■2009年01月02日(金) 明けましておめでとうございます。 |
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 年頭挨拶を掲載いたしましたのでご覧ください。
さて、年末に撮影した宮内タカユキLIVEですが、今回はCFカードで記録しました。
事前に32GBのカードで問題なく記録できることは確認していましたが、 やはり本番を終えてPCにコピーするまでは不安です。 ソニーからは306倍速の高価なCFカード(とはいってもP2やSxSよりも安いです)が出ていますが、 メモリーレコーディングユニットHVR-MRC1Kの仕様では
133×2GB以上 容量は、1GBを10億バイトで計算した場合の数値です。 また管理用ファイルなどを含むため、 実際使用できる容量は若干減少する場合があります。 となっているため、もちろん133倍速の格安メモリーを購入してみました。 このトランセンドの32GB/CFカードは友人が何度も使用していて問題ないことも確認しています。 価格.comで最安値を調べて4枚オーダーすると翌日に到着しました。速い!
HVR-MRC1Kに装着したところ、フォーマットの必要も無くすんなり認識。事務所で録画再生、長時間録画の温度上昇などもチェックして問題の無いことを確認しました。 速いにこしたことはありませんが、80km/hの道路を走るのに200km/hの速度が出る車は要らないだろうという考え方です。 収録したデータをPCにコピーしてEDIUSで編集しましたがコマ落ちなどもなく快適です。何よりもキャプチャーではなく、コピーであるということが便利です。32MBの記録時間はHVR-MRC1Kのステータス表示では146分ですが実質はこれよりも長く撮れ実測すると148分9秒1フレームでした。ちなみにこの記録時間はDVCAMのテープ3本半、HDVテープの2本強に相当します。 133倍速のデータ転送速度はトランセンドの資料では21.5MB/秒(最大)となっていて、25MbpsのDVやHDVでは速度不足に思われそうですが、1byte=8bitでバイトとビットとなり、単位が異なります。DV圧縮フォーマットでの画像転送レートは3.6MB/秒となり、10MB/秒もあれば十分というわけです。 いずれにしてもややこしい話は抜きにして、この格安CFカードでも問題なく使用できました。 DV/HDVよりも上のフォーマットになると記録メディアのコストが急激に跳ね上がり、誰もが口を揃えて「メディアが安くなれば・・・・」と言われます。 千里ビデオサービスが半導体記録のフォーマットとしてHDV/DVCAMのHVR-Z5Jを選んだ理由がここにあります。HDV/DVCAMだからこそ出来たCFカード記録。 HDCAMのテープは40分で4,000円、DVCAMが40分で1,300円、HDVが63分で1,800円。何れもこの価格にVTRのヘッド磨耗によるメンテナンス費を加えなければなりません。 しかし16GB>70分=5,000円 32GB>148分=7,000円ということであればいずれはテープよりも導入コストが安くなりそうです。もちろん初期化すればテープと違ってドロップアウトの心配も無く再利用が可能です。
昨年千里ビデオサービスではENGミキサーやワイヤレスマイク、そしてストロボの電池を全てエネループと充電式エボルタに切り替えました。理由は「残量のある電池を廃棄して、毎回新しいアルカリ電池を購入することは大きな無駄」だからです。テープでも同様です。キャプチャー、編集が終わった素材テープをドロップアウトが怖いから新品を使うということがいかに勿体無いことか。 メインをメモリー記録にして、同時に回すバックアップのテープは再利用でもよいはずです。テープ代というのは製作費のなかではそれほど大きなものでは有りませんが、一つ一つの積み重ねが納得できる製作費を生み出す要素になることは確かです。 今年はこの超エコな収録方式で新しい企画を展開する予定です。どうぞ皆さん、ご期待ください。 | | |