映像制作フィールドレポート・アーカイブ   LIST view  RSS
映像制作会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

■2009年02月12日(木)  今日の現場、終了しました
スタッフは全員で5名。今日の現場も無事終了しました。

監督はDAVICS2創始者のMさん。今回は3つの仕事が重なっているため、編集までお願いしています。

撮影は今回もHVR-Z5J。とにかくよく動いてくれます。ズームリングの操作性を除けばほぼ満足できる性能です。やはりグルグル回りのズームリングははっきり言って使い辛いです。この点については現在クロジールのオイルダンプズーマーを使用出来るように進めています。

今日は縁の下の力持ちをご紹介しましょう。まず照明関係のスタンドやグリップではこのメーカー無しには語ることが出来ないほどポピュラーなAVENGER。センチュリースタンドやカポックホルダーなど、とにかく必需品です。

いわずと知れたVINTEN。サクラーと並んでビデオ三脚で右に出るものは無いでしょう。撮影現場を紹介しない限りAVENGERとともに面には出てこない縁の下の力持ちです。

今回は撮影だけではなく、PCのオペレート画面などをダウンコンバーターによって収録しました。今回はソニーの1024Gではなくクロマテックの9122です。やはり格段に高画質です。
暇になるはずの2月でしたが、なにかと忙しくなってありがたい限りです。撮影は今週で一段落。その後MAなどを終えて月明けには再び八ケ岳へ行く予定です。忙しい毎日もトレーニングと思えば楽しい毎日だと感じます。

■2009年02月10日(火)  今日の現場HVR-Z5J
今日はVPでした。場所は千里ビデオサービスから程近い電子技術系のメーカー。

小さなものなので照明はRDSのミニキットなど。

機材はHVR−Z5J。もちろんメモリーレコーディング。もうテープには戻れませんね。

トーン調整などのピクチャープロフィールの設定にRM−1000BPを使用しています。ショルダータイプのカムコーダーと同様のオペレーションが可能な上、拡大フォーカスやショットトランジションの設定が容易に出来ます。

メインの灯りはカポックに当てた500W×2がメイン。Z5Jでの俯瞰は液晶を見ながら行えるのでショルダータイプよりも覗き易いです。

俯瞰のために三脚は1本を長くするためにウエイトでバランスをとります。

同じくライトスタンドのバランスウエイト。三脚式のスタンドはセンチュリーで使う砂袋よりもマンフロットの方が便利です。

今日は香盤がタイトで、撮影は9時〜21時でした。この後14日まで撮影が続き、今月は編集もハードになりそうです。それにしても今日の寒さは信州よりもこたえました。

■2009年02月07日(土)  北八ヶ岳へ行っておりました。

今週は始めから北八ヶ岳へ行っておりました。メンバーは笹邊、木原、Jr.の3名。
ロケ中も邑久がデスクを務めてくれて、急に東京の制作会社から入った撮影や、週明けから始まる撮影のスケジュール調整も問題なく行えました。
そういうわけで、笹邊も安心して撮影を行うことが出来たのですが、唯一携帯電話が使えないエリアということで、連絡手段は衛星携帯電話のみで皆様には大変ご不便をお掛けしました。笹邊の携帯電話へ直接かけていただいたお客様やスタッフにはご心配をお掛けしました。昨日無事大阪に戻ってきました。

今回の撮影も北八ヶ岳「麦草ヒュッテ」www.mugikusa.comwww.kitayatsugatake.comのコンテンツ制作の一環です。
現在ホームページは借りページのみのアップです。

今回も1月と同様、機材が多いため閉鎖中の国道を2台のスノーモービルに橇を付けて人と機材を輸送します。手前にある銀色の物体は照明機材ではなく大型のクーラーボックス。寒冷地で冷えた機材を戸外から屋内へ持ち込むと温度差のためレンズやメカが結露してしまうため、撮影に支障をきたします。クーラーボックスにシリカゲルと懐炉をクーラーボックスに入れて短時間に機材の温度を上昇させます。
※(閉鎖中の国道でのスノーモービル利用は山小屋が国土交通省の許可を得て行っているもので、一般の車両、軽車両の通行は禁止されています。)

天候に恵まれた国道299号線を快走するスノーモービル。1月よりは気温が高くなっていますが、それでも最低気温−18℃最高気温0℃、積雪は58cmです。

小屋に運び上げた機材。
機材はハイビジョン収録用にHVR-Z5J、ワイドコンバーター、ワイドアタッチメント、リモートコマンダー、ビンテンビジョン3、メモリーカード192GB分(14.8時間分)、写真撮影用にキヤノンEOS30D×2台、70〜200mmF2.8、18mm〜55mmF2.8IS、マンフロット055三脚、マンフロットVRヘッド、マンフロット一脚。
音声機材はシグマSS-302、ラムサB帯ワイヤレスマイク、ショットガンマイク、AKGピンマイクです。照明機材はRDS三灯ミニキット、ハレパネホルダー×2、グリップ×4、汎用スタンド×3、ロールレフ、ハレパネ、カポック、コンバージェンスフィルター、パラフィン等です。機材の総重量はおよそ120kg。
これだけの機材と人員を一瞬で運び上げる文明の利器の素晴らしさをあらためて感じます。これらの他に個人用の衣類や私物のザック、スノーシューなどがあります。

初日は登山道に無い冬ルートをスノーシューで移動します。目標は北アルプスのパノラマが一望できる丸山展望台。今度の週末、祝日のガイドコースのトレース付けを兼ねたショートツアーです。

北アルプスを眺めながら高度を稼いでいきます。初めて登る笹邊のJr.も感動の連続です。

緩斜面をトラバースする笹邊と木原。今回の撮影行ではJr.が音声の他にサイバーショットT9で記録も担当しました。


撮影にとりかかる笹邊と木原。


パノラマ撮影用のVRヘッド。EOSを縦位置にして一定間隔の角度でクリックが調整できるパノラマ写真専用ヘッドです。パノラマ用のレンズは18mm〜55mmF2.8ISです。

HVR−Z5Jで撮影中の笹邊。手袋をはめるとメニューの操作がしにくいので素手で行っています。短時間ですがやはり冷たいですね。

今回も記録はメモリーのCFカードのみ。テープは使用していません。つまりVTRメカに雪が舞い込むことがありません。これはメモリー記録の大きな利点だと思います。そして32GBのCFカードで147分の記録が可能なおかげでフィールドでの交換回数も少なくなります。

ビンテンにベーススプレッダーを付けて立てるとグラグラするのでスプレッダーは取り外しています。2段目までしか伸ばしていないようですが、実は最下段は雪の中です。持ち上げると右の写真のように雪に埋まった部分が出てきます。

山の天気は不安定です。小屋に戻った時には空は雲に覆われてしまいました。そして気温もどんどん下がっていきます。

冬の山小屋で何が嬉しいかといえば、何は無くとも燃えるストーブです。現在は昔と違い、営林署の払い下げが無くなったため、今では間伐材や廃材を薪として使っています。薪材の入手が難しくなっていますが、薪ストーブは登山者への最大の贈り物です。

ストーブの上に吊った乾燥棚に濡れた手袋に混じってショットガンマイクのウインドジャマーも干しています。まるでヤマネのようです。そういえば麦草ヒュッテにはヤマネ、テン、そしてウサギやシカがよく現れます。最近はシカによる樹木、植物への影響が問題になるほどシカが増えているようです。

今回の動画コンテンツ「小屋番のしごと」として夕食作り、朝食作り、お菓子作りなどがあります。屋内撮影は3灯キットを仕込んで撮影しています。音声はショットガンマイクとワイヤレスマイクを使用します。

バッグに収まった音声機材。ヘッドフォンはパナソニック。電源はアルカリではなく低温に強いエネループを使用しています。

ミキサーバッグはヨドバシ梅田で購入したカメラバッグに穴を開けて改造したオリジナルです。中にはシグマのフィールド用ミキサーの定番SS−302、ラムサの受信機、シュアーSM−63Lなどを納めています。ミキサーバッグはウレタンを内蔵していて防寒にも優れています。

麦草峠の朝焼け。日の出は6時50分。小屋番はそれまでに朝食作りをしなければなりません。

朝食を作る栗原さん。窓の外はまだ真っ暗です。この日は宿泊者が無く、我々3人と小屋番2人の5人分。葱味噌が美味です。

夜中に少し降った雪と霧が凍り付いて綺麗な霧氷が付きました。冬の山は晴れたときだけではなく、普通で言う「天気が悪い」ときに魅力的な姿を見せてくれます。天候の変わり目がチャンスになるのが北八ヶ岳の素晴らしさです。

日中の撮影準備。ショットガンマイクはブームポールを雪面に突き刺すだけで自立します。スノーモービルでの荷揚げが出来たのでレフやグリップ、スタンドなども持ち込んでいます。

撮影の合間にストーブにあたりながらピースミディアムを楽しむ笹邊。まったりとしたひと時です。

屋内の撮影ではリモートコマンダーを使用してピクチャープロフィールの設定を行います。背後にある電話は衛星公衆電話。FOMA、AUも稜線に出れば繋がりますが、小屋では衛星が確実です。今回のロケ中も何度も衛星電話のお世話になりました。この電話が通じるまでの麦草ヒュッテにはNTTの無線電話が設置されていました。

ローアングルの撮影には千里ビデオサービスオリジナルのマンフロット改造「桟敷三脚」を使用します。写真はストーブのイメージカットを撮影しているところです。

小屋のメニューをEOSで撮影しています。外光とミックスするため、ミニキットにB5をかけて色温度を合わせます。レフ版はアベンジャーのチビッコスタンドに付けたグリップとハレパネホルダーで固定しています。

撮影は朝食メニューのイメージカットを撮影しているところです。窓からの外光にミニキットの灯りを足して半逆光のキーライトを作り、手前からは銀レフと白レフで起します。

18mm〜55mmF2.8ISはズームレンズながらキレのいい結像を見せてくれます。ただし構成枚数が多いため、ゴーストには要注意。やはりズームレンズの宿命でしょう。逆光撮影ではハレ切りは必須です。

消灯間際の麦草ヒュッテ。昨年地下埋設の電気が通じたため、今は自家発電の必要も無くなり、おかげで撮影用の照明もACライトの使用が可能になりました。

朝の麦草ヒュッテ。雪原に真っ赤な三角屋根が印象的です。この日は一旦下界に下りて温泉に浸かります。その前に小屋番の仕事の撮影です。

山小屋の大切な業務「煙突掃除」も動画コンテンツとして使用します。

撮影を終えて小屋の入り口に戻り時間を表記して出発します。

下に住む麦草ヒュッテ創業者の島立博さん、つまり「オヤジさん」のインタビューを撮るために撮影機材、音声機材、照明機材も下ろします。

小屋番のお2人と我々3人が2台のスノーモービルに分乗して出発します。

下る途中でお二人が乗ったスノーモービルの走る姿も動画で撮影します。

温泉は尖石温泉の『縄文の湯』です。

お二人が入浴中に我々は下界から見た八ヶ岳のパノラマ撮影です。今年は例年に無く雪が少なく、茅野市はまるで3月の様相です。

温泉から出てきたお2人を撮った後は島立家で昼食をすませ、2人は小屋へ先発。我々は「オヤジさん」を撮影した後に温泉に浸かってから夜道をスノーモービルで小屋に戻りました。

小屋に戻って翌日の仕込をするJr.のシャツはユニクロで購入。最近はアウトドア専門のメーカーだけではなく、ユニクロやワークマンでも高性能、低価格な山装束や用品を選ぶことが出来ます。

今回の笹邊は殆どをワークマンで纏めています。登山者というよりは地元民になった笹邊です。写真は現オーナーの島立正広さんと樹林帯を行く地元のオッサンと化した笹邊。

今回の撮影も残すところ1日となり、最後の夜にストーブを囲んだ軽い打ち上げです。普段飲まない笹邊や木原、Jr.も今日は山小屋の一夜を楽しんでいます。皆さんお疲れ様でした。

麦草ヒュッテの冬季スタッフ。向かって右がオーナーの島立正広さん。次は3月にお伺いします。ありがとうございました。
(今回フィールドレポートに使用した写真はCybershotT9及びT100で撮影したものです。EOSで撮影した写真及び動画コンテンツは後日麦草ヒュッテの新ホームケージで公開いたします)

■2009年01月29日(木)  ファミリアRSがピカピカの七年生に!
普段の足に使ってきたファミリアRS、最近はデリカ:D5に乗ることが多くて殆ど隣の駐車場に入ったままでした。そして7年も乗るとバンパーやフェンダーに様々なすり傷が付き、ドアなどもけっこうペコペコして、さすがに新車の面持ちは消えています。
営業に使うにはちょっと不細工・・・・・といって何か他の車というわけにもいきません。撮影機材のようにSD→HDというわけでもなく、基本は小型乗用車というフォーマットですからここはメンテナンスという扱いで板金&塗装に決定。

昨日作業を完了して納車されたファミリアRSです。
「車を綺麗にすることが生き甲斐」という板金屋さんのおかげで新車のようになりました。驚きです。
昔CMで聞いたフレーズ「ピカピカの一年生」ではなく「ピカピカの七年生」です。
まさか7年も乗ってきた車とは思えません。ダートでガリガリになっていたフロントバンパーも交換することなく新同に復活。最近オートマチックのデリカD:5に慣れきった笹邊ですが、綺麗になるとあらためて愛着が涌いて来ます。再びマニュアル車の楽しみの復活です。

上の写真は7年前に撮影した新車時代のファミリアRS。右には先代のデリカ4WDが停まっています。ファミリアRSは一昨年ショックを交換しているので、車の機能としては全く問題もなく、今回は概観のメンテナンスだけでした。4月には3度目の車検があります。その時にはブレーキパッドなどを交換しなければいけないでしょう。

■2009年01月24日(土)  Cybershot T9

2006年の6月11日に撮影現場の近くで買ったサイバーショットDSC−T9の電池が膨らんできたので新しい電池に買い換えました。

約2年半、ほぼ1日おきに撮影し、毎日ステーションで充電しているわけですから、充電回数は優に500回は超えています。もしこれがアルカリ電池だったらとんでもないコストになってしまいます。


このField Reportやブログの写真はこのT9で撮っているんですが、画質はご覧のようにWEB用としては十分で、レンズが飛び出さないプリズム光学系のおかげで衝撃にも強く、携行にも優れています。時々ヨドバシなどで新製品を見ますが、最近のタッチパネルのものよりも使いやすく気に入っています。


毎日持ち歩いているだけあって、外装はご覧のようにボロボロになっていますが、写りは抜群です。一度光学手ぶれ防止が壊れ、光学系を無償交換してもらっていますが、その後は特に故障も無く今日まで快調です。


概観はボロボロですが、レンズは今もピカピカで曇りもありません。ちょっと古い表現ですが「襤褸は着てても心は錦」です。
メモリースティックDUOも価格が下がり、今では2GBのメモリーで6Mサイズのファイン画質の写真が680枚も記録できるようになりました。これからもこのホームページでT9が活躍してくれることでしょう。

■2009年01月23日(金)  今日の現場、無事終了
神戸ポートピアホテルでの現場を無事終了しました。前泊できたおかげで早朝の仕込みも寝不足にならず、とてもあり難かったです。宿泊はAPAホテル神戸三宮でした。
ホテルの1Fにはシアトルズベストコーヒーが入っています。実はここの社長・会長は笹邊の知り合いだったりします。

搬入口に積んだ機材。今回は千里ビデオサービスのスタッフ5名と制作会社2名の7人体制で車両はボンゴブローニーとデリカD:5の2台。
システムはスイッチャーを2つ使ったもので、2カメライブスイッチングを笹邊、VTR(サンプラー):ライブ:PPTのスイッチングを木原が担当。1CAMを邑久、2CAMを溝野、VEをJr.が担当しました。PPTのオペレーションは制作さんです。

これは二段目のスイッチャーAW−SW350とビデオサンプラーのP−10。送出素材のDVCAMを事前にSDHCカードニ変換取り込みを行ってのバンクに取り込んであります。またSW−350はフレームシンクロナイザーをONにして非同期の信号に対応させています。

こちらは笹邊が担当するライブ映像のスイッチャー。昨年導入した2台目のAW−SW350です。同期結合できるシステムではフレームシンクロナイザーはOFFにしてメモリーによる映像遅延を生じないようにします。モニターにはもちろんタリーランプを付け、同時にASHIDAの放送用インカムとソニーのDXCインカムがつながるようにしています。

これは仕込図。画像をクリックするか、こちらをクリックしていただくと別ページで詳細をご覧いただけます。台本を見ながら送出素材を取り込んだり、仕込み図を書いているうちにイベントの流れをしっかりと把握します。現場は最も重要ですが、それまでのイメージトレーニングをしっかり行うことで本番をスムーズに行うことが出来ます。

現場の話はこのくらいにしておいて、今回は前泊のおかげでスタッフ全員美味しい夕食を食べました。前泊の夜はホテルの近くにあった「福興禄飯店」(フクヨロクハンテン)
住所 〒651-0088 兵庫県神戸市中央区小野柄通6丁目1−5
最寄駅 三宮駅(神戸新交通ポートアイランド線)
電話 078-271-2898
リーズナブルな価格設定でラーメンは中華蕎麦系。

本番終了後は六甲道の[お好み焼き・鉄板焼き]の「あすか」です。
お薦めは4〜5人用の「まんぷくセット」この日はこれに「キムチ」と「ごはんとみそ汁」を追加しただけで5名が満腹になりました。次回は「特選サービスセット」に挑戦します。笹邊の中では六甲道の★★★★★にリストしました。

「あすか」の情報はこちらにもあります。
http://horoyoi.jp/detail_id_h136.html

■2009年01月22日(木)  ポケットの中にコンピューター
今年から使い出したスマートフォンのHT-01AというWindows携帯です。メーカーはHTCという聞きなれないメーカー。ホームページを見ると台湾が本社だそうです。
機能はiモードが割愛され、普通の携帯電話に装備されたお遊び機能も殆どありません。有るのはPCメール用のOUTKOOKとIE、OPERA、そしてオフィスがワード、エクセル、パワーポイント、そしてアドビのアクロバットリーダーなど。
HT−01Aはサイバーショットほどではありませんが、携帯電話らしく写真や動画の撮影機能は有しています。
 
小さいながらもキーボードを備え、メールの作成などに便利です。
メーカーの説明では以下の機能があります。
・メニューの選択
タブをタップしたまま左右にドラッグするか、タッチパネルを軽く左右になぞると、前後のタブに切り替わります。
・サーチ
お気に入りに登録した連絡先やフォト&ビデオ、ミュージックはフリップをめくる感覚でサーチできます。
・画面の回転
Operaブラウザや静止画の拡大表示時など、本体を左右に倒すと表示が自動的に回転します
・画面のスクロール
ブラウザやオフィスアプリケーションのドキュメント、静止画の拡大表示時など、1画面で表示しきれないときに画面上で指をスライドさせるだけでスクロールできます
・静止画の拡大・縮小
静止画の拡大表示したい部分を時計回りになぞると拡大表示(ズームイン)し、反時計回りになぞると、ズームアウト(縮小)します。
Webページではナビゲーションコントロールの操作で拡大/縮小できます。
・ミュージック&ムービー
Microsoft® Windows Media® Player Mobileやオーディオプレーヤーで、WMA、MP3、ACCなどの音楽を再生可能。また、動画(WMV、ASF、MP4、3GP、H.264など)の再生にも対応。4GBの内部ストレージでお気に入りの音楽や動画がたくさんあっても手軽に持ち歩けます。
・デジタルカメラ
オートフォーカス/4倍ズーム内蔵の320万画素デジタルカメラを搭載し、高画質の静止画や動画を撮影できます。
・天気情報
3D表示で、立体的なお天気アイコンを表示します
・GPS内蔵
などです。

充電やPCとの接続にはUSBを使用します。またFMラジオが内蔵され、USB端子はイヤーフォン端子にもなっています。

ブラウザはIEとOPERAがインストールされていて、出先からホームページの更新なども可能です。インターネットへの接続は最大7.2MbpsでYouTubeもストレス無く見ることが出来ます。接続料はBizホーダイの定額制を使用しています。
そういえば先日ソニーからサイバーショットにインターネットが付いたDSC-G3が発売されました。インターネットを見て、ブログやSNSへ写真や記事をアップするならWindows携帯よりも便利だと思います。


HT−01Aも今時の携帯らしく、動画と静止画の撮影機能は有しています。ただしレンズも口径は僅か数ミリしかありません。あくまで携帯写真ですから期待するほどのものでは無い・・・と思っていました。

ところがその考えを覆すほどの画質を備えていたので驚きました。写真は先日万博公園で行われた「20世紀少年-第2章-最後の希望」の完成披露イベントで「太陽の塔」が「ともだちの塔」に変身した時のものです。イベントには豊川悦司さんや常盤貴子さんも来られました。

もちろんサイバーショットと比較できるほどのものでは、ありませんがブログやホームページに掲載する写真であれば十分実用できると思います。また、取った写真をアウトルックの添付ファイルとしてメールで送ることも可能です。

Windows携帯で便利なのがActiveSyncを使ってPCのファイルと同期できることです。PCにインストールしたアウトルックの「連絡先」として電話帳や「スケジュール」も管理できます。(アウトルックエキスプレスでは不可)
まだ十分使いこなせてはいませんが、すでにHT−01A無しでは不便を感じるようになりました。「二台目の携帯はスマートフォン」という携帯電話会社の策略にもろにはまってしまったのだと思います。笹邊が今使っている携帯電話は結局会社名義のFOMA/MOVAのデュアルチャンネルと個人所有の新しいWindows携帯で電話番号は2つ。これまでAirH"で使っていたPHSは解約しました。

■2009年01月20日(火)  MDR-7506 メンテナンス
愛用してきたヘッドフォンのMDR−7506のイヤーパッドが加水分解してボロボロになってきて、表面のコーティングをガムテープで剥がしてみたところとてもいい感触になりました。「これで夏場も快適」と思いきや、ローが抜けてしまい全くモニターといえる音ではなくなってしまいました。サイドオープンエアタイプ?なんでしょうか。単にイヤーパッドと思っていたのですが、装着感だけではなく、音質にも重要な役割を担っているんですね。

スリスリした感触は最高だったんですけれど・・・・
早速ソニーサービスにイヤーパッドを発注しました。ヘッドフォンを購入した頃は国内販売が無かったのですが、現在は国内でも販売されていて多くの音響さんが7506を使われています。

パーツ番号は2−115−668−03です。MDR7506/MDR−CD700とも同じパッドを使用しています。1個単位ですから1台に2個必要になります。定価は税込み840円(1個)です。千里ビデオサービスでは現在7506を2台使用しているので4個必要です。電話で発注したところ翌日に日本橋のサービスステーションに届きました。パッドは中国で作っているんですね。


左が使い古したイヤーパッド。右が新品のイヤーパッド。

取替えはいたって簡単。外す時は端から引っ張るだけ。付けるときはパッドの縁がユニットの溝に綺麗に収まるように少し引っ張りながら嵌めていきます。注意点は左右同時に外さないようにすること。なぜなら新しいパッドを取り付ける作業中に露出したヘッドフォンのユニットを傷つけないためです。

MDR−7506の特徴である折りたたみ構造。音質も装着感もすぐれた7506ですが、一つ大きな欠点があります。それは左右のユニットから出ている細いケーブルがうっかりするとアーチとユニットの間にはさまってしまいます。折りたたみ構造のためにアーチとユニットが180度動かさなければならないためです。ある程度クリアランスがあり、挟まって切断することは無いと思いますが、毎回しまう時に気になります。

簡単な方法ですが、極薄のプラスチックテープでケーブルをアーチに固定しています。ビニールテープはベタベタになるので禁物です。簡単なのとですが、使い心地はとてもよくなります。出来ればアーチをケーブル処理用の溝かクリップが付いたものに改善してもらいたいと思います。
使い込んだヘッドフォンやインカムなど、イヤーパッドを交換するだけで簡単にメンテナンスが出来ます。買い換えるよりもずっとエコなメンテナンスの紹介でした。

■2009年01月19日(月)  神戸でのHD収録終了しました
昨日はかなり冷えました。中も外も本当に寒かったです。ただし現場は小学校の体育館で暖房はストーブ3つ。なによりも屋内での撮影ということがありがたいです。こんな季節に地震で家を失うなんて考えると、阪神淡路大震災、ほんとうに大変でした。食事の時の話題もやはり地震。あの時の話や、昨年の防災特番のロケの話などが話題になりました。

さて、今回は音楽関係の教育者用プログラムの撮影です。タイトな現場で全く写真を撮れなかったので、簡単な仕込図を紹介します。
収録はHDCAMが2台とHDVのパラ撮り。簡易スイッチングでタリーを送ります。音声はショットガンマイク2本のステレオと指導者2名にラジオマイクを付けています。ミキサーには4モノラル入力、6ステレオ入力、4ライン出力のSRP−V200Rを使用し、1台のHDW−750にPINマイクの音声を送り、もう1台のHDW−750とHVR−Z5Jにショットガンマイクのステレオ音声を送ります。ENGミキサーを2台使用する方法も使いますが、設置場所が広く、1台のミキサーで音声管理が完結できる点でSRP−V200Rを採用しました。
また、HDCAMは途中でテープチェンジを行うため、ローランドの4CHフィールドミキサーで全ての音声を48kHzでバックアップしています。
スタッフが撮った唯一の写真は「かごの屋住吉店」の窓際に鎮座する2台のHDW−750でした。カニ尽くしの「かごの屋御膳」は美味しかったです。
今週はこの後第32回日本眼科手術学会総会での中継があります。2カメ+V素材+PPTで、それまでに送出素材の取り込みなどを行います。
最近神戸での現場が多くなって来ました。神戸までは日祝日なら高速で約45分。大阪市内へ出るのとさほど変わらない時間ということで、もっと増やしていきていですね。

■2009年01月17日(土)  録画し損ねて、今日BSJ
昨年神戸ロケした消防庁による防災啓発テレビ番組
「徳光和夫の防災特番 あなたが守る!自分の命・自分たちの街」の放送日が信州ロケと重なって見ることが出来ず、バタバタとした出発だったので録画予約も出来ていませんでした。本来の放送日はテレビ東京系列6局1月12日だったのですが、実は今日BSJで15:55〜16:25の放送もありました。気が付いたのが放送5分前。滑り込みHDDにハイビジョンで録画出来ました。

この後も高知放送では1月25日(日)16:55〜17:25に放送があります。この震災特番はHDCAMで行いました。やっぱり綺麗ですね。
そして明日はまた同じ神戸の東灘でHDCAM撮影です。HDW−750が2台とHVR−Z5Jでの3カメです。内容は小学生のコーラス。ちょっと贅沢すぎるようですが、発表会ではなくVPの撮影です。以前デジタルベーカム3台でパラ撮りしたシリーズで、今回からはハイビジョン収録になりました。放送以外の分野でもどんどんハイビジョン化が進んでいます。

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