Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

広島から戻りました。01/31(Wed)


1/30〜31は広島へ行ってきました。前回見ることが出来なかった原爆ドームです。


夕日に染められたドームは様々なことを訴えかけてきます。


宿泊は広島市民球場の隣、メルパルクホテルです。


ホテルの朝食レストランからの展望です。


会場のメルパルク広島のコンベンションホール。


左がスイッチャーブースで、右は20倍担当のM君。(本番はスーツです)


キャメラの高さを稼ぐためにスパイダーを使用しました。


MDR-7506が大流行です。右はエアーマイク。


写真は本番の様子です。今回は全国へインターネット生中継も行いました。


これは広島のヨドバシ?「デオデオ」

 

便利小物いろいろ 01/29(Mon)

 このページの末尾にもHVR-Z1JのBNC出力について書いていますが、最近HVR-Z1Jでの撮影が多くなり、必要に迫られて購入や改造した(殆どが改造ですが)便利小物を紹介します。
 まずは液晶モニターのフードです。Z1Jには純正のLCDフードは無く新製品のHVR-V1J(または民生機のHDR-FX7)専用のものを流用して改造を加えてました。また、グライドカムに必要な水準器も取り付けています。


ヨドバシでフードを買い、コーナンでは水準器買いました。


水準器はシンワ製の高精度なものです。


本体への固定はフードの爪とベルクロテープです。


 グライドカムでは撮影中にキャメラに触れるとキャメラが傾いてしまうため、一切のレンズ操作、キャメラ操作が出来ません。そのためにLANCを使ってリモートコントロールで制御します。


 このコントローラはズーム、フォーカス、録画スタート、ストップの他にLCDのキャラクターのON/OFFが可能です。


これはセンチュリーの0.7倍ワイドコンバーターです。


 Z1Jはハンディーで撮影すると非常に不安定です。それを解決するためにZ1Jを肩に乗せて撮影します。その場合LCDが目に近くなりすぎるため、フォーカスの確認などが裸眼では出来ません。それを解決するためにアウトドア用のルーペを取り付けました。これでZ1Jでも肩に乗せての収録が可能になります。


 便利で高画質なZ1Jですが、大きなキャメラに比べると様々な不備があります。使いにくいキャメラではなかなかいい画が撮れません。2007年年頭挨拶で「スタッフが仕事をしやすい環境を整備する」と書いたとおり、現在様々な改善を行っています。

 

中継 01/26(Fri)

 この日は2現場が重なり笹邊は京都国際会館での録画中継を担当しました。もう1班は先日から続く東寺の撮影です。


 早朝の京都は一面霜に覆われてキラキラと輝いていましたが、仕込みの終わった10時過ぎには陽射しも暖かくなり、春近しといった感じです。


今回ベースはメディアセンターではなく、メインホールの客席上手です。


左がライブキャメラのブースで右がV出しのブースです。


 Aキャメラには33倍レンズを装着し、Tキャメラマンの希望で5吋ビューファインダーを付けました。Vision20にパン棒を2本取り付け、右手でフォーカスデマンドを操作します。


 左はホールのHDキャメラと並んだ千里ビデオの33倍付きキャメラです。そして右は20倍のBキャメラ。Bキャメラ担当は邑久です。本番の送出も無事に終わり、結果に満足していただいたクライアントさんからは2008年に関東で行われる次回の中継も予約いただきました。


 今日は午後から雨という天気予報だったのですが、夜半まで雨は降らず、本番が終わり撤収も終えて京都市内を移動していると急にドシャ降りの雨になりました。天気の神様が見方をしてくれたのでしょう。もちろん東寺組も雨には降られず、撤収後、京都市内の王将で食事をしている時に降ってきたそうです。
 笹邊は中継現場が好きです。録画ばかりだと「編集で手直し」という習慣が付いてしまいますが、ライブ中継でミスは出来ません。スイッチャーのHさんやキャメラマンのTさんや邑久もライブの怖さと同時にライブの緊張感が大好きです。今回の現場は9時から仕込んで17時半までリハーサルを行いました。しかし本番は僅か1時間です。一瞬にかける緊張感と達成感は度重なる打合せとリハーサルを積み重ねた成果だと思います。


 

東寺 01/25(Thu)

 21日に引き続き、先日ロケハンした東寺の特機撮影の日でした。国宝の特機撮影とあって撮影現場は緊張感に包まれました。


高所作業車にはMキャメラマンと笹邊VEが乗っています。


高所作業車は27メートルのハイライダーを使用しました。


高所作業車は建造物を屋根の上から見ることが出来、京都市内も一望できます。


オペレーターは世界遺産でもオペレート担当の榊原テレビ機配の戸高さんです。


緊張の「五重の塔」も戸高さんが東寺の広報さんと親しく、おかげでスムーズに作業出来ました。
翌日は国宝の撮影を笹邊オリジナルのモノレールドリーを使って行います。


写真は先日会社の前の公園での運用テストです。

 

更新出来ていません 01/24(Wed)

 1月、2月は規模の大きいEFPや空撮なども入り、てんやわんやになっています。
 先日からBSの撮影や現場下見などでWEBの更新が出来ていません。会社では見積や仕込図など、デスクワークに追われ、今日も次の撮影の現場の仕込図を持参し、下見や打ち合わせで、あっという間に一日が過ぎてしまいました。



 

急遽製作 01/19(Fri)

 15日の書き込みにある京都ロケでレールが必要になりました。ところがロケ地にはいろいろ制限があり、三脚は養生することで使用できるのですが、レールは敷けません。そこでまたしても必要は発明の母です。笹邊が長年頭の中にしまっていたアレを作る事になりました。


会社の駐車場で電気ドリルで穴あけをしています。


材料はDIY店でカットするため、工具は数点で済みます。


問題はヘッドを取り付ける五徳でした。


インターネットで鉄工所を探すとすぐ近所にありました。
(デジカメを忘れたためiShotで撮りました)


無理をお願いして100mm椀用の鉄製の足を作ってもらいます。


特製の折り曲げ機で正確な曲げ加工をしています。


出来上がった足の精度を確認しています。井上鉄工所さんには大変お世話になりました。


 ほぼ完成したモノレールドリーです。移動範囲は約4mで延長レール考えていますが、室内利用ということでは4mで十分だと思われます。それに長いレールはやはり特機部に依頼する方が良いでしょう。


モノレールはビデオ用の三脚を使って空中に設置します。
(右端の突起は非常停止用のストッパーで、延長時は取り外します)


ビデオ用の三脚ですから固定はボールヘッドと同じ機構です。


 HVR-Z1Jを搭載したモノレールカートはビンテンを乗せると2/3吋一体型キャメラも搭載可能です。(重量級キャメラの場合はレール中央部にヘッドを外したビンテンの脚部を入れてたわみを抑えます)


これはモノレールの心臓部です。企業秘密ですから詳しくは書けません。(笑)


 出来上がったモノレールドリーはほぼ満足できるものになりました。このレールも「HDVキャメラを使ったお手軽特機撮影」の一環として今後活躍してくれることでしょう。初現場はBSのハイビジョン放送の収録になります。


 

いろいろです 01/15(Mon)

 年が明けてから何やかやといろいろあります。
 まずはBSのハイビジョン番組のロケハンで京都に行ってきました。クレーンとかステディーも使用するので特機手配が
いろいろあります。


 次が和歌山県での撮影のロケハン。ロケハンと言うよりも出演者も有りのキャメリハで、朝9時から夕方までいろいろなシーンでのリハーサルがあり、丸一日かかりました。


 これは新しく導入したグライドカムのテストです。装着しているのはマジックハンドの鎌田さん。本番日は照明技師を務めてもらいますが、昼休みにグライドカムの装着感を体験しています。



 いろいろなシーンでの効果をテストした結果、必要不可欠な機材と言うことで導入を決定しました。いずれ撮影サンプルをいろいろご覧いただける状態で公開しますが、それまでは暫定ページとなります。


 これは2月に行うフィルムイベントの打合せで行った神戸のライブハウス。本番はココだけではなく、大きな会議場やホテルでいろいろな送出、中継があります。



 これはライブハウスの中の様子をパノラマにしたものです。デジカメとPCのお陰で、いろいろなことが出来るようになりました。




 

年末年始 01/07(Sun)

今年の年末年始は穏やかに過ごせました。


 この方たちは年末に事務所を訪れてくださった神様のご一行です。商売繁盛と家内安全、交通安全を賑やかしく振舞った後に天上へと宝舟号でお帰りになられました。
 
 次は大晦日の現場です。動画ではなく写真撮影のため、バック紙やストロボを準備します。



ストロボはサンスターの2400Ws3灯キットです。


フラッシュメーターは長年愛用しているミノルタのIII型です。


撮影は勿論サイバーショットR1で9吋モニターを使います。


テスト撮りの様子です。


このときの撮影は近くCOSPARAのサイトに掲載されます。
撮影の後は会社の近くにある神社へ初詣。


これは今年の仕事始めです。


大手スポーツ用品メーカーさんの展示会映像ですが、待ち時間にストレッチ。
そして爆弾低気圧がもたらした今年最初の雪景色です。



 

謹賀新年 01/01(Mon)


  明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。2007年の年頭挨拶をアップいたしました。今年のテーマは「共有」です。

 

EFP最終日 12/28(Thu)

 EFP現場の最終日は森之宮でした。一年ぶりの文化ホールですが、20年ほど撮り続けているバンドライブのイベントはいつもどおりのセッティングで淡々と進みます。


 最近は殆どSEG-2550AかSW-350を使用するEFPも、この現場だけはSEG-2000Aを使用します。理由は単純で、最も使いやすいからです。フェーダーに少しガリが出てきましたが、ライブや芝居ではディゾルブは使わないため問題なく使用できます。実は先日この2000Aに使うフェーダー用のスライドボリュームが手に入ったので、年明けにはSCに修理を依頼します。


 そしてこの日はENG用に久々のベーカムです。昨年はHVR-Z1Jを使ってみたのですが、やはりハンディーはベーカムや2/3吋一体型DVCAMが使いやすいです。これまでBP-90を使っていたベーカムも池上のDVCAMのと同様にNP型リチウムに変更したため、とても軽くなりました。NPケースはV座を挟んでいるため、ソニーやIDXのVマウントもダイレクトに取り付け可能になっています。


 文化ホールはスイッチャーや中継車の位置が決まっていて、壁にはケーブル用の穴があいています。キャメラケーブルや音声マルチケーブルなどは全てこの穴を通して配線します。普段あまり使用しない25尺(7.5m)ケーブルはこういった現場では重宝します。


 SRの音らんどさん。いつもの現場でいつものスタッフ!今年の締めくくりもいつも通り熱く、楽しく終えることが出来ました。ただし今年はカウントダウンがあるため、2006年の現場は12/31の26時に終了します。



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