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「千里ビデオが使用する撮影機材について」
※撮影現場を紹介しています※

豆カムHDを搭載した弊社オリジナルBoomCam特設ページもご覧下さい
弊社が普段使用するカメラは一般に放送用、業務用と呼ばれ、家庭用カメラとは性能及び信頼性、価格で格段の差があります。こういった機材から「仕事の内容や予算」を考慮し「その仕事に適した」機材を選択し実際の撮影に挑みます。以下に使用している機材とその特徴に付いて記載致しました。撮影を組まれる際の参考としていただければと思います。これらの機材費や人件費、照明費が撮影技術費として計算されています。
下には記載していませんが、CM用にSONY PMW-F3やPanasonic AG-AF105を用いた撮影も行います。またHD中継車(大型、小型)を使った野外中継や40倍望遠レンズ、防振レンズなどの特殊レンズやクレーン、ドリー等の特機、人工降雨、スノー、フォグもご用意いたします。

放送用、業務用と呼ばれるカメラ
DVCAM(業務用)
HDカム(放送用)
スタンドアローン(放送用)
DSR-570WS
DSR-570WS
HDW-730

HDW-750

HC-D45
Ikegami HC-D45 w DSR1
DVCAMフォーマットの完全一体型カムコーダーです。16:9ワイド画面に対応しています。下位機種のDSR-390に似ていますが、CCDが2/3吋のため放送用レンズを使用します。Vマウントバッテリーの場合は前荷重になるためBP-95仕様にしています。様々な現場で活躍します。また詳細な設定が必要なVPの撮影ではHDCAMと同じリモートRM-B150が使用できるDSR-450を使用します。DSR-450はCCDの画素が倍加されプログレッシブ24f/sにも対応します。
※類似機種に廉価版のDSR-400が発売されていますが、4:3専用機で機能が限定され、リモートにも対応していないのでVPには不向きです。
HDW-700Aと後継として出てきた750は1125iのHDCAMです。HDW-750はHDSDI出力やダウンコンバーターも内蔵しています。放送以外のイベント等でIT型CCDのローコストなHDW-730も使われるようになり、HDの高精細画像が大型スクリーンに映し出されます。またPanasonic Varicam AJ-HDC27Fも使用します。千里ビデオサービスでは自社機材としてHDW-750を保有しています。
HDCAMは上記の700シリーズとは別に、ヘッドの回転数を変更出来るキネコ対応のシネアルタHDW-F900も使用します。HDW-F900が必要な場合、千里ビデオサービスでは三和映材社のHDW-F900Rをレンタル使用で対応します。
SONY派の千里ビデオ唯一の池上通信機製カメラです。NHKもネオ中継車にこのスタイルの45を1台と、70倍レンズ付45を5台も搭載している程の高性能カメラです。弊社ではDVCAM一体型VTRのDSR1を標準仕様としていますが、BVV5を装着したβカム一体型としても運用しています。感度が高くローノイズで、マトリクス、スキンディティール等のパラメーターを細かく設定できるためVP/CMに最適です。J14-8.5を標準レンズにしていますが、高画質を求める場合はJ14-8を装着します。
この他に使用する池上製品としてVEさんが個人保有しているDVCAM一体型のHL-DV7を使用することもあります。
NTSCフィールドモニター
NTSCフィールドモニター
HDフィールドモニター

PVM-6041Q
PVM-6041Q
PVM-9044Q
BVM-9045QD
PVM-9045Q/9044Q

BVM-D9H5J
BVM-D9H1J/BVM-D9H5J
業界標準の6吋モニターです。後期導入機から16:9ワイド対応になりました。NP-1バッテリー1本で約30分動作します。ENGからEFPまで広く利用し、弊社では8台を保有しています。ENGではポータブレイス(ポータブレース)のケースに入れて使用します。 DC12Vで使用できるフィールドモニターBVM-9045QDとPVMシリーズの9045QD及び9044Q、9041Qを各1台保有しています。特に9045QDは画像評価用モニターとして使う定番の放送用フィールドモニターでSDI入力を備えています。VP撮影ではキャリアに載せ移動します。
BVM-D9H1JやH5Jはハイビジョン用のフィールドモニターです。HDW-700Aのコンポーネント信号やHDVのコンポーネント信号に対応しています。HDW-750を使う場合はHD-SDI対応のボードを入れたD9H1JやHD-SD対応の液晶モニターを使用します。D9H1Jは2台保有しています。
ENG三脚(放送用)
ENG三脚(放送用)
ENG三脚(放送用)

Vinten Vision 3
Vinten Vision 3

ビジョン10
Vinten Vision10

ビジョン11
Vinten Vision11
HVR-Z1Jに合わせて購入したVision 3は1kgから10kgまで1kg毎にカウンタースプリングが用意されています。弊社ではHVR-Z1J(センチュリーワイドコンバーター、クイックリリースプレート装着)でパーフェクトバランスが取れるように3kgのスプリングを装着しています。HDV三脚としてVision 3に勝るヘッドは無いと言っても過言ではないでしょう。Vision 11と同様目盛照明付きです。 カメラワークにおいて三脚の粘りは堅さではなく、速さを意味します。連続可変のドラッグ量調整は同じトルクでのパン速度の調整になり、連続可変のカウンターバランスは重量級一体型カメラにおいても完全バランスを実現します。Vision10の他Vision100も使用します。100からは目盛照明が付き、暗いシーンでの水平調整が容易になりました。 Vintenの製品。目盛&水準器照明とバランスのデジタル表示があります。Vision10よりも最小、最大荷重とも対応幅が広くなりました。
目盛照明部分

HVR-Z1J
HVR-Z1J
こちらで千里ビデオサービスで導入したHVR-Z1Jを紹介しています

ソニーから発売されたHDV方式のローコストハイビジョンカムコーダー

豆カムHDを搭載した弊社オリジナルBoomCam特設ページもご覧下さい

このほかHVR-Z5J、HMC-155、NEX-VG10なども保有し、様々な現場で使用しています


撮影に必要な放送用音声機器です
ENGワイヤレスマイク
防滴型マイク
インタビューマイク
RAMSA-B型ダイバシティー
B型ダイバシティー

SONY F-115

SONY F115

ECM-270とSM-63L
SONY ECM-270
SHURE SM-63L

RAMSAのダイバシティー型ワイヤレスマイクです。以前はSONY製にはシングルしかなく、SONYの放送用カメラにもラムサの取り付けネジ穴が付いていました。最近ではSONYからも優れたダイバシティー型も出ましたがやはりB型はラムサに軍配が上がります。
送受信一式で100万です。
C-38Bとならぶロングセラーのマイク。もう40年以上前からモデルチェンジせずに、いまなお作り続けられている名器の中の名器F115です。雨中での使用にも耐え、タッチノイズも少ないため放送用のハンドマイクとしても確固たる地位を築いています。少しいかついデザインも許せる高性能ぶりです。
インタビューにはやはり絵面の良さが求められます。テレビ映りのよさからSHURE SM-63L(ロングタイプ)やSONY ECM-270を使用します。
とくにSM-63Lはインタビューマイクの定番と呼ばれるだけあって、高音質、低タッチノイズ、見映と三拍子揃っています。
ショットガンマイク
ENG3CHフィールド用ミキサー
ENG3CHフィールド用ミキサー
ゼンハイザーMKH-416
Sennheiser MKH-416

SHURE FP31

SIGMA SS-302
ドイツの音響機器メーカーの大傑作。業界標準という言葉どおり、これが無ければ通用しない定番中の定番。ライコートのソフタイと、ジャマー、カゴを用意しています。他にはSONY C-74やECM-672などをガンマイクとして保有しています。ステレオ収録にはオリジナルのワンポイントステレオアームにECM-672×2本や他の鋭指向性マイクを取り付けています。*48Vファントム専用
千里ビデオサービスで最初に購入したENGミキサーですが、性能は大変安定しています。マイクやV-15等のカートリッジで有名なシュアーの製品だけあります。 出力はモノラル2系統です。シグマSS-302とともにENGでは大変使用頻度の高いミキサーです。実はShureのFPシリーズを日本のタムラが開発していることは以外と知られていません。
*AB/ファントム両対応
ENGミキサーの定番といえるシグマSS-302は業界の標準機です。使い勝手もよく、モノラルでの使い勝手は最高です。ステレオの場合はメーターをLR切り替えて使用します。FMトランスミッターを装備し、カメラマンのカードラジオへトークバックが可能です。(トークバックは収録音声には入りません)
*48Vファントム仕様
ENG4CHフィールド用ミキサー
EFPステレオ8CHミキサー
EFPステレオ4CHミキサー

SS-342
SIGMA SS-342
ソニーのEFPミキサー
ソニーMXP-29
Sony MXP-29
トランスのタムラの名器
TS-400S
TAMURA TS-4000S
SS-302の発展型でメーターが2個になり、ENGでの2CH収録に適しています。高機能にもかかわらず小型化を優先したために、操作部分が大変小さくセットアップに手間取ることが難点です。しかし小さな筐体に美しくレイアウトされたデザインはまさに男の道具といった感じです。
*AB/ファントム両対応
8入力の可搬型ミキサー卓として使用しているMXP-29はSKB製のポップアップケースに収め、EFPで活躍します。一般に編集室で使われますが、DC駆動、トークバックも可能で、フィールドプロダクションミキサーとしても優れています。各入力毎にファントム電源のON-OFFが可能です。
※ファントム電源とはマイクの端子間に電圧が見えない供給方式で幽霊電源と言う意味です。(Fantom Power)
映像さんよりも音声さんに高い評価を頂いているミキサーです。トランス搭載のバランス入力は本当の意味での平衡入力を実現し、長尺のケーブルなどでもローノイズ伝搬が可能です。またマイクの頭割りでもノイズが回ることは有りません。局のミニ中継車によく搭載されています。現在も2台が稼動しています。
*48Vファントム仕様