2006年11月11日(土)
ZOOM DRIVE
 「ZOOM DRIVE」という検索だった。ヒットしていたページは技を支えるProToolとして、撮影に便利なToolを紹介しているページだ。
 そこで紹介しているZOOM DRIVEは正式にはFluid Zoom Driveという。Chrosziel GmbH製のもので、J15a-8やJ14a-8.5などに取り付けて使用する。シリコンオイルを使ったフルードドラグによってズームスピードをコントロールできる。ドラグ量はダイヤルの調整で無段階に行え、ズームレバーは長短2種類が付属している。
 これさえあれば監督からいくら超スローなズームワークを要求されてもワンテークでOKを取れるのである。レバーの停止位置を決め易いため超ハイスピードなズームでも同様だ。フィルムの世界ではかなり昔から普及していたが、ビデオではまだまだ普及していないのが現状だ。理由は色々考えられるが、一つは電動ズームの普及である。電動ズームもよいが、やはり職人技は手動ズームということになる。撮影技術の中でキャメラのパンやレンズのフォーカス、ズームはキャメラマンの技術が問われる部分で、キャメラマンそれぞれに拘る道具がある。
 こういう風に書くといかにも道具優先のようだが、キャメラマンにとって最も重要なことは何をどう撮るか、いかに映像表現するかであることを忘れてはならない。道具とはあくまでキャメラサポートに過ぎないのである。最近では自動機能が充実し、誰もが簡単にビデオ撮影が(それも非常に高画質で)出来るようになった。そのためか、5W1Hさえ知らないキャメラマンが居たりする。嘆かわしいことである。

2006年11月11日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 |
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