撮影技術会社のブログ@映像制作:大阪関西
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2006年09月10日(日)
dxc-レンズ
「
dxc-レンズ
」という検索。DXCとはソニーの業務用キャメラに付く品番で、放送用にはBVPやBVW、HDW等の品番が付く。業務用ではDXCのほかDSR、PDWなどの品番が使われる。
放送用と業務用とでは何処が違うかと言うと、耐久性、信頼性、画質ということになる。耐久性、信頼性と言う点で以前は使用部品のグレードなどが違い、明らかに放送用の部品は厳選されたものが使用されていた。しかし、最近のものではその差もなくなり、画質も大きな差を感じることが無くなった。
↑(DXC-637にJ20×8を装着)
ただしテレビキャメラは装着するレンズによって画質に大きい違いが出る。業務用のレンズ(キヤノンの場合はYJシリーズ)は放送用のJシリーズやHJシリーズと比べて確実に解像度が低い。レンズの違いが放送用キャメラと業務用キャメラの画質を決めているといっても過言ではあるまい。さらに使用部品の関係だろうか、ズームやフォーカスの動きにも明らかな差がある。
制作ものの撮影では業務用キャメラであっても放送用レンズを使用する。理由は解像度の高さと、ズームの粘りをカメラマンの好みに合わせてメーカーのSCで調整してもらえるからだ。YJシリーズの場合メーカはこういった対応をしていないらしい。調整部分が無いことと、手動ズームを使う人が少ないことによるものと思われる。
↑(写真はDXC-637にJ14×8.5を装着)
東京のキャメラマンには電動ズームを使用する人が多いが、関西では電気は恥とされる傾向がある。職人技としての手動ズームが今も要求されるのだ。私はそのことには拘らず、必要とあれば
オイルダンプズーマー
なども使うし、HDVのキャメラではA地点〜B地点でズーム、フォーカス、アイリスを設定し、自動で動くオートトランジションも使用する。しかしあくまで基本は手動だ。手動ズームが意のままに出来なければ一人前とは言えない。撮影現場でベテランの監督が台本に無いキャメラワークを要求することがある。「今のを超ゆっくりのスローズームで、フォーカスフォローね」である。おそらく編集では使わないカットだが、監督のご希望通りにテークを増やす。この時電気に切り替えてはいけない。要するに腕試しである。
2006年9月10日 |
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