2006年04月11日(火)
バリカム 撮影技術
 バリカム 撮影技術でアクセスがあった。
 検索されたページは会社の日記「日々好日」のアーカイブだった。XMLには対応していないただのHTMLだがよく検索される。すでにバリカムでのハイビジョン撮影の現場はホームページのShootingにアップしているが、昨日一日で30ほどのページビューがあった。いかにハイビジョンに対する関心が高まっているかを示している。ちなみにHDV方式ハイビジョンカムコーダーを紹介したページは単独で991アクセスあった。そして今月10までのアクセスはすでに406アクセスになっている。おそらく月末には1200〜1300になるだろう。やはり世の中は確実にハイビジョン化してきているようだ。
 今日の番組でパソコンとテレビの融合をテーマにしていたが、さてどうだろう。私が考えるに、30〜40インチクラスの大型テレビはパソコンとはなじみにくいのではないかと思う。パーソナルコンピューターゆえにテレビもパーソナルであるべきだ。画面から40〜50cmの距離を置いて操作するパソコンと数メートルの距離を置く大型モニターでは同居は難しいだろう。先日息子が新しく購入した大型液晶テレビにパソコンを繋いだというので見せてもらいに行ったが、どうも違和感があった。ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスで一見快適に思えるが、画面との距離は気持ちが悪い。セミナーのパワーポイントを見ているわけではないから、やはり文字は近くで読みたい。モニターは手が届く距離に置きたいのだ。
 逆に私が使っている17インチのハイビジョンモニターのWOOOは1280×768の解像度でパソコンを表示でき、パソコン表示状態でもテレビをピクチャーインピクチャーで見ることが出来る。J:COMで見る地上波デジタルやBS、CATVのハイビジョンはPinP表示では6インチ程度の子画面として表示されるが、さすがにハイビジョンだけあって小さな文字まで高精細に見ることが出来る。SD放送の画質とは段違いだ。パソコンを使いながら子画面のテレビを楽しめるということも融合のスタイルである。もちろんパソコンを使わない場合はパーソナルテレビとしてSD〜HDまでを受信でき、その上D4端子でハイビジョンVTRのモニターになる。視聴距離はパソコンと同じ40〜50cmで視野角は60度ほどだ。ハイビジョンの場合は近づいてもボケていないから一人で楽しむには一応大迫力と言える。
 ではリビングに置く大型モニターはどうだろうか。家族で見るにはワイド40インチは最適なサイズだ。もしこのモニターにパソコンが組み込まれていたらはたして便利だろうか?みんなで見ていると時にメールが来たり、誰かがパソコンを使いたくなったり・・・
 大型テレビはまさにエンターテインメントテレビである。エンターテインメントにパーソナルは余分ではないだろうか。そして大型液晶やプラズマテレビは価格を考えると最低でも6年は使うことになる。しかしパソコンはどうだろう。第一線で使えるのはせいぜい2〜3年、長くても4年程度だ。ソニーやNEC他の家電メーカーのパソコンは四季の移り変わりに合わせて新モデルを発表し、処理速度も半年毎に高速化している。みなさんも経験されていると思うが、FMやCDは聞けるのにカセットが駄目になったCDラジカセ。DVDは調子が良いのに、VHSが壊れたコンパチビデオデッキ。やはり寿命の異なるものを融合させると短いものが足を引きずることになる。
 大型テレビはやはりテレビ受像機であるべきだと思う。しかしネットワークへの接続は出来る方が良い。双方向番組が今後増えることになるし、紅白のような視聴者参加は面白い。また災害時に備えインターネットと連動した情報表示なども必要だろう。そして気に入った画面をキャプチャーしたり、ハードディスクへの録画や、DVDへの書き出はオンボードで出来るとよいだろう。内臓一体型ならリモコンも一つで済む。あくまで大型テレビは家族のエンターテインメントであるべきだ。使いやすさが重要になる。
 余談だがJ:COMのSTBのブラウザボタンをご存知だろうか。J:COMデジタルしか繋いでいなくてもこのブラウザボタンでWEBを閲覧出来るようになっているのだ。しかし画面は640×480のため殆ど実用にならないが、確かにSTBにはケーブルモデムが繋がっていて、インターネットに接続できる。現在はJ:COMはペイパービューの課金やオンデマンド放送、ソフトウエアの自動アップデートに利用しているだけのようだが、今後新しいアプリケーションが追加されるのではと微かな期待を持っている。自動アップデートは一日数回アクセスがあり、モデムの電源が入った状態でSTBの電源を切っておけば深夜などに実行されるようになっている。念のために言っておくが、私はペイパービューは利用していない。
 「バリカム 撮影技術」からとんでもない方向へ進んでしまったが、総務省が進めるハイビジョンの一般化と大型ハイビジョンテレビの普及は加速度を得ながら進んでいると考えるこの頃である。

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| 映像制作・撮影技術 |
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