2007年04月21日(土)
ハイビジョン中継車
 「ハイビジョン中継車」で私の会社のサイトが検索されていた。それもかなり上位だ。もちろんこんな立派な中継車は私の会社には無い。当然大手の技術会社にお借りしたものである。
 この仕事は大手レコード会社のパッケージDVDとオンエアの制作だが、なぜこの仕事を私の会社が受注できたのか、その理由は簡単だ。過去の舞台公演の収録実績である。つまり映像収録は機械が行うものではなく、人間が行うものであるということだ。カメラマンにしろ、スイッチャーにしろ、これまで経験してきたことが技術となり、能力となる。
 大手レコード会社→中堅制作会社→千里ビデオサービス→大手技術会社という流れになり、一見して最後の二つが逆転しているように見える。しかし、大手技術会社といえども、実際にキャメラを振るのは私の会社のキャメラマンと変わらない。それよりもキャメラマンの経験が重要になる。この日のキャメラマンのMやOもこれまでに100本以上の芝居を経験し、私もそれ以上の現場でスイッチングしてきたのである。
 こういうスタッフを支えてくれるのが大手技術会社のスタッフ(VE、VTR)ということになる。
 これが技術さんの仕事場である。ここにVEさんとVTRさんが専従し、機器の調整と収録の管理を行ってくれる。
 ここが私(スイッチャー)と音声さん、ディレクターの仕事場である。ここで4台のハイビジョンキャメラから送られてくるライブ映像をリアルタイムに切り替える。
 最後は本番中のVE卓。さながら潜水艦である。(実際には潜水艦など乗ったことも無いが、映画を見ての印象ではこんな感じではないだろうか)ソナーの音よろしく、私が叩くスイッチの音だけがカチッ、カチッと暗闇に響き渡る。
 「ハイビジョン中継車で上位ヒットしたおかげで又新たに中継の依頼が浮上してきた。我々スタッフは再び闇の中に潜行することになる。

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| 映像制作・撮影技術 |
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