2007年04月03日(火)
AG-HPX555
 5月発売のAG-HPX555がやたら気になって、ナショナルに電話を入れた。昔ビデオシステム事業部で課長をされていた某氏が現在放送業務機器のトップに出世されている。電話を入れたところ丁度中国から戻って席に着いたばかりということ。
 相手の都合も考えず、あ〜や、こ〜やと色々と小一時間ほど話し、その後でAG-HPX555の担当者から直接話も聞け、気になっていたことが判明したが・・・・実はがっかりした。
 何ががっかりかといえば、リモート運用は出来るものの、CCU運用が出来ないこだ。リターンビデオも割愛し、タリーもレックタリーのみ。AG品番だから、グリーンタリーやリターン2は無くても当然だが、EFP運用に対応するならせめてCCUとプログラムタリー、プログラムリターンは残して欲しかった!中継キャメラマンにとって、タリーランプとリターンビデオは最重要な情報伝達器官である。自動車に例えると、バックミラーやウインカーのようなものと言える。ホームページのリターン&タリーのページを参照されるとわかり易いと思う。
 P2CAMに期待できることはVTRメカが無いことの堅牢性だと思う。ジュラケースに入れて貨物車の荷台にドンと置いて運ぶ場合、一番壊れやすいのがVTRであり、P2CAMは「半導体メディアに記録も出来るスタンドアローンキャメラ」=EFPに最適!という考えが無かったようだ。
 せっかく2/3吋なのに残念過ぎる。税別160万円というのは某氏の思い入れがあって決めたそうだが。「160万でここまで出来たのなら、170万でCCUとプログラムタリー、プログラムリターンに対応してくれた方がよほどシェアが広がるのに」と担当者に申し上げると、「上位機種が売れなくなります」らしい。たしかにそうだが、グリーンタリー、リターン2が付いていないから放送用とは競合しない。それよりも「下位機種が売れれば、上位機種も売れるはず」と私。オリンピックの公式キャメラになって売れるのは放送用ではなくて家庭用だけである。ナショナルにも「ブラウン管の向こう側で有名」な会社になってもらいたい。
 某氏が担当部下に替るときに電話の向こうで「私の古くからの友人で・・・」と聞こえた時は嬉しかった。しかしそれなら作る前に是非「友人に相談」していただきたい(笑)

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| 映像制作・撮影技術 |
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