2006年08月20日(日)
録音 客席用 コンデンサーマイク
 「録音 客席用 コンデンサーマイク」である。ライブ収録では非常に重要なことだ。また、ライブに限らず、クラシックにおいてもホールトーンが重要になる。
 映像の無い録音のみの場合はクリアーさが重要で、オンマイクの音を中心に構成するが、映像が加わるライブ映像ではクリアーさ以上に臨場感を重要視しなければならない。つまり「見えているのみ聞こえない」は許されない。
 今日は久しぶりの休日を自宅で過ごしたが、J:COMのコミニティー放送で和歌山から「生中継・おどるんや〜第3回紀州よさこい祭り〜」と題して6時間半の生中継番組を放送していた。日本音響家協会会員として一言申し上げるなら「音に対するポリシーを感じられない」ということになる。激しく踊る人々の息づかいどころか、踊り手の鳴子の音など全く聞こえてこない。また観客の声援や拍手も聞こえないため、客席のリアクションは絵空事になってしまう。たまにMCが登場する時にMCマイクに回り込む拍手が少し聞こえるくらいである。ライブ中継で「見えているのに聞こえないと」言う状態には聞くに堪えないというよりも、見ていて強い苛立ちを覚える。
 おそらく今日の放送はPA用のラインのみを中継していたと思う。いま私たちを取り巻く映像メディアはハイビジョン等、日々高品位化し、音声も5.1chドルビーサラウンドなども一般化してきている。私は「音は映像を支える最大の要素である」と考える。音無くして映像は有り得ないのだ。ライブ収録(ライブに限らず全ての音を伴う映像)では音作りに対する明確な意思を打ち出す必要がある。


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| 音声・録音・音響 |
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