後、東京の制作会社にテープを送ります。
今日、日曜日はバックアップ作業です。

 
京都はまだまだ暑いです。 09/08(Fri)

ブログに書きましたが昨日急に入ったTBSの番組収録で京都へ行ってきました。

帰りに堀川通りの二条城を通ってきました。もう9月になっているの京都はまだまだ暑いです。「気温35度、走行注意」という電光掲示がありました。


10月オンエアなので公表できませんが、美味しい現場でした。明日は先日下見した新大阪のホテルで2CAMパラ収録です。

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